ホリエモンが世間を騒がせています。
彼がマスコミに登場したとき、何を職業としている人かわかりませんでした。
IT関連企業というだけでなんとなく今風のイメージだけが先行し、
それだけで何やらわかった風な勘違いを起こさせます。
特に私のようにITに疎い人には理解しがたいものです。
しかし彼がTV局を買収しようとしたとき、マネーゲームの世界だと言うことがわかり始めました。
所詮私には関係のない世界です。
サラリーマンや中小業者がまじめに汗水流してコツコツ働いて
一生かかっても手にすることの出来ないお金が一瞬のうちに彼らの懐に入ります。
お金はお金を産み、お金はお金のあるところにどんどん集まってきます。
「金が人生の全てではないがあれば便利、ないと不便です。べんりのほうがいいな」
これは相田みつおさんの言葉です。
人の正直な気持ちが上手く表現されています。
本当にあれば便利です。
何でも買えるし、どこへでもいけるし、好きなことが出来ます。
でも人の気持ちまでは買えません。
ホリエモンは「人の心も金で買える。」と言ったそうですが
そうなったらそれは人間ではないし、そんな人間社会なら怖いです。
お金はほどほどにあるのが一番。
お金があるがために見えないものがたくさんあります
何でもお金で解決してしまおうとします。人の心も、そして命も。
金持ち父さん貧乏父さんと言う本を思い出しました。
公務員の貧乏父さんと商売人の金持ち父さん。
金持ち父さんは公務員の貧乏父さんを小ばかにし、お金にお金を産ませることが賢くて金持ちになる方法だと子どもに教えます。
金持ちになることがまるで良い生き方のようです。
お金をいかにして沢山儲けて自分のものにするかが良い生き方でしょうか?
お金を何に使うか、それによって金持ち父さん、貧乏父さん、と言われるならば納得もします。
お金に人は翻弄されます。儲かる得すると言う言葉にはめっぽう弱い。
誰だってお金がほしい、いい生活がしたい。
でもこの欲望はとどまることを知らない。
「もうこれ以上お金はいりません。」と言うときがくるのでしょうか
仏陀はお城の中で何不自由ない暮らしをしていました。
一歩門の外で病人や、飢えた人、老人、死人を見てショックを受けます
ただ北門から出たとき、
托鉢のおわんを持った気高い出家者を見、自分も気高い人を目指して出家をするという「四門出遊」という有名な話があります。
当然このお話は少しオーバーかもしれません。
しかし、私も精神的に気高い人にやはり惹かれます。