おなか荘

 空き部屋あります。

歌153

2018-05-31 08:14:29 | Weblog
長い今日から 逃げるために 長い缶を空けて
明けて行く 今日を引きずって
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歌152

2018-05-30 20:52:55 | Weblog
お茶の間の 皆さまおはよう ございます
ねぇお母さん お茶の間って何
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歌151

2018-05-29 21:26:24 | Weblog
濁りなく 俺の友達は 天才だ
俺にはわかる 凡人なりに
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バスェート

2018-05-26 09:52:06 | Weblog
バレーの亜種として誕生した新しいスポーツ。2000年頃にスペインで誕生し、日本でも競技人口が着実に増え、2015年には、初めて埼玉県で全国大会が行われた。バレーとおおよそ同じ大きさのコートで行う。バレーとの違いとして、まず、水着で行うことが挙げられる。これはビーチバレーから発想を得たものである。そして最も大きな違いは選手の中にヴォーカルがいること。コートの両脇には2本のマイクスタンドが立てられており、自分のチーム側にボールがある間はヴォーカルが歌を歌うのだ。そして、それに合わせて他の選手たちが踊る。もちろんボールを触っている選手以外である。
一曲が歌い終わるまでの間、どちらのチームがより多くの時間歌っていたか(ボールを長く持っていたかということになる)と、どちらが会場を沸かせたか。の、2つの基準で採点が行われる。ボールを持っている方のチームのヴォーカルが歌っている間、相手チームは、合いの手で歌の邪魔をしたり、声をかき消して聞こえにくくして良いことになっている。ただし、あくまでも合いの手である必要があり、ただ叫んで邪魔をするなど、合いの手の範疇を超えた行為についてはペナルティーが与えられる。
全体の盛り上がりに関しては、選曲が非常に重要となるのは勿論、試合会場を巻き込んだライブ感がモノを言うため、チーム専属のブラスバンドを持っているチームも最近では見られるようになった。これは日本独自の現象であり、海外では見られることは今のところ無いが、本場スペインからの視察があるなど、注目を集めている。初期は倖田來未のキューティーハニー、宇宙戦艦ヤマトなどの楽曲がよく選ばれていたが、これはあくまでもブラスバンドメンバーに、学生時代、演奏したことがある人が多いため、選曲されていたと予想される。最近ではボールが相手チームに動くたびに演奏を止めることにもブラスバンド側が慣れてきたチームが多いため、試合でも多彩な楽曲の演奏が見られる。
私も先日、近所に新しくできた小学校の見学会に参加した際に、体育館でママさんバスェートチームがたまたま練習を行っている場に遭遇し、初めてプレーをしている姿を目にした。
年齢層は25〜45歳までと広いが、若い層の比率が多くエネルギッシュなチームだった。それぞれ体育館に集まると皆さんまず水着に着替える。殆どの人はTシャツやワンピースの下に水着を着た状態で来ており、体育館の隅でそのまま服を脱いでいた。チームカラーの若草色のビキニには、小さなお花のフリルが散りばめられており、一見下着にも見えるそれに、私は初め、耳を赤くしてしまった。ある程度の人数が集まると、水着に着替えた選手たちは体育館の中を数周ジョギングして体を温めたのち、各々が持参した加湿器とヒーターを円形に並べたその中でホットヨガを1時間程度行って体をほぐしていた。私はその頃には、建物見学の趣旨から1人ずれ、ほかの参加者が帰宅した後も体育館に残ってバスェートの今を見届ける決心をしていた。
外に黒のワンボックスカーが一台止まり、女性が降りてきた。大きめのピアスと厚めの化粧は、ほかの選手とは少し違う雰囲気。体育館に入るとみんなから次々と声をかけられ、慕われているのがわかった。そしてこの女性が、このチームのヴォーカルであることもすぐにわかった。
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硫黄の研究のための調査

2018-05-25 08:25:59 | Weblog
エメラルドグリーンで少し白く濁った池に長細い銀色の魚が何匹か泳いでいる。魚の鱗は部分的に池の水の色に染まっている。霧がかる空気の中、男性が池の前に佇んでいる。田植えの時期に水を調整するための水門の階段を少し降りたところ。どうしたのですかと声をかけると、振り返って、綺麗だよなぁと返事をしてくれた。僕は頷いたが、彼が何を指して綺麗だと言ったのかはっきりとはわからなかった。全体的に綺麗だと言うことだったんだと思う。なにかの気配を感じたので振り返ると池の淵の斜めになった部分に唇が花びらになっているアザラシみたいな生き物がいた。砂浜に打ち上げられたクジラの死体のように乾燥して萎れていたが、僕には彼が寝息をたてているのがわかった。唇の花びらがピラピラと揺れていたのだ。図鑑で見たモグラと同じような口をしているから、モグラなのかもしれないなと思い、尾びれを確認しようとしたけど、霧が濃くなってきてアザラシの体の端の方まで確認することができなかった。背中の向こうで男性がすすり泣いてる音が聞こえた。感激しているのだろう。アザラシみたいな動物にもこの男泣きが聞こえているのだろうか。どう思う。
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歌150

2018-05-25 08:16:58 | Weblog
町内の 連絡看板 猫探し
民謡教室 褪せぬ思い出
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歌149

2018-05-25 08:13:20 | Weblog
軽そうな あなたのシャツの 花柄が
ホームの向かい 風に揺れてる
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歌148

2018-05-24 19:59:30 | Weblog
3年間 受け取らないで 過ぎた日々
半熟キャバクラ ティッシュの握手
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歌147

2018-05-23 23:08:51 | Weblog
6月は 近く座席に 並ぶ人
鮮やかになり 電車が進む
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2018-05-11 09:06:53 | Weblog
赤い砂岩でできた崖。その端から今にも落ちそうな男と、その男に上からロープを投げ渡す女の足元が見える。画面から切れてしまい女は足元しか見えないが、足の開き方で、冷たい表情だとわかる。
映像のプールに満たされているような状態を、目が覚めた時に一瞬だけ感じるとれることがある。あのプールが、僕たちが起きている時に話している、夢のことなのか。
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すすき

2018-05-10 08:09:36 | Weblog
コンクリートの古い塀。門。中から水色のワンピースを着た男性とピンク色のワンピースを着た女性が何人かずつ出てきてはまた、中に入っていく。それは巣穴から出たり入ったりして落ち着きのないアリのようだった。塀の中を覗くと、せいの高いすすきで覆われた奥の深い空き地がある。この先に何かの施設があるのだろうか。音楽が微かに聞こえる。私は音楽を掬ったことがある。夢の中から一度だけ掬い上げた。
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