松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇バラを見に行く(ヴェルニー公園)

2019-05-19 | 5.同行二人

 今が盛りだろうと思って、バラを見に行った。ドンピシャだった。

 ヴェルニーは、幕末のフランス人技術者で横須賀造船所をつくり、その後の日本海軍の本拠地である横須賀の発展に寄与した人物である。そのヴェルニーにちなんだフランス式庭園が、ヴェルニー公園で、今はバラが真っ盛りである。

 春と秋、バラを見に来るが、意外とタイミングが悪く、今回のように、これから盛りというときに、来ることは意外と難しい。

 バラもよかったが、興味を持ったのが、ヴェルニー公園のレストランに、男の人たちが長蛇の列をつくり、あるいは、おっさんたちが、セーラー服を着た金髪の人形を向こうに軍艦が見えるデッキにならべて、写真を撮っている姿である。

 学生に聞いてみると、人形は、ハイスクールフリートのキャラクターのようで、よくわからないが、金髪の女子学生たちが、海上保安の船に乗る話で、軍艦がたくさん出てくる話らしい。横須賀軍港が聖地のようで、そのイベントで集まったようだ。

 ベンチに腰を掛けて、お昼を食べていたら、隣に座ったおじさんたちが、大事そうに、このセーラー服人形を取り出し、髪をとかし始めたのには少し驚いたが、人生いろいろ、あっていいと思う。

 市長さんが変わって、市長さんは、もともと芸能プロダクションを経営していたこともあって(上地雄輔のお父さん)、横須賀は、テレビに取り上げられることが増え、こうしたアニメなどのイベント、スタンプラリーもたくさんある。音楽もたくさんやっている。

 そういえば、地元の県立大学駅も、一時、北斗の拳立大学駅に改名されていた。

 横須賀のように、よく言えば多様性があり、要するに何でもありのまちは、賑やかで、人が集まるものなら、面白ければよいのだろう。実際、土日は、観光客が溢れ、お店に行列ができている。

 こうしたまちづくりは、私には,とてもできないことで、この年になって、大いに勉強になっている。

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