崇教真光ゆるツッコミ

カルト的宗教団体・真光の教義や御守護談にチクッとつっこみます。気まぐれ不定期更新。

返済より奉納

2014-06-07 12:37:59 | 奉仕・奉納
 真光328号三十周年秋季大祭感謝御礼言上から、組み手さんの体験談(抜粋)です。

 まだまだ経済的ミソギはいただいておりましたが、何とか少しでも御奉納のお許しをいただきたい願いで、夜もアルバイトに励み、その収入の全額を御奉納させていただいておりました。

 経済的ミソギとは金銭トラブルの事をいいます。
 この組み手さんには1億6千万円の借金があるそうです。にもかかわらず、夜のアルバイト代を全額、教団へ奉納してしまったんですね。普通借金があるなら、そして返せるお金があるなら、少しでも多く早く貸してくれた人に返すのが筋ですが、この組み手さんはその努力を放棄してしまったようです。
 真光の神様の御守護には“大難を小難にする”というものがあります(大本教と同じ)。例えばお金の場合は、100万円損するところを10万円で済ませてくれるという教えです。ただしみ教えに従えば(奉仕奉納すれば)の話ですが。この方はかなりお悩みのようだったので、この教えに惑わされてしまったのかもしれません。
 そしてその後、

 ある日、一通の通知書が届きました。
 我が家の借財の一つ、国からの借入金三千万円余りを、返済不能という理由で返済しなくても良いとそこに書かれているのです。~中略~少額とならせていただいた借金を想い、神様のご愛情に泣けてたまりませんでした。


 一見“大難を小難に”の教え通りになったように見えますね。この組み手さんも神様のおかげと思って、御守護やご愛情に感謝感激しているようです。
 しかしその実、この組み手さんが楽になっただけで、その分国に難を移していますよね。難を背負わなければならない人を救って、背負わなくてもいい人にその難を移すのが神仕組みでしょうか?
 本来自分で背負わなければならない借金を国民が背負ってくれた訳です。この方の借金を少額にしてくれたのも、感謝とお詫びをしなければならない相手も国民(納税者)です。最も感謝すべき相手を間違えています。
 一国民として私は、奉納できるアルバイト代があるにも係わらず、それを返済に充てなかったこの組み手さんに軽い怒りを感じます。返済のご苦労には同情しますが、神様ばかりでなく、もっと向き合うべき“人”をしっかり見られるようになってほしいと思います。そうでないと誰かに迷惑を掛けても気付かない人になってしまいます。

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