呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

ローテンブルグ奇談

2005年06月29日 | 遠近旅録-外国
平成7年にパックツアーでロマンチック街道を経てスイスへ旅したときのことです。

小雨模様のローテンブルグの市庁舎前で時計仕掛けの人形がワインを飲み干すのを見終わったあと、夏ながら寒かったし傘を差したくなかったので女房と一緒に城壁に登って壁伝いに街の北側を巡り、途中で写真を撮りながら雨に煙る中世の街並みを眺めていたとき、突然女房が「あたし前に此処来た事ある!」と叫んだのでビックリ!
何をたわけたことを!夢でも見たのではないかと言いながら歩きかけたが、確かに来た事があるようだと繰り返すのです。しかし、ロマンチック街道は2度目だという話は出発前にも聞いていなかったし、本人もさほど自信があるわけでもない口ぶりだったので頭がイカレたのかも?と少々心配しながら似たような場所は良くあるからねとその場は済んでしまったが、旅行を終えて家に帰ってアルバムを見たら、方角は少しズレているが確かに女房が同行の友人とローテンブルグの同じ建物をバックに写真に写っていたので二度ビックリ! でした。
その5年前に女房は確かにドイツ旅行をしたが、それはあるコーラスグループの演奏ツアーで、ロマンチック街道を横切るようにバスでオーストリヤ方面へ移動する途中、ローテンブルグに立ち寄ったらしいのです。しかも丁度それは娘が大学に受かった直後で、こっちは上京やら入学手続きやらで別行動が続き女房の旅程にはあまり関心がなかったし、また女房も出発の前日から熱を出し注射を打って無理に出かけたような状態だったので移動の途中で休憩程度に立ち寄る街がローテンブルグなのかどこなのか自分でも良く分からずに出かけたという経緯だけは判明したが、それにしても折角の海外旅行だったというのになんとも値打ちのない、アホな話じゃありませんカイ??

アルバムを見て「ソレご覧なさい、言ったとおりでしょ」などと威張る話ではないノダ!(2005年6月記)

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