ウクライナに一時的にせよ平和が来る・・幻想でしたね。
むしろ良かったかも。
長期ならともかく30日停戦などというのはロシアが攻撃を受けず次の攻勢への準備ができる時間の供与という図式?
トランプもいいところなし、切り札が切れない・・とほほ(;´д`)
妥協点ともいう案はエネルギー施設への攻撃禁止。
やはり相当ウクライナの攻撃は堪えていたんだろうというところですか。電話会談ロシアの独り勝ち・・
では、当然エネルギー施設に含まれるだろう原発、現にロシアはザポリージャ原発などに脅威を与えていますが、それって?
日本の原発がすべてそうである軽水炉についてあらためて寒さの中での引きこもり自習してみましょう。
図で見ると基本的構造は火力も原子力も変わりませんね。
違いは水を高圧蒸気にするための熱源が何かだけのようです。
例えればやかんに水を満たし、加熱して水蒸気を発生させその蒸気の勢いで風車(タービン)を回して発電機を回す、そういう言い方でよさそうです。
加熱するのに火にかけるのが火力、やかんの中に発熱体を入れるのが原子力、そういうことでしょうか。
原子炉のもう少し詳しい図を見てみましょう。
原子炉圧力容器というのが極めて頑丈なやかん、熱源としての心臓部です。
タービンを回した蒸気は復水器で冷却されて水に戻り、やかんに循環されます。
もし異常があれば・・
これが福島の状況ですね。
地震により制御棒が入り、運転停止したようです。
それでも相当な発熱がありますから冷却が必要で、その電源として他発電所で作られた電気を架線で引き込む外部電源があります、が、地震により停電。
外部電源喪失時には二重安全機構としてディーゼル発電機を稼働する非常電源があり正常に機能したようです。
しかし、次に津波が襲来したことにより非常発電機が浸水故障、すべての電源が失われました。
やかんの水がなくなった状況でなおも火にかけていたらどうなるか? みなさんご存じです。
設計者も当然知っています。
火力との違いが出ます。
火力は火を止めてしまえばいいし、自動消火機能も付くのが当たり前でしょう。
原子力もその前提ですが、そのために電力が必要です。
水は強力な減速材として核分裂を抑制し、冷却材でもありますから循環が確保されれば炉は停止します(冷温停止)。
そのための十分な水を貯留しているのが圧力抑制プールですが、電気がないとポンプが動かず炉に注水できません。
やかん(炉)が空焚き状態となり、核燃料は自身の出す高熱により溶融、やかん底を破り格納容器に至りました。
その後格納容器も破損したようです。・・と言うと・・・;( ゚Д゚)
・・地震・・だから仕方ない・・ で片づけられるような事態ではないことは当然ですが、それでも事故です。
”悪意あるやも”の人の手に預けるウクライナの状況は酷ですね。
ほかにも通常運転していれば問題なし?
図上、色の薄い水、これは核燃料に直接接していますから放射能を帯びます。
濃い水は海水であり薄い水とは混ざり合わない形状となっているので完全にセーフ?
薄い水を循環する管は燃料由来の放射能による放射線を受けます。
すると放射化という現象で管自体も放射能を帯びるということがあるようです。
管が海水を放射化するということはないんでしょうかね?
”じゃー電気どうすんのさ?”と人質に取られるし、実際細々生活でも電気無しでは済まされないのでなかなか言えませんが、核、原子力は使って欲しくないですね。
・・寒い部屋から。
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