電車が通る度に部屋のドアがガタガタと揺れる。外の音がよく聞こえる。窓を開けたまま、ソファで寝てしまっていたようだ。酒が残っている体はういろうのようにずっしりと重く、ソファに埋まっている。今は何時なのだろう。不意に見ていた夢の断片が頭をよぎる。仕事の夢だ。つまらない夢を見てしまった。もう一度夢を見よう、仕事ではない夢を、と、頭の中に冷たい湖の底を思い浮かべてまた、体は部屋の一部になっていく。
Calendar
Recent Entries
Back Numbers
Bookmarks
Recent Comments
- Kelgork/帰宅
- おなか/言葉が、声が。
- ほせ/言葉が、声が。
- fukuda/思い出せないことが大事ではない訳ではないかどうかわからない
- dykn/ランドスケープ
- おなか/シラフ
- シバ/シラフ
- せなか/献血
- Unknown/献血
- おなか/近所
- しいけりも/近所
- おなか/都心部における回遊性の評価に関するオーレノンレノン
- arasaki/都心部における回遊性の評価に関するオーレノンレノン
- おなか/BIG
- MORI/BIG
- おなか/雨だしまだ暗いしすごく寒かった朝
- なめねこ/雨だしまだ暗いしすごく寒かった朝
- おなか/手袋の中も冬。
- シバ/手袋の中も冬。
- おなか/ビニル製ヒーローよりもままごとセット
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます