goo blog サービス終了のお知らせ 

小樽いまむかし散策

坂の街、港町・・・さまざまな表情を見せるその日常といにしえの姿

手宮洞窟の擁壁

2009年03月08日 | 古絵はがきに見るいにしえの小樽
かつて手宮にあった高架桟橋、そこへ至る線路がかつて手宮洞窟の上を走っていました。 この絵葉書、詳しい方に見てもらったところ大正時代、1914年から1925年に絞れるという。 文献調べると更に絞ることもできそうという話。 その鍵は上を走るSL 7100型と9600型だそうで両者混在したのがその時期。 やけにノッペリしてますが9600の登場間もない時期はこのような姿だったそう。 私も最初こ . . . 本文を読む

蘭島海水浴場の眺め

2006年08月10日 | 古絵はがきに見るいにしえの小樽
さて今回は前回と同じ場所、広いパースペクティブの写真です。 大きく弧を描いている浜は今も変わりません。 現在はテトラポットの内側を残して大きな弧を二つほど描いた形となっていますが当時は如何ほどだったのでしょう? 現在の様子。西寄りの場所から撮っています。 撮影ポイントが異なりますがご容赦を。 あまりの暑さに改めて撮りに行く気にもなれず・・・(^^) \(- -;) この画像の丁度右端あたりから忍 . . . 本文を読む

夏の蘭島海岸

2006年08月09日 | 古絵はがきに見るいにしえの小樽
暑い日が続いておりますが皆様如何お過ごしでしょうか? 今回は『夏の蘭島海岸』 服装や沖の船から戦前のものであることがわかります。 ただこれだけでは具体的に蘭島のどの場所であるのか特定することはできませんが、浜や波の様子など今も昔も変わらないことが伺えます。 沖の遊泳区域の境界標らしきブイにカタカナの”ラ”が書かれていますがこれ何かの広告なのでしょうか? . . . 本文を読む

旧北海道拓殖銀行小樽支店~保存活用の難しさ

2006年06月01日 | 古絵はがきに見るいにしえの小樽
さて、前回の「小樽随一の悪い景観」といえる『出抜小路』の斜向かいにあるのがこの旧北海道拓殖銀行小樽支店。 1923(大正12)年建築、矢橋賢吉らによる設計の鉄筋コンクリート作りの重厚な建築です。 私が小樽に移って来た1986年当時この建物は外壁の崩落を防ぐため全体がネットで覆われており廃墟同然の姿でした。 それから20年、活路を見出すべく利用されるものの採算合わないのか数年の周期で改装→開業→閉 . . . 本文を読む

雪の稲穂町大通

2006年03月16日 | 古絵はがきに見るいにしえの小樽
またまた一ヶ月以上空けてしまいました。 もう更新する気ないのか?と思われた方ゴメンナサイm(__)m \(- -;) さて、春の息吹が近づいてくると長かった冬もまもなく終わり。 小樽の昔の冬景色は如何ほどだったのでしょう? それが今回ご紹介する稲穂町大通。現在の寿司屋通りから都通を望むところです。 年代はまだ明確に判断できませんが、大正期と推定されます。 当時の冬の交通は馬橇が主体。戸口よりも数 . . . 本文を読む

小樽港に入港する第一艦隊

2006年01月22日 | 古絵はがきに見るいにしえの小樽
今年は特に雪も多く厳しい冷え込みが続いています。 皆様如何お過ごしでしょうか? 冬景色でもUPしようと思いきや現物をある方面に貸出中で手元にないのでチョット趣向を変えて昔の小樽港の写真を一枚。 ディアス氏のHPでドレッドノート級戦艦と小樽港を合成した写真を見て探し出して来ました(^^) 流石にドレッドノートそのものが来日したことはなかったでしょうが、日本艦で最も近いと言えるのが『薩摩』級でしょう . . . 本文を読む

皆様良いお年を~小樽区花園町の歳の市

2005年12月31日 | 古絵はがきに見るいにしえの小樽
大正以前と推定されます。花園町の歳の市の模様です。 続々と紹介して行きたいものではありますがまだ収集途上であり、未整理のものも多数あるとともに年代や場所に関する自分自身の知識不足も手伝って調査に手間取ったり、加えて自分自身が体調崩したりするなど思うように更新できなかった感があります。 同時に現状を取材、撮影することも並行しておりますが日々失われてゆく風景も少なくなく、今になって撮っておけばと後悔 . . . 本文を読む

夢の跡~オタモイ遊園地(第4回:龍宮閣残照記)

2005年10月31日 | 古絵はがきに見るいにしえの小樽
チョットいろいろありまして2ヶ月以上も放置してしまいました。ゴメンナサイm(__)m 気が付いたらすっかり季節外れとなってしまいましたので駆け足でご紹介致します。 オタモイ遊園地のメインとなる建物。それが龍宮閣です。 家族連れの談笑する食堂の内陣。その向こうに見えるのが龍宮閣です。 前回は海水浴場から見上げていましたが今回はかつてあった食堂から望んでいます。 あたかも『千と千尋』を思わせる光 . . . 本文を読む

夢の跡~オタモイ遊園地(第3回:海水浴場の光景)

2005年08月05日 | 古絵はがきに見るいにしえの小樽
暑い日が続いておりますが皆様如何お過ごしでしょうか? さて、いよいよ園内を散策して参りましょう。 暑い日にはやはり海に行きたくなりますね。 ところで昔の海水浴場の光景はどんなものだったのでしょう? というわけで絵葉書に残された戦前の海水浴シーンをお見せ致します。 今回からサブタイトルを付けることに致しました。 当時としては珍しいカラー写真です。 いえ、着色されたものかもしれませんがそこまでは判断 . . . 本文を読む

夢の跡~オタモイ遊園地(第2回)

2005年07月26日 | 古絵はがきに見るいにしえの小樽
この一帯は「白蛇の渓」と呼ばれ、古くからの霊場として知られていました。 当然ながら人はそう容易に立ち入ることのできない場所であったところを小樽の割烹「蛇の目」の加藤秋太郎が1936年、絶壁を削り遊歩道をつくり、のみならず龍宮城を思わせる建築物を並べて一大リゾート地として仕立てたのです。 そのオタモイ遊園地、かつてはこのような様相を誇っていました。 唐門からオタモイ地蔵に至る間、龍宮閣を中心に食堂 . . . 本文を読む