おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

好きな場所は見慣れた場所

2010年10月31日 | 暮らし
八幡平方面から見る初冠雪の岩手山です。



岩手山も見る場所によって姿が変わります。
必ずそこに住む人たちは言います。
「ここから見た岩手山が一番好きです」と。

ふるさとの山はふるさとから見た姿がきっと一番心に沁みるのですね。

ずっと昔、長崎に住んでいた頃、全国の天気予報で岩手のテレビ局の実況が出たりすると食い入るように見たものでした。
無意識に目に入っている日頃の風景や、何気なく食べている家庭の料理も、遠く離れてみるとあたらめていとおしく感じるものなのかもしれません。
そして、帰郷した娘が「わ、やっぱりこれはうちの味だわね」なんて言おうものなら母としての私は食事も手を抜く訳にはいかなくなるわけで。しっかりふるさとの味を堪能してもらおうと腕を振いたくなるのです。

やっぱり・・・

私はいわてがとてもとても大好きです。
なぜ?と問われたらそれは、私の「ふるさと」だからです。
母の懐に抱かれるような安堵とやすらぎがそこにはあるからです。
娘たちにも、岩手を日本を離れても、生まれ育った岩手をいつでも大切な場所として心に留めておいて欲しいと思っている母であります。



リトルキッズタイフーン到来!

2010年10月30日 | 家族
まさに台風14号と共にリトルキッズタイフーンがわが家にやって来ました!



長旅の疲れもあり上田のひいじいちゃんのベッドで爆睡中のまごちゃん。
「ああ、かわいい!」とこれほど自分が娘たちを育てるときに口にしたっけ?(していませんm(_ _)m)

数ヶ月ぶりのまごちゃんはすっかりキッズになっていて、お話もようく理解しちゃいます。
「ばあばっ」と飛び込まれたもんじゃ、おおお、天にも昇るキモチ!
思わず、ぎゅぎゅーーっと抱きしめて離さない私。
それに身をゆだねてくれるまごちゃん。
普段一緒に暮らしていない私たちのことをちゃんと認識させる努力をしてくれているまごちゃんのパパ&ママに感謝感謝!

これほど夢中になってしまう自分が不思議で不思議でたまりません(笑)

季節の間にて~松川

2010年10月29日 | 暮らし
八幡平市松川へゆめさとデイサービスの皆さんと紅葉狩りの一日。



一番鮮やかな時期は過ぎていたらしいのですが、それでも感動で満腹状態!



すると・・・
松川温泉郷へ入ると、なんと先日降った雪がまだ残っているではありませんか。

短い秋と長い冬のはざまの松川。
最高の一日となりました。

ビジネスマッチ東北2010

2010年10月28日 | ビジネス・夢
ビジネスマッチ東北2010を見学しました。
そのイベントに出展した仲間の作品です。





「さんさ裂き織り」というブランドを立ち上げました。
裂きおり芸術の復活が今、岩手を変えようとしております!

そのニュービジネスを仲間で応援しようという事になり、出かけたゆめメッセみやぎでした。
300社以上ものブースが所狭しと出展し、それぞれが思いを伝えるメッセの空間は熱気であふれておりました。
今年は何度目かの見学でしたが、ひとつひとつのブースを丁寧にまわり、出展者の方とお話をしては感動し、
最後は「あ~時間が足りない!」と仲間と嘆くほど。
東京ビックサイトでもないからとあなどっていたのですが、足はきりきりつってくるし、ブースごとにいただくサンプルで袋はどんどん重くなるしで、それはもう大変な事になってしまいました(笑)
「来年は歩きやすい靴と、大きな袋は必携ね」と言い合わせながら、
それぞれの企業の夢をたっぷり抱えて心地よい疲労で帰宅。

そんな私の様子を見ていた父がいきなり・・・
「起業家博はもうしないのかあ?」
お、そう来たか!

私が、いわて起業家博を主催の折、父にはいつも駐車場係をお願いしてスタッフとして活躍してもらっておりました。
ネームプレートを首に掛け、動き回る父に回りの仲間もとても暖かい心で接してくれました。
父の存在がしっかりと承認される時。
昔警察官だった父の血が熱く復活するささやかな瞬間なのです。


父はまだまだ自分の活躍の場を欲しているに違いありません。

お出掛けな週

2010年10月26日 | ビジネス・夢
盛岡市玉山方面から臨む岩手山。
まさに啄木が毎日見上げていた姿そのものです。
毎日見ている岩手山なのに、いつでも感動してしまう私。



さて、今週もやはりおでかけイベント目白押し。
明日は仙台にてビジネスマッチ東北2010の見学&出展仲間の応援です。
あさっては、インフルエンザの予防注射。(何年ぶりでしょう・・・ドキドキ)
しあさっては、八幡平松川温泉へデイサービスの皆さんに同行します。
そして、その翌日は愛するまごちゃんの帰郷!
長女は「愛情」を込めてまごちゃん帰郷を「小さな台風上陸」と呼んでおります(笑)

いろんな台風災害がテレビやニュースで報じられる中、とても不謹慎なのですが、
(被災地の皆さん、本当に心からお見舞い申し上げます)

子どもの頃、台風がやって来て突風が吹いたりすると、大人の注意も聞かずに、
わざわざ外へ飛び出し、その突風を体に浴びては何だかとても楽しかったのを思い出します。
「きゃー、きゃー」と友達同士でスカートや髪の毛が舞い上がる中、大はしゃぎをしたものです。
まごちゃんを待ちわびる心境はどこか、その時の気持にも似ているような気がします。

久しぶりに会うまごちゃんはどれだけ行動的になっているのか、
どんなお歌を歌えるようになったのか、
どれだけ、大きくなったのか、

今はただただワクワク想像をする日々のばあちゃんです。

おかえり!白鳥さん

2010年10月24日 | 暮らし
盛岡市松園に向かう道路の少し小高くなっている所はすっかり紅葉しております。
街並みが鮮やかな木々に囲まれるのももうすぐ。



日曜の空に白鳥の集団がきれいなV字を描きながら「くーくー」と鳴いて飛んできました。
おお、冬の使者がやって来た!

犬の散歩をしている主人は思わず空を見上げる、犬たちも見上げる。
車を洗っていた近所のお父さんは急いで子どもたちを呼びに家に走る、「白鳥がやってきたぞお」
洗濯物を取り込んでいる私もしばし手を休め青空に描く美しい白鳥の翼にみとれてしまいます。
(カメラを持ち出す暇がなく残念!)

「かなり低いところ飛んでるなあ、これは近くにやって来た白鳥かもしれないねえ」

みんなはなんだか、とっても嬉しいのです。
鳥インフルエンザやなんかでエサやりが禁止になってからというもの、毎年戻ってきてくれるか心の中ではいつも不安に思っているのです。
でも、どんなに異常気象でも、きっちり白鳥たちは帰ってきてくれます。
私たちを信じて。
それが、とっても嬉しいのです。

大丈夫、稲刈り後の落穂は充分あるはずです。
もうすぐ、近くの田んぼをつつく白鳥たちの姿がみられると思うと、そわそわします。
人間は自然と共存出きる事を証明してもらっているような光景だから。



勘違いな年齢

2010年10月23日 | 暮らし
実りの秋真っ只中。
にもかかわらず、連日ナラ枯れの影響によるクマのニュースが流れてます。
どんぐりが食べられず里に降りてきてしまうクマたち。
必死に食べ物を探しながらも人間に追いかけられているクマの親子を見ると何も出来ない無力な自分に悲しくなります。



おーい、わがふるさとの山は大丈夫ですかあ?・・・
頂上の方から少しずついろどり鮮やかになっていく山々を見上げてはそこに暮らす動物たちの安否が気になる日々。

ところで、

勘違いをして人の話を聞いてしまうことが歳と共によくあります。
自分では正しいと思っていても相手に強く指摘されると全く自信がなくなってしまいます。
ですから、出来るだけ、メモをとるように心がけておりますが、それでも失敗はなくなりません。
きのうは、とあるところの予約の日程が全く違う日になっていたりでもう少しで大変なところになるところでした。
(自分では正しく伝えたという確信があるのですが・・・これも思い込みかもしれません)

それが、さらに高齢者同士になったらどうでしょう。
父とその友人との電話のやりとりを聞いたら、それはそれはもう大変なことになっていて!
Aさんから聞いた内容を父がBさんに伝えるのですが、よくよく話を聞いてみると
父もBさんも勘違いで話をまとめてしまっているのです。

「伝言ゲームをしたらすごいことになってしまうねえ」と娘。

結局そこに少し若い私たちが介入して何とか事は運んでいったのです。
耳の遠い80歳以上同士の電話のやりとりは要注意です(笑)

ぞうさん

2010年10月22日 | 家族
愛するまごちゃんがもうすぐやってきます。



嬉しいまごちゃんからの電話「ばっばあ」おお~「はあい!!ばあちゃんだよお~」
そして突然の電話の向こうから、まごちゃんと娘の歌声が聞こえてきました!

♪ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね そうよかあさんもながいのよ~

あまりの嬉しさに私も電話をかかえて大きな声で歌います。
何度も何度も歌います。
するとむこうでまごちゃんも声を合わせてたどたどしく、でも大きな声で歌います。
シアワセすぎて倒れてしまいそうなひとときです。
突然の私の歌声に家族は唖然として眺めておりました(笑)

ばあちゃんはキリンさんのように首をなが~くして会える日を楽しみにしております。


月の向こうに

2010年10月21日 | 暮らし
母の一番の友人だったSさんの、それはあまりにも突然の訃報でした。



Sさんは母が亡くなってからずーっと、何年もの間、しばしば母の墓前を訪れて下さいました。
小さなお弁当を手にしては墓前を散歩コースにし、母とおしゃべりしながら過ごすのが一番の楽しみと言ってくださいました。
父よりも、ずーっと多く足を運んで下さるそのお気持に私たち家族はいつも感謝の気持でいっぱいになりました。

Sさんはまるで母の代わりのように私たち家族を案じては娘たちの様子をいつも気にかけてくださっておりました。
娘が就職したと言えば実の祖母のように喜んでくださいました。
結婚したと言えばやはり涙ながらに喜んでくださいました。
ですから、私は母の亡き後、母の日になるとSさんにカーネーションを何度か送りました。
そうせずにはいられない私がおりました。

すると「私だけが良い思いをしておかあさんに申し訳ないわねえ・・」とまた涙声になりました。
そして他人でも、こんなに私たちを想ってくださる人がいるのだということも知りました。

そんなSさんは母と同じ季節に旅立ちました。

きーんと澄んだ夜空に光る月の向こうで母とSさんが微笑んでいるようです。
久しぶりの出会いにふたりはきっとお互いを懐かしみながらおしゃべりをしているに違いありません。

母を想う日

2010年10月20日 | 家族
明日は母の命日、本日一日早いお墓参りのとなりました。
そこで、先日作った「おはぎもどき」が結構好評だったのを思い出し、今回はもち米でしっかり作ってみました。
相変わらず大雑把な性格が出てしまい、大きさもまちまち・・・まいいか。
愛情はたっぷり練り込んだつもりです。



早いもので母が他界してはや9年。
家族の様子も大きく変わりました。
ふたりの娘は嫁ぎ、ひとりの孫ができ、私はますます母に似てきました。
父もすっかりひいじいちゃんになり、あれほど気にしてまめに染めていた薄い髪の毛も、真っ白いままが続いております。
まだ独り暮らしを望む父はうす暗くなった部屋の電気もつけずにぽつんとぼんやりしている時がよくあります。
そんな時、父は何を想っているのだろう・・・母との想い出をひも解いているのかしら。

誰かが体調を崩したりすると、そのことばかり一日中考えて心配して何度も電話をかけてくる父。
誰かが来るとなるとそのことばかり考えて朝からずーっと待ち続ける父。
それでも、何かお願いごとをすると、ぱきっと元気モリモリになり、活発に身体を動かし始めます。

いつだって人は頼られる事が一番の健康の薬。なのだから。