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大堀サックス研究所

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明日行っていいですか?

2013-10-17 02:08:00 | O.S.L.のお客様
9/25(wed)のお客様は大阪からお越しの池田健さま。

いや~お久しぶりです!!!

「明日から東京行くんですけど、ソッチ行っていいですか?」という電話。僕が昼間空いていたのでもちろんオッケーしました。前回は何年前でしたっけ~?で、前回のマウスピースがコレ↓

今は作ってませんが、メタルサイズの細インナー!しかもインナーの材質がアルミ青銅なヤツはまたウチでもレア!これも少し改修しましたが、今回メタルが欲しいと言っていた池田さん、なんと↓

それですか~!!また僕用のメインが嫁入りしてしまいました。う、うれしいです!(笑)
「前回も確かメタルが欲しいって言っててアレになったんですよね~」と池田さんもおっしゃってましたが、ホント、吹いてみないと分からないもんです。

僕も、改修した前作と今回のマウスピースを池田さんの楽器で吹かせてもらったのですが、いや~良いっす!確か、前作もかなり現場で鍛えてたヤツだったんですよね~。

用意していたメタルの原型たちも、かなり良い線行ってたのですが、やっぱし現場チェック入ってるヤツは違うって事なんでしょうか?

池田さま!お買い上げありがとうございました!
ビッグバンドの本番はどうでしたかっ?

ルイトモ

2013-10-17 01:40:00 | O.S.L.のお客様
9/23(mon)のお客様は土田悟史様。

ついに来たマリガン・フリーク!もう、気合いバリバリで製作しましたよっ!

なにしろ、あの音が欲しいっていうのがすぐ分かっちゃうもんですから・・・

バリトン初のエボナイト・オモリ無しで行ってみました。
ちなみにインナーの入っているタイプで、外形がテナーサイズの方がウチの旋盤では削りやすいのですが、今回は頑張りましたね~。太さも通常のバリトンサイズっていうか、セルマーとほぼ同じサイズ。この辺は実はテナーのラバーサイズの方がリガチャーの選択肢も増えるので悩む所ですが、なにしろそういうオーダーなので、行ける所は行ってしまうのがウチのスタイルです。中身は、多分、今まで作った中では最大なラージチェンバー系になりました。うほほ。

微調整でコロコロ変わって行く吹奏感と音色にニンマリの土田くん。

バリトンはやっぱしLow A無しですよ!僕も短いバリトンが欲しい!
実は、12/22に関内のMe Gustaで一緒にライブします!
しかも、マリガン祭りです!土田くんのいつもやってるピアノレスカルテットに、僕と佐藤洋樹(v.tb)がおジャマ!最後は4管のアレをやろうという企画!!詳細はまたすぐアップしますので、少々お待ち下さい。

で、今回参考にしたというか、とりあえず見た(笑)マウスピースがコレ。

mcグレゴリー様ですね。

もー何じゃソレ?っていう感じのラージチェンバーなのです。

ソコまで掘って、息持つんかい?って位大きいですね~。
さすがに今回作ったものはここまでは広げませんでしたが、やはりこういう内部形状ってスゴく魅力的ですね~。空気感が違う!

そして、アルトのマウスピースも吹いてもらったりして・・・

っていうか、土田くんのブッシャー400も強力にシブい!
しかし、最近、セルマーのアルトを見てないな~!

土田さま、お買い上げありがとうございました!
また微調整するから何かあったら言ってね~!

季節がバリトン

2013-09-12 00:01:00 | O.S.L.のお客様
9/1(sun)のお客様は田中邦和さま。

そろそろバリトンの季節なワケで、メタルをゴリゴリと調整。

特等席で聴くオヤジ。

邦和さんは何吹いても良い音なので、どこを削るか迷っちゃいます!

ホントに素晴らしいアンブシュア!このまま教則本に載せたい!

邦和さんもおっしゃってましたが、楽器が生えてる感じ!

「もう文句無しに良い音だね!」

このマウスピースも、もう何年調整してるんだろう?(笑)
すごく慎重に、現場を往復して少しずつやっています。
往復する現場があのバンドっていうのが邦和さんスゴい!
メッキはもうちょっと先かな~!

それにしてもバリトンはデカいくせに、ほんの少し削っただけで敏感に反応してコロコロ音色も吹き心地も変わって行くので微妙です。デカいから大雑把ってことはあり得ないんだよな~。かえって慎重に行く位じゃないと痛い目みちゃうんです。←結構見ました!自分ので!(笑)
でも、今回は割と大胆に調整してみました!コレがかなり当たりだったみたいです!おおお!もうちょいか~!さ~研究研究!

白いアレを黒いアレで作ってみよう。

2013-09-11 22:47:00 | O.S.L.のお客様
8/26(mon)のお客様は大内満春さま。

毎回マニア魂炸裂の大内くんのマウスピース製作!
腕が鳴るぜ~!!!

大内くんのマウスピースは、いつもオーダー時点で相当苦戦する事を覚悟している(笑)のですが、今回はコンセプトモデルを大内くんが送ってくれたので非常に助かりました。

そう、ブリルハートのトナリンちゃんですね。

シャンクにはブリルハートではよくあるリングがハマっています。

材質がエボナイトよりも硬いため、薄い部分でクラックが出来ちゃう事が多いんですよね。

内部形状もかなりキレイ。

美しい入り口からのカーブに、大きすぎない良いサイズのチェンバー。
ウチにはやはりアルトのストリームラインがあるのですが、なんかブリルハートってオットーリンクやメイヤーにはない魅力があるんですよね。昔の業務用っていう感じかな~?

今回は古いスタン・ゲッツみたいなサウンドに近づけたいと言う事で、僕も久しぶりに古いスタン・ゲッツの音源引っぱり出して吹き方研究したり、硬めのリード仕入れたりで、こういう込み入ったオーダーで鍛えられるんだよな~とか思いつつ、納期も結構待ってもらったりしてジックリと製作させてもらいました。

ヒレ付きショートシャンクですよん。ちなみにエボナイトです。
アクリルでも面白そうなんだけどな~!それはまた今度ね!

で、完成!

リガチャーは大内くんの後輩が製作したそうです。
おお!純正みたいだ!

よ~し!またライブやろう!テナーばっかのやつ!

大内さま、今回もありがとうございました!

お久しぶりです!ボス!

2013-09-11 22:15:00 | O.S.L.のお客様
8月はひたすらマウスピースをゴリゴリやってた気がしますが、19日のお客様は、お久しぶりです!

中村誠一さま!
同い年の2人!

今回のオーダーは、何とアクリル細身タイプ。

どうやら某ビッグバンドで共演した皆川亨さんの使っているウチの初期型マウスピースが吹き易かったそうで「アレと同じやつ作ってくれ~!」というお電話をいただきました。

で、準備していたアクリル細身。

細身はなんかカッコ良いな~。太いのももちろん良いのですが、アクリルという材質の影響もあるのか反応も早くて僕は好きなタイプ。最初は皆川さんのと同じ様にバッフルも少し高めにしていたのですが、結局はドッサリ掘削して割とオーソドックスなスタイルに落ち着き、この写真の状態からヒレ1.5本分短くしてショートシャンクになってしまいました。

ちなみに誠一さんの楽器はリファレンスの36、コレも良い感じでした~!
最近吹いた現行の楽器の中では相当良い感じ!やっぱセルマー・マジックってあるな~!なるほどぉ!

で、マウスピースの方は当初の予定からは全く違うダーク目なサウンドに!
だろ!

あ~面白かった!

誠一先生!ありがとうございました!

その後の調整もお待ちしております!!