おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

まっすぐな生き方

2012年03月31日 | 暮らし

いわても雪から雨に変わり、いよいよ春が見えて来ました。
庭先の八重桜の芽も固いつぼみを空にまっすぐ伸ばして深呼吸をしています。
まっすぐっていいなあ!
私も未来に向かってまっすぐ生きよう。

今日で3月も終わります。
あっという間の1か月、そして来月は私の生まれ月。
そのせいか(春のせいか)エネルギーがもくもくと身体の底から湧き上がって来る感覚があります。
今、やりたいことがいっぱい。
何かのせいにして、手をつけずにいた、ずるい私とはさようなら。

やりたいことをやろう!

さて

自分の夢を叶える方法はいろいろあるんだなあとしみじみ思う事がありました。
私はやたら「いわて」の地にこだわって生きているひとりですが、
あ、みんながそうだとは限らないんだって、当たり前の事なのに、そのことに初めてはっと気づかされました(笑)
そして、夢を叶えるための場所を見るつける生き方もとってもステキだなあって感動。

そして、私は?
そうか、私の夢は「いわて」にあるのだと。

四国四県の広さの岩手県、実は全土を把握している訳ではありませんでした。震災前は特に。
漠然と「いわて」が好きだからいわてを元気にしたいと長い間思い続けておりました。
でも、実はその元気にしたい「いわて」の知らない事がいっぱいありすぎた事も知らされました。震災後にあらためて。
もっともっと「いわて」を知りたい。 今そんな気分。
明日から4月、新年度からは、「いわて」を貪欲なまでに学ぶ事を始めます。
そして、漠然と好きなこの地のあれこれを毛細血管の先々まで流しこんでみようと思います。
大の大の苦手な統計的なものから、大好きな大好きな感覚的なものまで。
そうしているうちに、きっと、必ず、この地での私のミッションが見えてくるはず、そんな気がするのです。

まっすぐ生きよう。
身体が無条件この地をずっと欲しているから。
半世紀以上私はこの地に育てられてきたのだから。

私のふるさといわてで


県道1号線

2012年03月20日 | 暮らし

先日お仕事の途中、
雫石町鴬宿側には男助山(オスケヤマ)が道路の目の前にどんとそびえてました。
なんだかお山って心休まります。 

ここは岩手県道1号線、1番という数字はやはりわくわくさせる数字みたいで、走っていても気持ちはいちばん(笑)
何のいちばんがわからないけれど、不思議な優越感がわいてくるものです。

 

やっぱり西和賀は雪が多いですねえ。
神社の前の大きな杉の木もすっぽりと雪のマントをまとっていたし、(除雪の時に出来たのね1.5M以上はありました)
屋根の雪もこんもり!おうちがつぶされないか心配になるくらいです。
こうして、雪と共に生きているこの地域の方々には頭の下がる思いです。 
今、かかわっている NPOの関係で県内あちこち歩く機会をいただいておりますが、
あらためて、岩手はひろーい!

 沢内三千石お米の出どこ
  枡ではからないで箕ではかる

凶作の年にお米の代わりに身をさしだしたという悲しいおよね物語の地。 
およねの故郷愛が決意させた物語。

山々に囲まれ、しんとしたこの西和賀の地で、およねの心をしずかに思うひとときでした。 

 


北帰行の季節

2012年03月17日 | 暮らし

毎日のように白鳥の群れが北へと向かって飛んで行きます。
朝からいくつもの集団がどこからともなく現れて、岩手山の方向へ。 
みんな~、来年もまたおいでね~待ってるよ~ 

大震災できっと白鳥たちも昨年は怖い思いをしたでしょうに、ちゃーんと戻ってきてくれて
ちゃーんと北帰行をはじめます。
自然の力は計りしれませんね。 

主人も本日の日曜日は雪がとけた畑のごみを片付けます。
「春になったら、何をつくろうかしら」 
「ちょっとでいいんだよ、ふたりっきりだもの、でもいろんな種類が欲しいね」
毎年ご近所の農家さんの畑とは比較にならない出来ばえですが、 
朝採り野菜を楽しめるのは嬉しいものです。
そわそわと土いじりの準備にとりかかりたい近頃です。 


そして、1年

2012年03月11日 | 暮らし

今日一日は静かに家族と暮らそうと決めておりました。
言い合わせたわけではありませんが、家族がみんななんとなくそう思って過ごしておりました。

今日という日・・・
家族の絆を確かめ合い、お互いがどれだけ必要な存在かを思い知る日。

テレビに映し出されるあの日をそしてその後の混乱を思い出しては涙が流れっぱなしの一日。
気持ちを明日へ切り替えようと企画書作りや家事に精を出してみるのですがさっぱり前に進みません。
気が付くとぼーっとしているのです。
よし、今日はそいういう日なのだから、私の心を好きにさせてあげましょう。
静かに祈りをささげ、未来への復興を誓います。

終われている仕事の作業は「今日」が過ぎてからはじめることにいたしましょう。


被災犬たちの未来

2012年03月08日 | ペット

早朝4時半頃から主人を起こしにかかるわんこたち。
おかげで主人は万年寝不足状態です。
そして出勤後はまたふとんにもぐりこむ何とも都合の良い彼らです。 

こんな我が家の犬たちとは違い被災地の子たちはどんな暮らしになっているのかと思うとつらくなります。
震災で山に逃げ込んだ犬や猫が今出産をしはじめていて増え続けているらしいのです。
それがどういうことなのかというと野生化した全く人になつくことのできない野良犬野良猫が増え続けるということなのです。
保護できたとしても、物を食べなかったりおびえたりなかなか心を取り戻すのは困難なようなのです。
そして、地域の自然の生態系を変えたり農業被害を受けたりという姿に広がっていく訳で。
家族として、生きがいとして共に暮らしてきたペットたちが将来天敵として処分していかなければならなくなる現実。

だからこそ、今、少しでも早く保護しなければならないのです。

岩手県の場合、まだまだ十分ではないと思います。
いろんな団体がそれなりに一生懸命活動して下さっているのには頭の下がる思いです。
でも、まだ足りなりと思うのです。
人の暮らしが第一優先だけれども、この子たちだって家族だったのだから、早くもとの暮らしを取り戻してあげられたらと無力な自分にがっかりしてしまうのです。
あ~どうにかしたい! 


あれから・・・

2012年03月05日 | 暮らし

3.11が近づくにつれ、あの日を思い出す時間が増えました。
あれからもう一年、気が付いたら一年、それぞれがこの一年をいろんな思いで振り返るこのごろです。
その日は沿岸に出向いて慰霊祭に参加する人の話もききます。
私は・・・心静かに鎮魂の時を過ごしたいと思います。



その日私は建物の8階でセミナーを受講中でした。突然何人かの人の携帯が聞きなれない音を出し始めまわりがざわめきはじめました。
と、間もなく大きな揺れが始まり会場はパニック状態。
揺れは止まる気配もなく、ワンセグを見た人が津波警報が出たことを知り「10メートルだって!」と。
聞いたこともない津波の高さの予想に私たちは尋常でない事が今起こりはじめていることに体中が凍りついてしまいました。
館内放送の声もかなり緊張をしているのが伝わって来ました。
家族・・・そう誰もがその時離れている家族の身が心配で胸が張り裂けそうになりました。
電話もつながらず、停電でエレベーターも動かず、情報が途切れてしまった中、まず家族の安否を確認しなければ、とそのことだけで頭がいっぱいになりました。

それから

「未曾有の災害」という言葉が毎日のように発せられました。

もうすぐ一年

家族を失った悲しみを抱えながらも復興に立ち向かう強い精神の人々に心を打たれ
世界中の人々の祈りに毎日涙を流しました。http://prayforjapan.jp/
そして、こんな中ではじめて、日本人であることの「誇り」を感じる日々。

ある時期、私はふつうの暮らしに戻った自分と今だ多くの苦しみから逃れられないでいる沿岸被災者のギャップに苦しみはじめました。
つらくなり背を向けたくなることもありました。
自分のふつうの暮らしに罪悪感を覚えてしまいそうになったからです。

そして今の私は現実から逃れるのはやめよう、しっかり「今」を受け止めようと思えるようになりました。
勇気を出して被災地の現状を発信し続けている人々に敬意を表しながら、今自分ができることを精一杯やりとげることが復興のカギになるに違いない事を信じて。

先日NHKのクーローズアップ現代でも取り上げられました 岩手県下閉伊郡田野畑村の漁師佐々木公哉さんのブログです。 
日々被災地の現状を発信しつづけている漁師さんです。
http://blogs.yahoo.co.jp/sasaootako