
最近読んだ本、大人の絵本・・といっても絵は少ない。
内容は絵本的。
アマガエルの国に突然にヒキガエルの襲来、アマガエル達は食われる。
一度の来襲で終わりかは不明、たぶん再来はある。それもずーっと・・
”こんな危ない場所は去って平和な地を目指そう!”
国の年寄りは動かないという。食われても食われても・・
主人公カエルのソクラテスとロベルト達は安全な地を目指して旅立つ。
天候、捕食者の出現、仲間は減っていく。
そして行き着いたツチガエルの平和な国ナパージュ。
ナパージュには三戒があり、決して争いが起こらないという。
三戒とはツチガエルが凶暴なことをした反省に作られたもの。
曰く、”カエルを信じろ”
”カエルと争うな”
”争うための力を持つな” ・・
ロベルトは心酔する。
こここそまさに求めていた究極的な安全平和な地と・・
国の施政は元老が導く。
著名人にわけしりデイブレイク(日壊し?)声高に三戒を説く。
歌とダンスにしか興味がない若いメスガエルローラ達。
自分たちが楽しむのにいっぱいでおたまじゃくしは極めて少ない。
そして この国はスチームボート(蒸気船?)という白頭鷲が統治しているというが、鷲は熱を失いかけている。
三戒があるから鷲は要らないというカエル達もいる。
鷲は飛び去った。
国の隅っこにウシガエルが現れた。
防衛のために戦おうというツチガエルも現れるが、三戒違反としてツチガエルの会議に制裁される。
ウシガエルの進出は日増しに厳しくなる。
三戒があるから何の心配も要らない・・外交で解決する。ウシガエル達はたまたま立ち寄っただけで悪意はないはず・・
戦おうなどそう思うだけでも三戒違反となる国ナパージュ、どうなっていくのか・・・
ナパージュ・・NAPAJe かな? 英語は決して右から読んだりはしないんだったよな・・
あったかくなってきたけど、心が少し寒くなる。
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