7月3日は企業見学バスツアーを開催しました。
見学場所は被災地で復興に向けて力を注いでいる企業です。
山田町 ㈲木村商店
宮古市 魚菜市場
宮古市 ㈲すがた
非会員の方を含め18名の参加で有意義なバスツアーとなりました。
盛岡から山田までの2時間半の間バスの中ではなごやかに自己紹介タイム。
今回は多方面の方々がご参加下さいました。
お話をしているうちに、どこかでつながっていたり、共通の話題があったりで、びっくりしながらもおおいに喜んでしまう偶然が多発。
いいですねぇ、必ず手繰り寄せるとみんなつながってる感があります。
最初の訪問先はいか徳利でおなじみの有限会社木村商店様
いか徳利作り体験をしながら木村社長の震災時から今までの経験をお話しいただきました。
「がんばって下さい、という言葉は受け止め方はいろいろですが、私はこの言葉がとても支えになりました。」
と、言われ、岩手の内陸の人たちにも現状を知って欲しいと強く希望されておりました。
同じ岩手でありながら、沿岸の実情を知らない事が多い内陸の私たちにとって木村社長の率直なお話はとても胸を打たれ
また、復興への道のりはまだまだ長いのだということも実感しました。
いか徳利作りのあとは美味しい美味しい「しろっこ汁」をごちそうになりました。
宮古市魚菜市場では昼食をそれぞれ頂きながらお買いもの。
その後、事務局の方から震災時から今までの市場の様子、当時の炊き出しの様子をお聞きしました。
ここから宮古市出身のOB会員山下さんが合流、即席バスガイドさんをお願いして宮古市街地の様子をご紹介いただきました。
最後はいかせんべいの有限会社すがた様の訪問です。
インターシップで参加している宮古水産高等学校の生徒さんたちも一所懸命お手伝いしております。
美味しい香りの中、いかせんべいの製造過程を見学。
震災前の半分の規模で生産が追い付かない状態で頑張っておられました。
建物の一階までが浸水した様子などを画像で見せていただきました。
実際に体験された方の声というのは、テレビやニュースだけでは分からない当時の大変な状態を知ることができます。
被災地を見学し、復興に向けて頑張っておられる多くの企業様や皆様に私たちは大きな元気をいただきました。
復興に向けて今私たちができることはなんだろうか、ということを常に頭の中に置いて行動をする事、
そして決して忘れてはいけない3.11、震災は誰にでも起こりうるということ。
多くを学び考える一日となりました。
ご協力いただいた企業の皆様本当にありがとうごさいます。
そしてご参加された皆様も大変お疲れ様でした!