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林真理子

2004-06-30 07:05:21 | showtime
「某女性審査員の作家としてはどうかと思う発言で (ホラー小説大賞を) 落選させられた 『バトル・ロワイヤル』」 と、

佐野眞一の著作 「だれが『本』を殺すのか?」 に書かれて納得いかないのは、林真理子 (「夜ふけのなわとび」 週刊文春 7月1日号)。

林真理子は、『バトル・ロワイヤル』 は選考会で話題になったがA評価でなかったと書いている。しかも、選考会後の食事会で選考委員の一人が、「結構面白いからどこか小さいとこで絶対出すよ。そして俺たちが賞に落としたことを売りものにするんだろうなあ」 とまで言ったと。そして結果はそのとおりになった。

「選考委員たちが、その才能に驚愕しながらも、いっせいに嫌悪を示した問題作!」 というような本の帯まで作られ大ヒット。そして映画化。で、先日の事件で同じ本が加害者の愛読書とわかると、いっせいにバッシング。

これでは、時代遅れのPTA的な女性選考委員のレッテルを貼られバッシングされた林真理子の腹の虫が納まらないのも無理はない。でも、こういったバッシングを恨みたらたらで反論していく、このエネルギーこそが林真理子を大先生に成長させてきた、20年以上も前から。で、いつも最後に勝つのは大先生だった。