showtime's blog

http://www.myprofile.ne.jp/showtime-blog+blog の携帯版

シャラポワ

2004-07-02 22:16:25 | showtime
「中断前は上体だけで打っていましたが、中断後はしっかり重心を落として打っていますね」 とは、

ウインブルドン準決勝、ダデンポートーシャラポア戦での伊達公子のテレビでの解説。年の割には、落ち着いた話し方をすると思って見ていたら、シャラポアが逆転勝ちしてしまった。

それにしても、マリア シャラポアはかわいい。対戦しているダデンボートが気の毒なくらいだ。NECのCMに出演していた頃は、ある程度作られた部分もあるのかと思っていたが、ウインブルドンでの映像を見ていたらCMのままで驚いた。もうマルチナ ヒンギスの比ではない。

決勝はセリーナ ウイリアムス。これまた対照的だ。

Jackie Wilson

2004-07-01 00:58:33 | showtime
「めったにはない、何十年に一回くらいしかないかもしれないが、生きててよかったと思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。だから、あいつも生きてりゃよかったのに、と思う。生きていて、バカをやって、アル中になって、醜く老いていって、それでも 『まんざらでもない』 瞬間を額に入れてときどき眺めたりして、そうやって生きていればよかったのに、と思う」 というのは、

18歳で自殺してしまった友人に対して書いた中島らもの文章 (『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』)。ちなみに、中島らもは当時36歳。

おおよそ代表作にはなりえない作品だが、僕はこの文章が中島らもの書いたものの中で一番好きだ。いや、中島らもに限らず今まで読んだすべての文章の中で一番好きなものの一つだ。そして、これを書いた中島らもの年齢を超えた今、大いに共感できるようになった。この文章に出会えたことに感謝したい気持ちで一杯であった。

しかし、大槻ケンヂが代表作 『のほほん雑記帳』 のこの文章を引用して、あっさり紹介していた。「らもにはずれなし」とはじめて、ちっとセンチなところが中島らもらしいと。すると今度は、大槻ケンヂの文章のほうにぼくは感動してしまった。複雑な心境だ。

生きててよかった思える夜に、これまた生きててよかったと思えるCDを手に入れた。
映画 『Standing in the showdown of Motown』 の中で、これも僕たちの演奏だとファンク・ブラザースが語っていた曲である。

“Higher and Higher” Jackie Wilson


林真理子

2004-06-30 07:05:21 | showtime
「某女性審査員の作家としてはどうかと思う発言で (ホラー小説大賞を) 落選させられた 『バトル・ロワイヤル』」 と、

佐野眞一の著作 「だれが『本』を殺すのか?」 に書かれて納得いかないのは、林真理子 (「夜ふけのなわとび」 週刊文春 7月1日号)。

林真理子は、『バトル・ロワイヤル』 は選考会で話題になったがA評価でなかったと書いている。しかも、選考会後の食事会で選考委員の一人が、「結構面白いからどこか小さいとこで絶対出すよ。そして俺たちが賞に落としたことを売りものにするんだろうなあ」 とまで言ったと。そして結果はそのとおりになった。

「選考委員たちが、その才能に驚愕しながらも、いっせいに嫌悪を示した問題作!」 というような本の帯まで作られ大ヒット。そして映画化。で、先日の事件で同じ本が加害者の愛読書とわかると、いっせいにバッシング。

これでは、時代遅れのPTA的な女性選考委員のレッテルを貼られバッシングされた林真理子の腹の虫が納まらないのも無理はない。でも、こういったバッシングを恨みたらたらで反論していく、このエネルギーこそが林真理子を大先生に成長させてきた、20年以上も前から。で、いつも最後に勝つのは大先生だった。

金原ひとみ

2004-06-29 22:56:16 | showtime
「申すでない」 とは、

朝日新聞夕刊のファッション コラム 「ファッションの風」 の金原ひとみ執筆時の題名。この連載は、月イチで掲載され数回で書き手が変わっていく。で、題名からわかるように、内容は流行のファッションについての話のはずだが…。

起きるのが遅いので洋服を買いに行けないが早く起きろと申すでない。全身鏡がなくてチェックできないなら全身鏡を買えと申すでない。と、言うような言葉遊びになっているのは初回だけで、残りの回にはあまり使われているだけ。

しかも、最終回で本人自ら書いているように、ファッションのことは書いていない。涙を飲んで書かないそうだ、よくわからないが。それでよく掲載されたと思うが、これを調子に乗りすぎととるか、挑戦的だととるかは読み手しだいだろう。内容はどってことはないのだが、ボクらには面白かった。(最終回1つ前最終回

『蛇にピアス』 に否定的なコメントを載せていた (04/03/27) 村上龍が、『アッシュベイビー』の推薦文を書いているのを電車の中吊り広告で見てちょっと驚いた。フットワークいいな、村上龍。アマゾンのカスタマーレビュー・ピックアップは散々だけど。


松田聖子

2004-06-29 21:45:31 | showtime
Pineappleと並ぶ傑作」 とは、

松田聖子の新譜 「Sunshine」 対する山田美保子の評価。
山田美保子、ほんと松田聖子好きだなあと思わせる話だ。

それにしても、松田聖子の公式サイトのディスコグラフィーは使いやすいなあ。編曲者でも検索できるぞ。

フィーゴ

2004-06-29 16:03:04 | showtime
「そっとしてやってくれ」 と、

ポルトガルのフェリペ監督が、フィーゴのことを気遣ってもバッシングはとまりそうもない。佳境を迎えたサッカーの欧州選手権で、ポルトガルの主将フィーゴのオランダとの準決勝への出場が危ぶまれている。

前日の準々決勝で途中交代を命ぜられた際、不満を表すジェスチャーでピッチを後にしたばかりか、ベンチに残らず、ロッカーに下がりPKにすら出てこなかった。この自己中心的な行動に批判が集中。フィーゴを擁護する会見を自主的に開いたものの、規律を重んじるフェリペ監督が、どのような布陣で準決勝にのぞむか注目を集めている。

スターの終わりとはこのようなものである。いや、このようでなくてはいけない。もはやチーム内では、ブラジルから帰化したデコの方が存在感あるという報道もある。黄金時代といわれたルイ・コスタ、コウトも出場機会が減っている。初戦でつまずきながらも、こうしてチームを立て直し、勝ち続けていけば理想的である。

それにしても、始まる前から金子先生の絶賛が聞こえてきそうな、「ポルトガル対オランダ」 の準決勝。超攻撃型チーム同士、今考えられうる国際Aマッチでの最高の組み合わせとなったが、残念ながら地上波での放送はない。どうにか見る方法はないのか?

ちなみに、セルジオ越後の予想はポルトガル有利。

流行色

2004-06-28 08:07:44 | showtime
「流行色って、誰が決めるの? 」 とは、

ののちゃん疑問 (『ふしぎ玉手箱』 朝日新聞 6月5日 夕刊)。

「流行色はおしつけだと思っている人」 という藤原先生の話を絵に描いたようなボクらにとって、この解説はとても面白かった。流行色は、インターカラーという国際会議で流れが決まるが、「全体的にいきいきした色。ピンクなら濃いめの鮮やかな色調」 というような漠然としたもの。これが実際のシーズンの24ヶ月前。日本の場合は、日本流行色協会がこの情報をもとに、日本の事情に合わせた独自の情報をメーカーに伝える。で、メーカーが、また独自に売れそうな色を探す。これが流行色の流れらしい。

流行色の情報は、弁当屋が弁当を作るうえで参考にする天気予報のようなもので、絶対ではないらしい。9.11の年は、流れに反して世界的に癒し系の色が流行ってしまった、ということもあるそうだ。

ののちゃん、あなどれないな。

雑誌ナビ

2004-06-27 23:33:53 | showtime
【重要】雑誌ナビサービス終了のご案内

いつものように goo の雑誌ナビを見ようと思ってクリックしたら、終了していた。ひょっとしたら、活用したのはボクらだけか?いつも見ていたので、ビックリしてupしてみた。それだけ。


戸田恵子

2004-06-27 10:19:40 | showtime
「スリラーやサスペンス小説のように、何千人の社員が次の話を聞きたいと思うような人でないといけない。どんなに実績や能力があっても、退屈な人間には務まらない」 とは、

カルロス ゴーン日産CEOの次期COO選考基準に関する話の一節。やはり、優秀な人は話が面白い。身近な例を考えても思い当たるところは少なからずあるし、戸田恵子のインタビュー(『阿川佐和子のこの人に会いたい』 週刊文春 7月1日号)を読んだときもそう思った。

小さいころから好奇心が旺盛で、ものおじしなかった戸田恵子は、幼稚園に行きたくて、入れない頃から近所の子たちと一緒に幼稚園のバス乗り場に並んでしまった。で、バスが行った後、ひとり取り残されてしまったのを不憫に思った親が頼んで1歳半から幼稚園に通わせてもらったとか。

歌手としてデビューした後、テレビ番組の水泳大会に出演した時、後輩ピンク・レディーが投げたゴールドのゴルフボールを競って拾うという競技で、ボールが戸田恵子の目の前に落ちてきたにも関わらず屈辱的だったから拾わなかったとか。

それにしてもゴーンの日産の次期COOの話は、よく噂される40代中国担当の××氏、国内販売担当の○○氏以外にも抜擢があるというシグナルだといわれる。最後まで競わせるのが、ゴーン流だそうだが、競わされるほうは大変だ。それにしても、こんな話題をふりまくゴーンこそが、最高のストーリーテラーであることは言うまでもない。


堀井憲一郎

2004-06-25 05:30:00 | showtime
「新チームの名前、考えてみました」 とは、

今週の 『ホリイのずんずん調査隊』 のテーマ(週刊文春 7月1日号)。今週は、近鉄とオリックスの合併後の新チームの名前を考えるべく、日米プロ野球チームのニックネームを調査している。

合併に関して、みんなが喧々諤々(けんけんがくがく)と論議しているのに、相変わらずのマイペース。で、考えた名字は 「第二阪神」 だそうだ。このスタンスには、いつも感心する。