OPALな日々

”Old Person's Active Life”をモットーとするOld Womanのフォトを交えたエッセイです。

楽しうてやがて悲しき宝籤

2012-08-11 22:46:09 | そうなんだ
先日、茨城の酒列磯前神社に行ったとき、境内に宝籤で5億円当たった人が寄進した亀の像があった。


その亀の頭はピカピカ光っていた。

神社に詣でてから、その亀の頭をなでて祈ると宝籤に当たると書いてあった。

へえ~、当たった人はいるのかな~

見ていると頭を撫でて手を合わせる人が次々とやってくる。

熱心に祈っていたおばさんが私を振り返って

おばさん「何度も祈ってるけど、当たらないわねぇー」

私「こんなにたくさんの人に祈られちゃ、全員て訳にもいかないでしょうしねぇ」

おばさん「それはそうだ、アハハハハ」


「もし5億円当たったら、私、う~ん、何しようかな」当たらない話をしていたのに、突然気になりだす。

そうだ、松本へ旅行した時、お土産屋さんの店員さんに進められて応募したら当選してお味噌が送られてきた。

もしかしたら、宝籤も当たるかも…。ここで亀さんに巡り合ったののなんぞのご縁かも。


すっかり罰当たりな魂胆になって神社に詣でて、亀さんの頭をクリクリ。

東京に戻ってから宝籤を購入する。けちん坊で10枚だけ、それもいちいち見るのが面倒だという不精さで連番にした。


すっかり当たる気分でいたが、数日すると買ったことも忘れていた。

友人とお茶しているときに宝籤の話になった。

そういえば…

調べたら、かすりもせず


買わなければ当たらない、買っても当たらない、亀さんに祈っても当たらない。なあ~んだ、宝籤

でも当たる人もいるのよね

整理しよう「日々のあれこれ」

2010-12-17 22:32:59 | そうなんだ
このブログは、大概が日々の由無し事を書き散らしているから、カテゴリーとしては、殆どが「日々のあれこれ」にはいってしまう。

気が付くと何でも「日々の…」で何が何だかわからなくなってきた。

少し考えよう…。とは思ったが、ちょっと振り返っても内容がバラバラで、細かくすれば妙に細かくなるし、大雑把に考えると今のままだしな~。思案中である。

元々テーマを絞っておけばいいのかもしれないが、なにせ、主目的がボケ防止ブログだから、きっちりテーマは自分のブログに沿わない…ような気がする。

いっそ「花」「空」「山」「人」「動物」とかは?

こんなところにも整理下手がはっきりと出てくるなんて、トホホでありますな~。


         

         花


         

         空


         

         山


         

         人


         

         動物


おっと、忘れちゃいけない

         

         美味しいもの


         

         川もある。


サッパリするかも。山、河って忠臣蔵みたい

繊細な和の心

2010-10-30 23:14:27 | そうなんだ
京都を巡るテレビ番組の中で、出演者の一人がいつも行くという和菓子屋さんでの話。

和菓子は季節に敏感で、春、夏、秋、冬、四季折々の花とか風物を映しているところが私も好きなので興味深く聴いていた。

        


時期的に紅葉が話題の中心になったが、画面に出てきた和菓子はありきたりの赤く色づいた楓ではなかった。

紅葉する前の緑に黄色が差してきた、まさに今を写していた。

御主人が「毎朝、楓の葉を見てその日の姿を和菓子にしている」と話されていた。う~ん、なるほど。

紅葉だから赤い葉っぱではなく、移ろい行く今をとらえているなんて、なんてデリケートなんだろう。これぞ日本的繊細さだ。

そのあと黒塗りの四角い板に、様々な姿の紅葉の干菓子を盆景、といったらよいのか、いい景色に飾って持ってきた。

とても美しかった。一度、作り手の感性を通って作られた紅葉はより美しく見えたのかもしれない。


その後、何故日本庭園に紅葉(楓)を植えることが多いのかと造園家の説明も出てきた。

庭木で一番位の高いのは松。ただ松の木は固い感じがするので楓を植えて柔らかさを出す。

かえでは漢字で書くと、「木偏に風」。風を受けると葉が大きく動いて風の通り道を見せて動きが出る。

そして、木が影を造って日差しから苔を守る。落ち葉になってまた苔をおおって守る。とか…。

        


気付かなかったことや知らなかったことが物凄くあるのが分かる。人の話を聴くのは面白くて大好き。

それにしても、世の中知らないことだらけ。生きている内に百億分の0.0001くらいは知ることができるのだろうか??

最近の家電

2010-10-23 23:02:34 | そうなんだ
近頃の家電は大変な進歩で、いろいろな過程を経て時間も手間もかかったパン作りも、材料を入れれば混ぜて捏ねて発酵させて焼きあげてしまうそうな。

自分の子供が小さかった頃には、パン生地を作っておいて、遊びとして友達と一緒に成型をさせたりした

必ずといっていいくらい、男の子はウ○チ、自動車、ロボット。女の子は花と人形。ケラケラ笑い転げながらで可愛かった

たいして美味しくはなかったが、みんなで楽しく遊べたけどそんな話はずい分昔の話で、今は自動で最後まで手を加えなくても美味しいパンが出来あがるらしい。

我が家で最近購入した家電もウオーターオーブンとかで、蒸気で焼くなんて何だかよく分からない代物である。

簡単にスチームも使えるオーブンだと思っていて、鶏の酒蒸しを作ろうとしたらえらく時間がかかった。

良く説明書を読んだら、今までのレンジとはかなり使い勝手が違うようだ。

仕方がないので初級編のメニュー通りに材料をそろえて試してみた。

本当に、一挙にトースト、目玉焼き、アスパラのベーコン巻きができた

        

熱心に勧めてくれた若い男性の店員さんが「これさえあれば何でもできる」といっていたが、ほんとだ。

まあ、自分的には本を広げて確かめながら作るより、勝手にパタパタやった方が早いけどね。

そんなことを言ってたらいつまでも使いこなせない。順番に試してみようっと


黒いすずめ

2010-01-26 23:59:27 | そうなんだ
大阪の天保山に黒い雀が現れたそうだ。

テレビ画面では、カラスのようにまっ黒な雀とややさめた黒色の雀が仲良く木の枝に止まっていた。

膨らんだ雀が愛らしい。

学者さんの話では黒い色素が強く出た結果で、他にもいるかもしれないそうだ。

天保山には3羽くらいいるらしい。

雀は人の近くに暮らす鳥。環境悪化の東京で一番多く見られる鳥である。カラスとどっちかな~。

小さくてすばしこくて人に馴れない。

まだ私が親元にいる頃に弱った小雀を拾ったことがある。

羽を痛めていたのか、バタバタと植え込みの中で羽ばたくが飛びあがれなかった。

家に連れ帰りパン屑や牛乳を与えてみた。

小さいけど気が強く懐こうとしなかった。

近づくと狭い鳥かごの中でバタバタと暴れた。

小鳥は文鳥や十姉妹を飼ったことがあり、本当は雀も手元に置きたかったが、母に「慣れないものを無理に引きとめてもね~。」といわれたし、また羽を痛めそうなので飼うのは諦めて上野の山に放すことに決めたが残念だった。

その後、雀を飼っている人の話を時折聞く。

どうやって仲良しになったのだろう、と羨ましく思った。

母も私も動物と仲良くなるのは得意だったのに


黒い雀の話を取り上げた番組の中で、女性アナが

「その雀は自分がみんなと違うとは思ってないのでしょうね。自分の姿は見えないのだから」と言った。

うん、面白い。人間も自分の姿を見ることが出来ない。鏡に映った姿ではない本当の自分は見られない。

自分のことが一番見えないし、わからないのかも知れない。そうなんだ~