goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログ生活、趣味全般投稿中

親鸞 上巻



五木寛之    同郷の作家です青春の門以来、彼の作品は読んでいなかったので今回の作品親鸞を読んでいます、1月発売から ようやく上巻を読み終えました平日昼休みに少しづつ読んでいるためなかなか進みません。 


お勧め度
★★★


 上巻では幼少の親鸞が思いがけず世俗の底辺の住人達と交わり、比叡山での修行を経て六角堂での百日参籠に入る場面までが描かれています。

 中学生くらいでも十分読める平易な文章でありながら、描かれる人物達は実に生き生きとしていて大変読応えがあります。得体の知れない怪しげな連中から後白河法皇のタヌキぶりまで、真実を追い求める親鸞の周りでは一癖も二癖もある人間達がうごめいて、物語に厚みを持たせています。




 どれほど修行に打ち込もうとも消えない迷いに苦悶しながらも仏の姿を求め続け、その先に何を見出したのか―親鸞が今も人を惹き付けるのは、悟った人だからではなく迷い苦しみ続けた人であったからなのでしょう。...

イメージ 1
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「お勧め書籍」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事