崇教真光ゆるツッコミ

カルト的宗教団体・真光の教義や御守護談にチクッとつっこみます。気まぐれ不定期更新。

救い主様ご予告

2018-05-05 19:58:32 | その他
 救い主様は既に今(2002年)から四十年以上前に、
「やがて人間の生み出した人工毒が、人類の仇敵となるであろう」
「やがて地球は熱くなるということ」
「硫酸の雨が降るようになること」
「世界が砂漠化して人類生存の危機が訪れること」
を御予告あそばされ、御立教以来、警鐘乱打されてまいりました。
 今となっては誰でもが危機感をよせている環境問題、まさに救い主様御予告通りの世が到来しているのです。
(崇教真光472号「人類的危機を克服し新時代の生き方を」より)


 まるで救い主様が予言をしてそれが当たったかのように書いてありますが、これらはどれも他人が既に言ったことであったり、世間で知られていたことです。
「やがて人間の生み出した人工毒が、人類の仇敵となるであろう」→日本で薬害問題が大きな話題になったのは1950年代。ちょうど救い主様が“ご予告”された頃です。話題にならずとも薬害は1900年頃から知られています。
「やがて地球は熱くなる」→最初に温暖化を指摘したのはスウェーデンの化学者スヴァンテ・アレニウスで1896年のこと。救い主様のご予告より50年以上前です。
「硫酸の雨が降るようになる」→酸性雨は100年以上前から存在が知られています。
「世界が砂漠化して人類生存の危機が訪れる」→人類活動によって引き起こされる砂漠化は紀元前から繰り返し起きています。
 これらのことは皆、救い主様の嫌いな学者(救い主様の言うところの我苦者)が救い主様よりも先に予告しています。

安倍晋三首相

2017-06-01 20:33:34 | その他
 近頃、森友学園や加計学園問題で野党から追及されている安倍首相。あまり知られていませんが、彼は崇教真光の組み手(信徒)です。
 立教50周年大祭(2009年)の際に寄せられた安倍首相からの祝辞が機関誌に掲載されているのですが、その中でこの様に言っていました。

「私は今から十年程前に、今日もご出席の石原伸晃先生と山本有二先生にお導きを頂き初級研修を受講し、神組み手の末席に名を連ねさせていただきました」

 お導きというのは勧誘のことです。
 これによると安倍首相は現在内閣府特命担当大臣・経済財政政策担当の石原伸晃氏と、農林水産大臣の山本有二氏に誘われて真光に入信したようです。安倍首相はあちこちの宗教団体と仲良しの様なので、真光も票集めの一つなのでしょうか。

 祝辞ではこの様なことも言っていました。

「今、私達は世界的な試練を迎えています。今後も困難は続いていくと思います。しかし、そういう時こそ精神世界の重要性に目を向けなければならないと思うところでございます。昨年の秋季大祭におきまして、教え主様は『物質文明から精神文明へ』というお話をされました。正にその通りで、精神の世界が栄えていけば、様々な困難も乗り越えられ、荒んだ世にならずに済むのではないかと思う次第であります」

 安倍首相は崇教真光が目指している精神文明世界を“正にその通り”と肯定していますが、真光でいうところの精神文明とは「霊主文明」のことです。物事を全て霊的に捉え、神理正法(真光の教え)を生活の中心に据えた心霊を主体とする文明世界のことをいいます。
 真光でいうところの意味を知らずに、“物事に対する心の持ち方”という一般的な“精神”の意味だと勘違いしてうっかり言っちゃったのかな……。
 もし、本当の意味を理解した上で“正にその通り”と本気で思っているとしたら、安倍さんはこの日本を国民全員真光信者でオカルト文明栄える美しい国にしたいと思っているということでしょうか。ゾッとします。

返済より奉納・2

2017-04-09 15:21:38 | 奉仕・奉納
 石川中道場の女性組み手さんの体験談から。
 もともと借金を抱えていたところに、ご主人が保証人となっていた友人の会社が倒産し、更に4千万円の負債を負うことになってしまったそうです。

 ~前略~その後、倒産をした会社の仕事と、そこの従業員の方達がそのまま家に来ることになりました。早速仕事を始めましたが、いくら頑張っても毎月二百万円の赤字が出ます。おまけに仕入先には五か月で一千万円もの付けもできてしまいました。仕事も借金も山のようにあるため、朝八時半から夜十時頃まで必死に働く毎日で、時には夜中まで働かねばなりませんでした。~中略~
 そんな時、組み手の友人が「財的罪穢は財的にミソがせて頂いた方がいいよ」とアドバイスしてくれました。そこで私は銀行より借入をする度に、その中より光神殿建設のご奉納をさせて頂きました。(崇教真光424号「特集・霊的経済学」より)


 光神殿というのは崇教真光が教祖としている岡田光玉の魂を祀るピラミッド型の神殿です。当時教団では光神殿建設費用の寄付を組み手から募っていました。
 それから、友人のアドバイスの「財的罪穢は財的にミソがせて頂いた方がいいよ」というのは、分かりやすく言うと「あなたが今経済的に苦しいのは、お金のことで人を苦しめてきた前世があるからよ。だからその人達にお詫びするにはお金で報いた方がいいよ」ということです。
 本当にそんな前世があったかどうかも判らないのに、お金で苦しんでいる人に向かって無責任なアドバイスですが、これは真光の「経済的に苦しい時ほど神様に奉納した方がよい」という教えによるものです。
→奉納
 この体験談の方は幸い経営の方も安定してきて返済もできるようになってきたようです。
 しかし、アドバイスに従って更に経済的に苦しむ事態に陥ることになったとしても、教団は絶対に責任を取らないし謝罪もしません。
 うまいこと言ってどうせ金儲け主義だろうぐらいの想念でご奉納したのでは、いくらご奉納してみたところで神様には通じません。(新初級研修用テキスト「ご奉納の本質」より)
 このように“奉納した人の想念が足りないから神様は助けてくれないのだ”ということにされ、更なる奉納を促されるだけです。
 この体験談の女性と同じことを言われた方はご注意ください。また、組み手さんも他の信者さんに無責任なアドバイスをしてしまわないようご注意ください。
 奉納しちゃいけない訳じゃありませんが、借金を返すべき相手が現実に(現世に)いるのですから、御神業や前世ばかりに気を取られていないで、先ずは返済する努力をする方がいいと思います。ご友人も「奉納したら?」というより「御奉仕はあなたの分も私がやるからお仕事頑張って」という方が、彼女は助ったのではないでしょうか。
 御奉納は完済してからでも遅くはありません。一所懸命働いて頑張っているのだから、おおらかな神様ならそのくらい待ってくれるでしょう。
 教団ももう少し困っている人のことを考えてくれるといいのですけどね。お金に困っている人に「だったらお金を出しなさい」というのはヘンです。


→返済より奉納・1

心の下座とは?

2016-04-07 14:09:26 | その他
 心の下座とは……謙虚であることか? と思いきや、み役者には次のように教えています。

4、神を讃える
 最も大切な心の下座は、堂々と神のみ名を讃えまつることです。(み役者の手引き「日常生活の実践行」より)


 組み手には持つべき想念として「みのる程、心の下座してニッコリと、威張りたがらず愛和の家庭おつきあい」と教えていたはず。祈言集の下座の頁にも「実るほど、頭を垂るる稲穂かな、“我”の棒胸に角出す哀れさ」とあります。これらの歌からは下座とは“謙虚であれ”という意味に取れますが、み役者の手引きではなぜか“神のみ名を讃えまつること”となっています。
 謙虚でいることと神を讃えることではずいぶん意味が違いますが、なぜ違っているのかは謎です。
 真光の教えは一貫性の無いものが多いですね。

改憲派の集会に真光から3000人動員

2015-11-13 14:11:03 | その他
またも政治活動に崇教真光信者が駆り出されました。

11月10日、日本武道館で行われた改憲派の集会「今こそ憲法改正を!武道館1万人大会」に崇教真光から3000人の信者が動員されました。
他の参加者も日本会議関係の宗教団体ばかり。一般参加者はごく僅かです。
ほとんどが一般参加者である解釈改憲・戦争法制反対派とは正反対です。

与党議員が、こんなに集まってくれたー!って喜んでいましたが、中身は上から言われるがまま参加したマイコン済信者が大多数ですから、一人一人の意志で参加している反対派とは胸に秘めたものの重みの違いを感じます。
うちの母も組み手(信者)なので動員されましたが、何の集会かも知らずに参加して櫻井よしこと百地章おすすめの本を買わされて帰ってきましたよ。

しかし、政治に無関心でこういった裏事情を知らない多くの人からすれば、1万人という数だけ聞くと「そんなに集まったのか。じゃあ憲法改正した方がいいのかな」と単純に思ってしまうのではないでしょうか。主催者側がそこを狙っているのは確かだと思います。中身がどうであれ、取りあえず頭数を揃えておけば「改憲を望む人はこれだけいますよ」と堂々と言えますから。

見える限りでは政教分離の原則に触れてはいないようですが、真光が日本会議メンバーの多い与党と親密なのは確かですね。

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