松下啓一 自治・政策・まちづくり

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▽感謝・松下ゼミ解散フォーラム(相模女子大学)

2018-03-12 | ゼミや大学のようすなど


 多くの方のご協力で、松下ゼミらしい、楽しい、手作り感満載の解散フォーラムとなりました。ありがとうございました。

 第一部の最終講義は、テーマを「信託論を越えて」としました。信託論は、きれいな理論ですが、地方自治の場合、信託と同時に、協力と助け合いという、もうひとつの価値で動いているというのが、私の問題意識(体験)です。そこから、地域活動や学生のまちづくり活動に取り組みスタンスが決まってきます。地域組織や学生が、その力を存分に発揮するにはどうしたらよいかが、研究や実践の基軸になります.

 信託論で考えると、地域活動や学生のまちづくりも、個人の趣味にとどまってしまいます。その公共的意義や、これら活動を後押しする活動の大義も出てきません。地域連携も同じです。

 サガジョ10年間では、地域や若者、そしてサガジョの学生が、存分に力を発揮するための理論や仕組みづくりの実践を行いました。後半は、区民会議や若プロの取り組み、そして焼津市を中心とするサガジョの学生の活動を紹介しました。

 第二部は、年代別の小グループを作り、私にまつわるエピソードなどを語り合うという企画です。要するに私をほめようという企画です。最後に、各グループを回り、インタビューをしながら、より話を深め、問題の本質を明らかにするという、あちこちのまちづくり集会などで、いつもやるインタビューです。しかし、今回は、テーマがテーマなので、今ひとつ、力が出なかったように思います。

 

  

 第三部は、お茶を飲みながらの懇親で、旧交を温める場とあなりました。

 最後に、ハプニングがあって、焼津市で自治基本条例を作ったメンバーで結成した、自治基本条例ズが、懐かしのバージョン『自治基本条例始めました』のフルバージョンのビデオレターが上映されました。そこの1番で、自治基本条例を作れて言われて、「松下教授を訪ね、今井さん紹介されて」というフレーズがあります。自治基本条例の市民会議の休憩時間に演奏しました。市民と行政が、楽しく、まちづくりを実践する、という具体例です。

 私からのプレゼントコーナーもあって、サイン入り本を差し上げました。

 いつも会う人、懐かしい人、遠方から駆けつけてくれた人、楽しい、思い出に残る最終講義+世代間交流フォーラムとなりました。

 

 

 

 特に、このフォーラムを企画、運営してくれた準ゼミ生には、大変感謝しています。単位にも何にもなりませんが、一緒にやろうと始めてくれました。特に印象的だったのは、準備段階から、当日も、ともかく楽しそうにやっていることです。楽しくやれば、これが一番の成長の糧です。

 書きたいことはたくさんあるけれど、ともかく感謝いっぱいです。

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