[レポート] 7月20日(日)

2008年07月29日 | N.G.A.レッスン
掲載が遅れてしまいました。申し訳ございません。
今回はN.G.A.第六回レッスンのレポートです。

【08年度第六回レッスン】
日時/7月20日(日)13:00~16:50
講師/久米伸明、中村達哉




前期レッスンの締めくくりとして、
両コース一緒に「伝える力」を身につけるレッスンを行いました。

伝えるということには「言葉」を伝えることも、もちろん含まれますが、
N.G.A.では感情や状況、キャラクターを伝えることを基礎としています。

それは自由に表現して、いろいろなことが伝えられる楽しさを感じて欲しいからです。



相手に、観客に伝えるためには、いろいろな力が必要になります。

「集中力」や自己を解放すること、無理に説明しようとしないこと、
高学年になると、呼吸や姿勢、より深いイメージを持つことも大切になります。

子ども達ひとりひとりに合わせて、アドバイスしながらレッスンを行いました。


どの年齢の子ども達も「集中力」がどんどん身についているように感じられます。

「集中力」は本当に大切な力で、お芝居だけでなく、
日常のいろいろな場面で役立てることができます。




そして、ついにN.G.A.第二回夏公演の練習が始まりました。
第二回夏公演の詳細を公開する前に、一息ついて・・・

次回は、8月1日~3日に東京学芸大学にて開催される
表現教育の祭典「第五十七回全国演劇教育研究会」のレポートを掲載します。

お楽しみに。


[レポート] 7月6日(日)

2008年07月18日 | N.G.A.レッスン
先月から千葉県の某小学校の演劇クラブの出張講師もしてします。
小・中学校の演劇活動についても、どこかの機会で紹介したいと思います。

では、第五回N.G.A.レッスンのレポートです。

【08年度第五回レッスン】
日時/7月6日(日)13:30~17:00
講師/久米伸明、中村達哉、田澤恭平


*今回、写真取り忘れました(汗)


今回は両コースで『いいね~(イエスレッツ)』というレッスンを行いました。
誰かが「○○○○やろう!」と自由に提案して、他のみんなが「いいね~」と言って、
それを演じるという単純明快なシアターゲームです。

「ままごと」に代表されるような自分以外のものになる遊びを、
「ごっこ遊び」と言って、これはお芝居の一番初歩の形式です。

「いいね~」と言って受容するルールを加えることによって、
上級生にとっても意味のあるゲームになります。

みんなで一人の意見を受け入れることで、
集団の活力やテンションが上がって、それが自分を解放することに繋がります。

このようなレッスンの時にこそ、幅広い年齢の子ども達が参加している
N.G.A.のチーム力というか、受容力が生きているように感じます。



さぁ、ついに夏休みがやって参りました!
今年も子ども達の舞台のために全力疾走です。

第二回夏公演の出演者応募は来週7月22日まで受け付けています。
(夏休みの練習日程については一つ下の記事に掲載しています。)


では、次回は第六回レッスンレポートです。

お楽しみに。


N.G.A.夏休み稽古スケジュール

2008年07月13日 | 最新ニュース
第五回レッスンレポートの前に、お問い合わせをたくさん頂いておりますので、
N.G.A.の夏休みの練習スケジュールをこちらで公開したいと思います。
以下の日程で活動予定です。

※N.G.A.ではコースを分けて活動しているため、
下記のすべてが練習日となるわけではありません。

【夏休み稽古スケジュール】
7月25日(金)9:00~12:00
7月27日(日)9:00~12:00
7月29日(火)13:00~17:00
7月31日(木)9:00~12:00
8月1日(金)9:00~12:00
8月3日または4日(時間未定)
8月6日(水)13:00~17:00
8月8日(金)9:00~12:00
8月10日(日)9:00~12:00
-お盆休み-
8月20~25日(時間未定)
8月26日(火)⇒仕込み
8月27(水)28日(木)⇒本番


*会場については、会員様にのみお伝えしております。
(三鷹市周辺の数箇所の施設を利用致します。)


話題は変わりますが、下記の写真は、
私が外部指導員をしている中学校演劇部において、
先日行われた校内発表会の舞台の様子です。



これ、もとは普通の教室です。
いろいろ工夫して、普段と違う空間が味わえるというのも、演劇の面白さの一つですね。

それでは、次回こそ第五回レッスンレポートを掲載したいと思います。

お楽しみに。


分かり合うことの喜びを

2008年07月08日 | 情操教育・表現教育
お芝居というのは「虚構の世界」ですので、
「あるはずのないもの」をあるように表現すること、
すなわち「想像(イメージ)する」ことがよくあります。


例えば、美しい山々の景色を見たり、
例えば、小鳥のさえずりを聞いたり、
例えば、雪を集めて雪合戦をしたりします。



それらを最も上手に表現する優れた方法論(そんなものがあるとしたらだが)を、
子どもに教えることは、表現教育の本懐ではありません。

私たちが伝えることは、子ども自身が「本当に感じる」ことであり、
そして、さらに大切にすべきことは、「本当に感じる」ことにより、
「本当に(相手に)伝わる」という驚くべき事実そのことです。

とはいっても、コミュニケーションというものは、
どんなに訓練しても、100%完全なレベルには到達し得ません。

しかし、自分が感じたことが相手にも感覚として伝わるということは、
「共感」あるいは「共有(シェア)」であり、
その喜びこそが表現の醍醐味だと思います。


日本ではまだほとんど注目されていないといって良いと思いますが、
演劇は教育にとって素晴らしいツール(道具)なのです。
なぜなら、演劇は相手を偽る幻想のようなものではなく、
リアルな体験に基づいて、相互に分かり合う喜びが体験できるものだからです。

演劇のツールとしての有効性を
世間により知ってもらうこともN.G.A.の目的のひとつだと思っています。



それでは次回は、N.G.A.第五回のレッスンレポートを掲載します。

お楽しみに。


[レポート] 29日SPワークショップ

2008年07月03日 | N.G.A.レッスン
え~本日、25歳になりました。こんにちは。エナリです。
今後ともよろしくお願いします。

今回は先日行われた特別企画。
中高生対象ワークショップについてレポートします。


【N.G.A.中高生限定!演劇ワークショップ】
日時/6月29日(日)9:00~12:00
会場/三鷹市芸術文化センター第一音楽練習室
講師/久米伸明、山本浩貴、中村達哉、田澤恭平、武田昌樹、伊藤真麻


非常に慌しい時期にも関わらず、20名もの皆さんにご参加頂きまして、
本当にありがとうございました。

ともかく。違う学校の中学生同士がお芝居をやりに集まる、ということ自体が、
とっても楽しいですし、価値あることだと思いました。

同じ台本を使っても、各々の子ども達の演じ方にいろいろな個性が感じられ、
参加者にとっても刺激的な会だったのではないでしょうか。


演劇のワークショップには大きく分けて2種類あります。
ひとつは、演劇を使ってコミュニケーションを図る万人向けのワークショップ。
もうひとつは、演劇の技術を身につけるためのワークショップです。

N.G.A.のレッスンは両方の側面を持っていますが、
今回は後者の意味合いが強いワークショップでした。

しかし、お芝居のレベルアップのために、私達が伝えられることは、
今回の内容だけでなく、もっともっとたくさんあります。
またいつか、より洗練して、今回のような活動も企画していきたいと思います。


*今回は正規レッスンではないので、写真の掲載はありませんが、代わりに・・・



今月号の「月刊デ☆ビュー」に次回夏公演の
出演者オーディションの情報が掲載されましたよ。

それでは、次回は少し実用的なお話を。
N.G.A.の五感のレッスンについて掲載したいと思います。

お楽しみに。