呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

ガリバー体験

2005年07月04日 | 遠近旅録-外国
以前出張で泊まったロスアンゼルスのハイウェイ脇の新築の高層ホテルで、朝エレベータに乗ったら、操作ボタンの下には真新しい白い踏み台のような箱が置かれ、壁に”Mr.×× for the Chairman! "というキャッチフレーズが書かれた写真入りのビラが貼ってあるのに気づきました。
ビラの最下欄の発行団体名の単語が分からなかったので何かの組合の集会でもあるのかと思ってそのまま仕事に出かけ、夕方ホテルに戻ってビックリ!!
意味の分からなかった張り紙の名は”全米コビト連盟”(正確には成長ホルモンの異常で身長が伸びない人達だからそういう専門の呼び名だがその英語は忘れてしまった)だったのです。
その日の午後はホテル中が200人を超えると思われる老若男女のコビトさん達で溢れ、満員のエレベータに乗れば日本人サイズの私でさえ「突出して」背が高く、レストランへ食事に行っても従業員以外は殆どそういう人達!プールも遊園地の子供プールのような雰囲気で、目が合うといずれもニッコリ会釈してくれたりするが、その日はまるでコビトの国へ行ったガリバーになったような、なんだか実に変な気分でした。

そして次の朝起きたら、もうコビトさん達は潮が引いたように全員引き上げてしまった後で、ホテルはまた普段通りに。
本当に夢を見ているようでしたね~あの時は…・
(2005年7月記:写真は週刊ダイヤモンド誌から拝借)

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