おとうとねずみチロ 3時間目
(国語科 東京書籍 1年下 物語文)
ねらい 場所や時間の変化を見つけることで、物語が四つの
場面からできていることがわかる。
1 音読
2 場面分け 発問1 このお話はどこのお話ですか。 「教科書のトビラ(P53)の手紙の住所を見せて、「先生、ここです。」 このように聞くと、「ちがいます、ちがいます。」「丘の上に登っています」 指示1 分かりました。先生が最初から読むので、「チロの家」から場所が 題名から順に読み聞かせていった。 ところが、その一つ前の文、 理由を聞いてみると次のように答えた。 説明1 チロが外へ飛び出したところを教室のドアでやってみましょう。 子どもに協力してもらって、「飛び出して行きました」を実演させた。 質問1 先生から見て「外に飛び出して行きました」っておかしくないですか。 すると、子どもたちから、 ということで、P58から丘の上であるとした。 またも、「また家に帰っています。」と多くの反対意見が出る。 同じように挙手で場所が変わる部分を確認した。 発問4 このお話は、「チロの家」から始まって「丘の上」に行って、 言い終わらないうちに「ちがいます!」 同じ展開でP62から場所が変わることを確認した。 これで子どもたちも納得した。 説明2 このように、物語の中で、場所や時間が このようにして1~4場面の分け方と呼び方を学習した。
と答える子どももいた。
子ども達の発言をまとめて、「チロの家」ということにした。
発問2 このお話は、「チロの家」で始まって、ずっと「チロの家」での
出来事で終わりですね。
「木の上に登っています」と猛反対がおこった。
変わったところで手を挙げてくださいね。
多くの子どもは、P58の最初
「どんどん どんどん はしっていって、おかの 上まで のぼりました。」
のところで場所が変わったと考えた。
「チロは、そとへ とびだして いきました。」(P57)
だと考えた子どももいた。
「外へ飛び出して行ったんだから、もう家の中ではないと思います。」
なるほど、よく読んでいる。
次に、私が教室の外に出て、もう一度やらせた。
「それなら、『とびだして来ました』になります。」
という発言があった。
1学期では考えられない発言におどろいた。
説明1 そうだよね、「とびだして いきました」はまだ、家の中にいるんだよね。
ただ、そう思うと、P58の1文目もあやしいと考えたが、
子どもたちは気にならなかったようなので取り扱わなかった。
発問3 このお話は、「チロの家」から始まって「丘の上」に
行ったまま終わるお話ですね。
全員一致でP61の3行目
「なん日かたって、おばあちゃんから 小づつみが とどきました。」
となった。
そして「チロの家」に帰ってきておしまいですね。
「また、丘の上に行っています。」と反対意見。
発問5 このお話は、「チロの家」から始まって
「丘の上」に行って、そして「チロの家」に
帰ってきて、また「丘の上」に行っておし
まいでいいですか。
変わっているところを「場面」と言います。
最初、「チロの家」の場面は1番目の場面
なので「1場面」と言います。
発問6 では、「丘の上」2番目の場面を何と言いますか。
説明3 このお話は4つの場面があるお話だということが分かりましたね。
次からは、それぞれの場面について学習していきましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (C) 2012 Yoshisumi Okuda. All Rights Reserved.
TOSS(登録商標第4324345号) http://www.tos-land.net/
このサイトおよびすべての登録コンテンツは著作権及びリンクはフリーではありません
TOSS長州教育サークル 奥田嚴文 okudaksg@ybb.ne.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━