OPALな日々

”Old Person's Active Life”をモットーとするOld Womanのフォトを交えたエッセイです。

バンデラスと憂鬱な珈琲

2009-11-29 23:43:22 | 観劇あれこれ
何も言うことはない。「楽しかった、面白かった」それが感想の全てだ

芸達者が集まって、それぞれいろいろなキャラクターにあっという間に変身する。

そんな舞台だった バンデラスと憂鬱な珈琲。SKIPをクリックすると詳細がみられる。

でも今日、29日(日)が千秋楽である。

私は27日の公演を見に行ったのだが、立見が大勢いた。

席はなんと前から2列目。俳優さんが本当に目の前

主演の堤真一さんは初主演のテレビドラマの時から大いに気になる俳優さんで、私も昔、ベニサンピットなどと言う、倉庫を改造した小劇場にも観に行っていた。

すっかり、大人の味のある単なる二枚目ではないいい俳優さんに育って、最近の「ヴィヨンの妻」での嫌ったらしい弁護士なんて、本当に身勝手なインテリをビッタシ演じていた。

窓のコマーシャルでの何となく「情けな~い夫」。これもとても味があって私の中で好感度ますますアップ。

堤氏のみならず、どの役者さんもレベルが高く、やっぱり生の舞台を観るとテンションが上がり、心の中の何処かが膨らんでくる。

やっぱ生よね、プッ!!(古すぎ

星の大地に降る涙

2009-07-05 23:13:36 | 観劇あれこれ
6月の29日から7月の3日まで旅に出てました。

毎日一万五千歩以上、歩いて歩いての旅でした

歴史によく出てきた地名があちこちにあり、歴史好きな私にはもっと沢山の時間が欲しかった旅でした。


でも湖西の旅日記を書く前に、その旅を中断して一人帰京して観た「星の大地に降る涙」の報告を。

紹介の記事をペタリ!

http://engekilife.com/play/9667



若いイケメンを見よう、などとちょっと不純な動機でしたが、岸谷吾朗さん、寺脇康文さん、笑わせて頂きました。

いい歳の大人二人、素で悪ふざけという感じなのですが、つい笑ってしまう場面が沢山で、旅の疲れでウトウトしたらどうしようという心配は吹っ飛びました。

普段から仲良しの二人は、寄ると触ると何かしなければ気が済まない感じで犬ころのように楽しそう。

ストーリーそのものは、かなり重いテーマで平和に暮らしていた太陽の笑顔をもつ種族を、暴力によって征服する和人。暴力に依らない共存を望む被征服者。

北海道で平和に暮らしていたアイヌ民族(でしょ?)を思わせる征服される人々。

そして新国家建設などと自分勝手に乗り込んで殺戮を繰り返すとんでもない暴力的な和人

そんな過去の記憶を失って、太陽の笑顔を持つ人々に救われる和人の若者を演じる三浦春馬君は若干19歳。

色白なちょっと女性的な綺麗な顔をしているので、もう少しへなへなしているかと思いきや、トンボは切る、殺陣はこなす、踊りも踊る。

う~ん、お主やるな。歌い出したら声もよく透る。もう少し喉の訓練ができればもっと安定感もでるだろうな。

セリフも明瞭だし、一生懸命だし~。いいな~春馬クン、勝手に私設応援団になる私


            




和人を救うことは許されなかったのを救った、木村佳乃さん演ずる平和の象徴的女性と共に生きようとする春馬君が手を取り合って歌う、共存できる未来に望みを持たせた終幕に拍手喝采

大盛り上がりのカーテンコールでした

楽しかった旅を切り上げて観た甲斐がありました。

しかし、あれだけ劇中でふざけながら、感動の終幕へ持って行くなんて、やっぱり小父さま二人大したものです