


日本には中秋の名月(旧暦八月十五日)と共に十三夜の月(旧暦の九月十三日)を愛でる古来からの風習があります
十五夜はもともと中国から伝来したものだそうですが、[十三夜の月見] は日本独特の風習だそうで、少しの不足を良しとする日本人らしい風流を感じさせられます
そういえば左上が完全でない月に何か昔を感じさせます
今、三菱重工が打ち上げた月観測衛星 [カグヤ] が月の裏側を観測している最中です 中秋に餅つきをした兎も今は一休みしてる処でしょう
今年は10月23日でしたがここ数年のデータをみると十三夜は10月8日から11月3日に散らばっています そして明日24日は二十四節気の [霜降] です
昔から十五夜に月見をしたら必ず十三夜も月見をするものと云われ、十五夜だけでは [片月見] といって嫌われているそうです
今年は9月26日の中秋の名月も好天に恵まれ平泉の古人が愛でたと同じ満月を鑑賞することができました
また、十五夜は里芋をお供えして月見をしたので [芋名月] と呼ばれ、一方十三夜には収穫した栗や豆を供えたりするので [栗名月] とか [豆名月] とも呼ばれています
そして、中秋の名月の夜は天気があまりすっきりしないことが多いのに対し、十三夜の夜は昔から晴れることが多い特異日で気象学的にも [十三夜に曇り無し] と云い伝えられております
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