酒呑みの正しい生活

行き先案内

昨今の日本は観光立国になっているらしい。
海外から外国人観光客がやたらとやって来る。

そのお陰か、先日は2日間で3名もの外国人に色々と聞かれる羽目に。

まぁ、海外からわざわざ日本に遊びに来てくれる方は歓迎だし。
(街を汚したり、大きな声で話しをしないでね)
日本を好きになってくれるのは、とても嬉しい事ではあるのですが。

街中で見かけるもので、これって役に立ってるの?と疑問に思う事もしばしばである。

まず最初に、JRの車内アナウンスで流れる英語。
これ、最初から録音した音声ガイダンスが流れるのはまだ良いんですよ。
これ、いる? と思うのは、車掌さん自らが頑張る英語のスピーチ。

まるで英語を習いたての中学生が、単語にカタカナで発音を書いた教科書を読んでいるかのようなアナウンス。
ペラペラペラと早口の日本語での案内終了と同時に、間髪入れず英語(と、本人は思っている)で以下の文言を放送します。
デス トレイン イル デパー チャー ショート リー!

これを日本語に続けて発音して、いったい誰が英語と気付くだろうか?
恐らく、その場にいる日本人ですら気が付かないかも知れない。
(個人的には車掌さんに対する罰ゲームみたいで、意外と楽しみにしていたりします)

そもそも母国語以外で行き先案内をするのって、日本くらいじゃないのかしら?
出張で随分と色んな国に行かされたけれど、日本語はもちろん、英語の表記ですら限られた場所でしか見た事ありませんよ。
フランスやドイツなんて、空港職員ですら英語が通じないし。

続いて、これいるの?って思うのは外国語表記の行き先案内板。


これね。

とっても親切に感じるかも知れませんが、恐らくほとんどの外国人に役立っていないと思う。
それは自分の実経験から強くそう思うのであって、これが役立つ人って終点の駅に行きたい人だけなのよね。

昔、ドイツに出張で行った時、乗っていた電車の行き先が途中で変更になりました。
空港から出ていた列車なので、外国人がたくさん乗っている事は解っているだろうに。
行き先変更のアナウンスはドイツ語だけ。
しかも目的地とは全く違う、バーデン・バーデンなんて駅で強制的に降ろされてしまいました。

なんで降ろされたのかも解らず、ここがどこなのかも理解出来ず、ましてやこれからどうしたら良いのか途方に暮れていた時です。
駅の案内板に次の列車の行き先が表示されます。
しかもご丁寧に、自分が読める言語は一切無し。
単にドイツ語で終点の駅名が書かれているだけ。

学生時代に、もう少しだけ真面目にドイツ語を勉強しておけば良かったと後悔しても後の祭り。
次の電車は自分が行きたい駅に行ってくれるのか、駅員に聞こうが、隣の乗客に聞こうが、誰も英語を理解してくれません。

ましてや、日本においてこんな表記いる?


これを表示している間は、時間の無駄だと感じるのは自分だけでしょうか?

おもてなしとして、とっても親切にしているつもりかも知れませんが。
これを企画した人が考えるほど、これらの表記は役に立っていないと思いますよ。


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