LiC通信

本の紹介を中心に、その時期に感じたこと思ったことを書いています。

前世と生まれ変わりの超真相

2006年03月29日 | 不思議な世界

只今夕方の5時前。

雲の合間から日が差し始めた。

それまでは、「今日はいったい何がつ?」と思わせるような天気。

荒れ狂ったように強い風と雨。

自然がまるで私たち人間に何か訴えかけているように。

今日より昨日の丁度今頃の時間はもっとひどかった。

天気予報では「雨」ということだったが、ぱらぱらと狐の嫁入り程度の降り方だった。

所が夕方から一転して、今までの晴れ間が嘘のように、

曇り始めたと思った瞬間から氷が降り始めた。

そのすさまじさはすごかった。

風に吹かれて叩きつけられる氷は今にも窓ガラスを叩き割らんばかり。

雷もなり始め、それこそ天変地異がおきそうな感じだった。

30分ほど吹き荒れた嵐は、あたり一面を氷で真っ白に埋め尽くした。

雷も近くに落ちたらしく、しばらく停電。

文明社会に暮らす私たち、電気が止まっただけで何も出来なくなった。

もしも近じか、これより大きな、天変地異が来るとしたらあなたはどうしますか?

そしてそれによって生き残れる人と生き残れない人とに別れるとしたらあなたはどちらを選びますか?

現世が仮の世で、特殊な霊界だったらどう思いますか?

私自身「何のために生きているんだろう」という疑問からこの本を読むことが始まったわけではない。

人生は本当に何が起こるかわからない、不思議でいっぱい。

其の起きることを正面から受け止めてただ一生懸命、其のとき其のときを生きてきたつもりだ。

其の過程で、不思議なことが幾度となく起きた。

この不思議なことはなんなのか?

何のために起きているのか?

好奇心からこの種の本を読む機会がたびたびあった。

そして今わかることは、

この世に意味のないことなどない、起こらない、

起きること全てに意味があるということ。

今まで興味のなかった人も一度読んでみてください。

十万年に一度という、千載一遇のチャンスに遭遇することが出来るかもしれない。

未来は「ほら直ぐそこに来ています。」

前世と生まれ変わりの超真相 …この世は特殊な霊界である…


肌整形 7年前の肌に

2006年03月21日 | 実用書

[かずきメイク]といえば知らない人はいないでしょう。

 赤ら顔で人前に出るのも恥ずかしかった自分。

 何とか人前に堂々と出られる方法はないものかとこのメイクを開発した。

 赤ら顔以外にも、あざのある人など、

 第一印象としての顔で悩んでいる人は意外に多いようです。

 他人からみてそんなに気にすることないのにと思う反面、

 もしも自分だったらやっぱり何とかしたいと思う気持ちもわかります。

 その悩みをメイクでカバーする、それがかずきメイクです。

 メイク前、メイク後を見比べると確かに違います。

 マジックのようです。

 かずきメイクでは10年若く見せれるそうです。

 もちろんメイク以前に、リンパの流れをマッサージすることによって

 皮膚の状態を整えるのも大切だそうです。

 最近「7年前の顔になる」というふれ込みの本が出ました。

 この方もご自身が年より10年老けて見られることから、研究されたそうです。

12年かかって「顔筋」をマッサージを開発。

 顔筋を動かすことにより、加齢と共に下垂してきた肌を持ち上げるリフトアップ、

 それを繰り返すうちに筋肉が覚えるそうです。

 確かにご本人は年齢よりきれいで若く見えました。

 芸能人の多くも撮影の前にはよくこの方法を使われるそうです。

一番きれいに見えるのは、このマッサージをして5時間後。

やはりこれにもリンパの流れをきれいに流すことが大切です。

 かずきメイクはメイク商品をいろいろそろえなくていけませんし、

メイクの方法もなかなか思うようにいきません。

 しかし、この顔筋マッサージは意外と簡単で、1回3分というのも手軽です。

 本にはDVD も付いています。

 結構力を入れてマッサージするのですが、

 マッサージ後何となく顔が軽くなっていい感じです。

 私の悩みはもちろん加齢による下垂、それとおでこに出来た3本の深いしわです。

自分では、少しましかな?

と思うのですが 回りの人はダレも気づいてくれませんが・・・・。

 所詮自己満足の世界でしょうか。

 しばらく続けてトライ!

 誰か私を見て「あれ?」と思ったら遠慮なくお声をかけてください。

 7年前の顔になる田中宥久子の「肌整形」メイク [DVD付]


生協の白石さん

2006年03月18日 | 実用書

こんな会話が楽しめたら、と思わず思ってしまいます。

東京農工大学生協の職員として働いている白石さん。

彼が学生さんのいろいろな要望に対して、ユーモアたっぷりにこたえています。

それが一冊の本になりました。

なんともいえない雰囲気が彼の回答から得られます。

殺伐とした世の中に、こんなにあたたかい気持ちの人がいるというだけで満足です。

読むだけで、心が和み思わず微笑んでしまいます。

今、学生の間で、こんなあたたかい人のいるゆったりした職場で働きたいと、

就職希望が3割ほど増えているそうです。

一例を紹介しましょう。

「愛はうってないのですか?」

「どうやら、愛は非売品のようです。もし、どこかで販売していたとしたら、

それは何かの罠かと思われます。」

とても私には思いつかないお答えです。

何だかこの方とお会いしておしゃべりしたくなりました。

きっと、優しくて怒ることなどないような方なのでしょうね。

生協の白石さん


愛と死をみつめて

2006年03月13日 | ノンフィクション

「愛と死を見つめて」私も20歳のころ読みました。

そして吉永小百合さんと浜田光男さんの映画を見て感動した記憶があります。

高校生の大島みちこさんと大学生の河野実さんの3年間に渡る文通が一冊の本になりました。

骨肉腫と戦い、懸命に生きるミコの姿。

それを支えるマコ。

3年間で交わした文通は386通に及びました。

しかし、病魔には勝てませんでした。

残された人々に、愛のすばらしさ人の優しさ、

そしてさまざまな感動を残して21歳という若い命が閉じました。

暑い夏マコの誕生日の前日です。

 

私の夫もこれと同じような経験をしています。

夫が大学受験に失敗して予備校生としての生活を送っているときのことです。

偶然ですが、大島さんという女性に出会います。

彼女は骨肉腫という癌に侵され片足切断を余儀なくされます。

それでも明るく頑張り屋の彼女は回りの励ましを受けて見事大学に合格します。

みんなそれぞれ受かった大学は違いますが、

一緒に勉強した仲間としてたびたび交流があったそうです。

初めはグループとしての付き合いが、やがて夫との恋に発展したようです。

彼女も病魔と闘いながら懸命に生きようとしましたが短い命を閉じました。

あれも暑い夏のことでした。

夫は悲しさのあまり随分荒れていたのを思い出します。

彼女のご両親はもっと悲しかったことでしょう。

皮肉にも、彼女のお父さんは医者だったのです。

医者である自分が、目の前の娘の病気を治してやれない、助けてやれない。

この辛さ苦しさは察するに余りあります。

 

夫もこの経験を通じて一時は医者になりたいと思ったこともあったそうです。

私たちが付き合いだしてしばらくして、

私が原因不明の病で下半身不随になったことがあります。

夫にもこのときは辛い思いをさせたと思います。

しばらくして骨肉腫の疑いがかけられましたが、これは誤診とわかりました。

私たちが結婚を意識しだしたころ、夫が大島さんとのことを話してくれたのです。

話を聞いて、私はこの優しい人に出会えて、本当に幸せだと思いました。

 

命とは?愛とは?優しさとは?信じるということとは?

さまざまな思いを投げかけてくれる作品です。

本がリバイバルされたくさんの若い方に読んでもらえることが

今の時代にはとてもうれしいことです。

愛と死をみつめて ポケット版


ちょっと一息パート4 もやしの手抜き料理

2006年03月10日 | 料理

鶯が鳴き、

桜の花がもう咲きそうなのに、

時々あられのような雨が降ります。

東大寺のお水取りが始まります。

これが過ぎると春が始まります。

 

 

とっても簡単手抜き料理の紹介です。

料理というほどのものではなく、3分で出来ます。

何かもう一品というときに安くて手軽でおいしいです。

お酒のあてにもよいかもしれません。

もやしをさっとゆでて、しゃきしゃき感を残したまま水に放ちます。

水気を切って器に盛り、

あまっている餃子のたれをかければ出来上がりです。

さっぱりとおいしいです。

好みでラー油か、七味をかけると尚おいしいです。

餃子のたれの変わりにポン酢、ゴマダレもお好みでどうぞ。


アンジュール 言葉のない絵本 ガブリエル・バンサン

2006年03月09日 | 絵本・児童書

横長の真っ白い表紙の真ん中に、

寂しそうに後ろを振り返りながら

とぼとぼ歩いているところを呼び止められて

振り向いたような犬の姿が印象的な表紙の本をご覧になったことがあるでしょうか?

カラフルな絵本に混じってひときわ目立つその本の名前は

「アンジュール」文字のない絵だけの本です。

作者はガブリエル・バンサン 

本名はモニック・マルタン、ベルギーの画家で絵本作家です。

先日この本の編集長のお話を聞く機会がありました。

「子どものころを思い出しました。

子犬を拾って帰っては親に怒られ、捨てに行くのですがまた直ぐ戻ってしまう。

また叱られて、今度は遠くまで捨てに行くようにいわれる。

その時の捨てた犬の姿とダブってしまってすごい衝撃をこの本から受けた。」

そしてこれは絶対に本にしたい。自分が受けた感動をたくさんの人に伝えたい。

そうして出来た一冊だそうです。

 私もこの本を見てその犬の表情に目頭が熱くなってきました。

 

何もしゃべらなくても目を見つめていれば相手の気持ちが伝わるときがあります。

俗に言う「目は口ほどにものを言い」です。

 

この本を見たとき本当に文字は要らないと思いました。

ガブリエルのデッサン力のすごさ。

車から捨てられた犬が、その車を追い求めて放浪する姿。

寂しそうで、自信なさげで・・・・

卓越したデッサン力が魅力の感動の絵本です。

アンジュール―ある犬の物語


脳内汚染

2006年03月06日 | ルポ

息子11歳。小学5年生。

見た目はおぼこくまだまだかわいい。

最近なにやら会話を聞いていると

「早く住宅ローンを払わなくちゃ」とか「今日も稼ぐぞー」

これ何の会話かわかります?

近頃はやっている「動物の森」というゲームでの話です。

自分で家を建て、魚釣りや昆虫採集したものを売って生活をします。

何だか現実的なゲームです。ついついせがまれて与えてしまったゲーム。

それがいつの間にか大切な息子の脳に悪影響を与えているとしたら。

ゲームというと指先を器用に使い瞬発力がないとついていけません。

きっと脳にはいい働きがあると思っていませんか?

実は逆のようです。

指先をあんなにすばやく動かして、さぞ脳もフル回転していると思いますが、

その時ほとんど脳が動いていないのが現実です。

戦いもののゲームになると簡単に人を殺して、またリセットして生き返らせる。

低学年ではまだ現実と空想を完全に区別できる能力を身につけていない。

そんな時期にこんなゲームばかりしていると、どうなるでしょうか?

事の善悪の判断が出来ないだけではなく、非常にせつな的な人間になります。

ゲームだけではありません、幼児期からのテレビ、ビデオ漬け。

主婦のワイドショー漬け。若者のネット漬け。メディアの怖さ。

全て人間の脳に影響を与えています。

近年多発する凶悪な少年犯罪やいじめ、

不登校、引きこもりなどがこれらと実は深い関係にありそうです。

お酒や麻薬におぼれるように、

人はもっと強い刺激を求めどんどんエスカレートしていきます。

またゲームだけでなく最近のニュースの報道の仕方にも

「そこまで知らせなくてもいいんじゃないの」と思うことが多々あります。

報道番組も視聴率を上げるためにどんどんエスカレートしていきます。

そんな中で人々は普通に暮らしています。

それが普通になってきています。

でもこのままでいいのでしょうか?

森林浴や、癒しがブームなのはなぜでしょうか?

商業ベースのためだけの商品開発これでいいのでしょうか?

 

「努力なしに自分を紛らわせるものに、何気なく頼ってしまう生活を断ち切り、

絶えず情報に脳をさらし続けることをやめ、

刺激のない状態の静けさや、安らかさを、心と脳に取り戻してやることが大事。

新たな刺激を際限なく求め続けることは、

心をどんどん鈍化させ、幸せを感じにくい心を作り出してしまう。」と著者は言います。

 

子どもや孫にせがまれて目の前の笑顔を見たさについつい甘くなる大人たち。

子どもや孫の未来の笑顔を見れるように心を鬼にしなくてはならない気がします。

この本を読むとこの先人はどうなっていくのか不安がよぎります。

脳内汚染


書道の歴史豆知識パート4

2006年03月05日 | 実用書

楷書の誕生と初唐の三大家

唐(618~907)の時代は、

名君・太宗が基盤を作った国家が安定し、

書の歴史に大きな足跡を残した時代です。

 初唐の三大家とよばれる虞世南(ぐせいなん)の「孔子廟堂碑」(こうしびょうどうひ)、

欧陽旬(おうようじゅん)の「九成宮禮泉銘」(きゅうせいきゅうれいせんめい)、

ちょ遂良(ちょすいりょう)の「雁塔聖教序」(がんとうしょうきょうじゅ)は、

楷書の代表的古典。

真面目で端正なすばらしい筆跡が見られます。

また書法を革新した顔真卿(がんしんけい)の書も一度は臨書しておきたい名筆です。

武田双雲


書道の歴史豆知識パート3

2006年03月03日 | 実用書

草書・行書の誕生と書のカリスマ王義之(おうぎし)

 

この隷書を日常の書簡や連絡用に速く書く必要が生じると、

より簡略化された「草書」が生まれ、

ほぼ同時期に「行書」も発生したと考えられています。

ただし書体については、

楷書がくずれて行書~草書を生んだという流れもあるため、

成立時期を断定するのはむずかしいことといえます。

四世紀になると、書のカリスマが登場します。

書聖・王義之です。

「蘭亭序」「十七帖」「集字聖教序」など、いずれもすばらしい筆跡で、

中でも「蘭亭序」は唐の太宗が惚れ込み、持ち主をだましてまで手に入れ、

遺言で真跡(本物)を一緒に埋葬させてしまったとされています。

つまり真跡は存在せず、現存する「蘭亭序」は、他人による模写がほとんどです。

武田双雲


書道の歴史豆知識パート2

2006年03月02日 | 実用書

        文字の統一  篆書(てんしょ)から隷書(れいしょ)へ

 

 殷の時代には甲骨文字と別に、青銅器に刻まれた「金文・きんぶん」(大篆)という文字男存在しました。

いくつもの国が覇権を争った戦国時代になると、「石鼓文」(せっこぶん)という文字が見られるようになります。

やがて秦という国が力をつけ、全土を統一すると、秦の始皇帝は広大なルールの統一が必要と考え、度量衡(どりょうこう)や文字の統一を行いました。

このとき国の正字と定められたのが「篆書」(小篆)です。

 この篆書は一般には書きづらい書体ということもあって秦を倒した漢の時代になると篆書とは全く異なる「隷書」が通行書体として使われるようになっていきます。

 隷書は竹簡や木簡にかかれたものがたくさん残っていますが、後漢時代(25~220)には隷書全盛期を迎え、石碑がたくさん作られています。

中でも「曹全碑」(そうぜんぴ)は傑作で、臨書用の拓本を見てるだけでワクワクしてきますね。

                        武田双雲