最近、というか前からだが大学で生協が主催する公務員講座が開かれている。
大学側としてもこういうサービスをしなければ生き残れない時代になったのだろう。
今年度、この公務員講座に聴覚障害者の学生が受講することになり、自分もノートテイクに行ってきた。
ノートテイカーの対象は現役生に限るものであったが、自分はこれまでの活動経験を買われ卒業生であるにも関わらず参加することになった。
このノートテイクだが、これまで普通の授業でノートテイクによる情報保障を行うことはあった。
だが、公務員講座に聴覚障害者が受講するのは初めてのことであり、生協は急遽この学生に情報保障をするためノートテイクを行うことに決めた。
しかし、講師の側からの反対の意見もあったらしかった。
というのも、短い期間で受験に合格するための膨大の情報を受講生に伝達するので、聴覚障害学生一人のためにゆっくり話すことはできないという類のことを生協は言われたらしい。
ゆっくり話せば情報量が少なくなり、今まで80%を誇ってきた合格率が下がることになる。だから、そんなことはできない。
つまり、婉曲的に「そんな学生は受けるな」と言っているわけだ。
でも、彼らの根拠は果たして正しいのだろうか?
確かに彼らの有する受験ノウハウに従って効率的に勉強すれば合格率は上がるだろう。
しかし、高い合格率をたたきだせるほどの知識と学力をもともと備えていた学生だから、80%もの合格率を出せたともいえる。
ウチの大学はランク的にも上位の部類に入るから、この要因は無視できない。
それを「80%もの合格率が出せるのは俺たちの教え方のおかげだ」と居丈高に構える講師は、教育者という資質としてあまりいただけない。
これから来年の3月まで講座は開かれ、その間ノートテイカーとして参加していくことになるが、講師に限らず、これから公務員になるかもしれない受講生に対してもノートテイクのように聴覚障害者には何らかの形で情報保障が必要であるということを啓蒙できればと思う。
大学側としてもこういうサービスをしなければ生き残れない時代になったのだろう。
今年度、この公務員講座に聴覚障害者の学生が受講することになり、自分もノートテイクに行ってきた。
ノートテイカーの対象は現役生に限るものであったが、自分はこれまでの活動経験を買われ卒業生であるにも関わらず参加することになった。
このノートテイクだが、これまで普通の授業でノートテイクによる情報保障を行うことはあった。
だが、公務員講座に聴覚障害者が受講するのは初めてのことであり、生協は急遽この学生に情報保障をするためノートテイクを行うことに決めた。
しかし、講師の側からの反対の意見もあったらしかった。
というのも、短い期間で受験に合格するための膨大の情報を受講生に伝達するので、聴覚障害学生一人のためにゆっくり話すことはできないという類のことを生協は言われたらしい。
ゆっくり話せば情報量が少なくなり、今まで80%を誇ってきた合格率が下がることになる。だから、そんなことはできない。
つまり、婉曲的に「そんな学生は受けるな」と言っているわけだ。
でも、彼らの根拠は果たして正しいのだろうか?
確かに彼らの有する受験ノウハウに従って効率的に勉強すれば合格率は上がるだろう。
しかし、高い合格率をたたきだせるほどの知識と学力をもともと備えていた学生だから、80%もの合格率を出せたともいえる。
ウチの大学はランク的にも上位の部類に入るから、この要因は無視できない。
それを「80%もの合格率が出せるのは俺たちの教え方のおかげだ」と居丈高に構える講師は、教育者という資質としてあまりいただけない。
これから来年の3月まで講座は開かれ、その間ノートテイカーとして参加していくことになるが、講師に限らず、これから公務員になるかもしれない受講生に対してもノートテイクのように聴覚障害者には何らかの形で情報保障が必要であるということを啓蒙できればと思う。