明日はおそらく七転八倒!

勝手に新選組。
自分は新選組が好きなので、勝手に新選組を始めます。
あくまで、勝手にってのがミソです。

大鳥圭介

2015-05-28 22:40:15 | 勝手に明治維新
本日はとてつもなく残念な人。

常敗将軍

とまでいわれた人。

大鳥圭介。

そんなわけで、勝手に明治維新。

名前
大鳥圭介(おおとり けいすけ)

生誕
1833年4月14日

死没
1911年6月15日

出身
播磨赤穂(現在の兵庫県)

性格
ヘラヘラした人間だったようだ。

ニックネーム
『小日向さん』だ。

  

逸話
大鳥さんはお医者さんだった、小林直輔の子どもで生まれたようだ。

子どものときから、父親が勉強していた閑谷学校で漢学、儒学、漢方医学のお勉強したそうだ。

その後、大坂で西洋医学とか学んだりしたようで、江戸に行ったらなぜか医学ではなく、軍学、工学の道に進んでしまったようだ。

そして江川塾という所で教授になったりしながら、ジョン万次郎から英語を学んだりしたそうだ。

そして、日本で初の合金製活版を作ったようで、これは大鳥活字と呼ばれたらしく、大鳥活字を使い多数の本を出版している。

あと、翻訳とかもしたみたいで、大鳥さんが訳した「築城典型」は後に五稜郭建設の参考になったようだ。

そして、戊辰戦争が始まるのである。

大鳥さんも参戦して、いろいろ頑張るのだが、残念なことの連続だ。

まず、宇都宮城の戦いだ。

土方歳三が奮闘する中、大鳥さんはまさかの体調不良により、欠席。

それでも、大鳥さんの率いてる隊は押していたそうだ。

そんな時に都合良く大鳥さんの体調が戻ったのである。

張り切る大鳥さんだが、あろうことが

隊士の投入の指示を間違えるというミステイク。

戦況は一変してしまったそうだ。

当然、部下たちからは「勝ってたのに、あいつは何やってんだ!」と非難轟々。

それでも大鳥さんは、ヘラヘラしながらこう言ったそうだ。

「まあ、勝ち戦より、負け戦の方が学ぶことは多いよね」

あんたが言うな!

そんな大鳥さんは会津へ戦いの場を移した時も、あまり力を振るえなかったようだ。

母成峠の戦いでは笛の音が聞こえたもんだから「仲間が来てくれたー!」と様子を見に行ったら、一面敵だらけでびっくり。

一目散に逃げ出したのである。

ただ逃走したはいいが、逃げることに必死になりすぎて、


迷子


になるという失態。

2週間も迷子になったそうだ。

・・・アホだ。

さらにこの母成峠の戦いの時に、大鳥さんは激戦の末仲間たちとはぐれている。

またもや迷子である。

こんなダメ指揮官でも、部下の人たちは本気で心配して探してくれたらしい。

しかし、なかなか見つからなかったもんで大鳥圭介死亡説が流れるわけである。

そんなわけで、隊の士気は一気に下がったそうなのだが、翌日生きてひょっこり現れると、力を落とした部下たちに一気に笑顔が戻って、みんなで泣いて喜んだようだ。

という感動話があるのだが、これ自分で書いた本に書かれていることなので本当に感動的だったのか怪しいところだ。

そもそも、この3ヶ月前にも死亡説が流れている。

この時も部下たちが必死に大鳥さんを探してくれたおかげで、無事生きて見つかったのだ。

しかし、大鳥さんおそらくヘラヘラしてたのだろう。

部下たちに

「指揮官のくせに!ふざけやがって!射ってしまえ!」

みたいなことを言われている。

射ってしまえって・・・

こんな大鳥さんだが箱館政府では、なんと陸軍奉行に任命されている。(あの土方歳三は陸軍奉行並で、立場で言えばこんな大鳥さんの方が上だ)

しかしその箱館では、江戸で教授をしていたときに砲術を教えた大山巌とか黒田清隆に惨敗。

なんか、情けない。

そして旧幕府軍が降伏後は大鳥さんは牢屋に入れられてしまったのだが、このいれられた牢屋というのが、こともあろうに

自分が設計した牢屋だったのである。

なんか、大鳥さんが不憫でならない。

そしてその中で大鳥さん、落ち込んでると思いきや「この牢屋の設計完璧じゃん!」と自慢する始末。

大鳥さん、あんたのそのポジティブシンキングが羨ましい・・・。

そんな大鳥さんも、釈放されると日本、近代化のパイオニアとして活躍したらしい。

あと、日清戦争直前には外交交渉を行ったりしたそうだ。

本当に大鳥さんに任せてよかったのだろうか?

そんな大鳥さんの70歳になったときの自慢は


「70歳で子どもが出来た」


である。

もう、なんも言えねー。

こんなギャグマンガみたいな人生が本当にあったことに驚きだ。

こんな大鳥さんは不幸にも思えるのだが、なぜか全然不幸に思えないのである。

それどころか、この人馬鹿なんだな。と、勝手に思うのである。

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