あれ、気がついたらもう2月が終わっている!
と、すでに桃の節句も終わり啓蟄(けいつち)の本日あわててあちこちのカレンダーを3月へと移行。
(今年は飾らないでしまいましたので画像でお顔をだしました)
最近、休みがちなブログ更新を気にかけてくださる方も何人かいることを知り、本当にありがたいと思います。
ひっくり返るほど沢山の出来事が次々と押し寄せて、出来事を振り返る時間がありませんでした。
思ったことは・・・どんな時にも心の余裕は必要だなってこと。
どんなに忙しくても、一息入れる時間は絶対作るべき、自分のためにも、家族のためにも、周りの人たちのためにも。
こんな、私でさえ、(絶対そういった感情は一生起きない自分を信じていたのですが)
あれ、もしかして、私でも欝になるかもしれないという不安がすーっと頭の上をよぎったのです。
不安とか、自信喪失とか、四面楚歌とか、ネガティブ用語は私の辞書には存在しないはずだったのに(笑)
とは言え、そんな感情がいつまでも潜伏していることはなく、知り合いの整体師さんに助けを求め、
じっくり、心も身体もほぐしていただきあっけなく解決!
立ち直りはかなりほかの人より早いかもしれません。
さて、
申告も、いつになく3月15日の期限より10日も前に提出できたのは、創業以来の快挙です。
「まだまだ社会に貢献できていない数字でごめんなさい」
と、友人に言ったら
「あらら、去年の今頃も同じセリフ聞いたなあ(笑)」
気がつけば起業してはや9年(わが家のミニュチュアダックス・ぽんた君と同じ年齢です)
「継続は力なり」とは言いますが、やはり進化も必要です。
実は、9年目の事業を描いているさなか、衝撃的な感情に襲われる出来事がありました。
それは
知り合いのNPO団体が岩手県田野畑村の沼袋地区の鉄山跡から掘り起こした溶岩のようになった鉄の塊を砕いて販売することになりました。
おりしも、ロシアの隕石騒ぎで盛り上がっている時。
私は、「そんな意味もない石っころ買う人いるかしら」なんて若者たちの発想に苦笑いをしたものです。
ところが
彼らが最近オークションサイトに出店したものを見てびっくり!
ちいさな試験管に鉄の石っころが入っているのですが、コルクで蓋を閉じてあるその名は
「想像の素」
その説明は次の通り
岩手県田野畑村沼袋。
樹々が茂る集落の里山は、かつて映画『もののけ姫』に登場するような1704年から続く“たたら製鉄場”でした。
この「想像の素」は現在里山から出土する当時の製鉄物です。
300年後。田野畑沼袋の民は、112本の桜を集落に配置することから“たたら文化”を掘り起こし、
“里山文化”と結んで村に眠る文化で地域づくりをしようと動き出しました。
過疎や産業空洞化、震災被害等の課題に対し、里山文化を興こし人に来てもらうことが村の復活への道だと信じ、
それを楽しみ学び感じてもらえる場を未来へ創り出していきます。
プロジェクトはその新たな物語創出に協働しています。
『想像の素』を眺めていると、300年前のたたら場で働く民の歌声や、燃える炎、ふいごが生む風の音を感じます。
この『想像の素』を掘り起こし、物語を紡ぎ、新しく文化を創ろうと汗する今の民の息づかいを想えます。
そんな『想像の素』が、人と興味を村へと運ぶ素になればと感じています。
※収益は、田野畑村沼袋地区自治会、地域づくり実行委員会を通じて里山文化創出プロジェクトに使用させて頂きます。
田野畑村役場と協議し村沿岸部への支援にも使用させて頂きます。
それは、つまり、過去から今の私たちが未来へと繋ぐ「物語」を提供しているということなのです。
私が起業した時の想い・・・同じ。
物を介してそれにかかわる「人」の「ストーリー」を伝えたい!
そんな私が、いつのころからか、彼らの鉄の石っころを売れないだろうと決めつけてしまうような、
すかすかの脳みそになっていた事に一番衝撃を受けたのです。
こうだから、ちっとも事業の「夢図」が描かれなくなっていたのです。
「迷路の中の自分」を感じてました。
私は今回この鉄の石片から、9年前を思い起こさせてもらうことが出来ました。
今、私は体中、彼らへの感謝の気持ちでいっぱいに溢れてます。
すーっと、何か腑に落ちたような爽快感。
もちろん、私も早速「想像の素」の購入手続きをすることになったのです!
http://www.mbok.jp/item/item_396758595.html
私の頭上にワクワクな予感が春風に乗ってやって来るのを感じます。