私ごとですが 今日は ランちゃんの命日でした。
夫に言われて 「あ そうだったね」 と 思い出したんですが・・・。
もう 9年になるなんて 月日の経つのは 早いものです。
死なれた当初は ランちゃんを思い出すたび
泣いていたものですが 9年も経つと
“犬 飼ってたこともあるんだ”
と 記憶も遠い彼方に・・・。
死んだ前年に 心臓発作で倒れて それ以来
週に 2~4回は 病院通いをしていました。
動物は 保険がきかないので 一回行くと1万円近くかかることも多く
治療費が大変でしたが それでも
ランちゃんが 居なくなるということが怖くて
ちょっと異変があれば 病院に 駆けつけました。
そんな中 8月の末に 私は 大阪に行っておりました。
「ランちゃんの 具合が悪いから行けない」
と 言ったら 母に
「ランちゃんと親と どっちが大事なんや」
と 言われ その頃 父も入退院を繰り返していたので
そっちも気になって・・・。
などと 言いながら 甲子園にも行きましたけど。
(新庄選手が居た頃でした)
ランちゃんが死んだのは 私が東京に戻った翌日の午前でした。
「ランは お前が帰るのを 待っててくれたんだよ」
と 夫は言います。
私が 帰った夜 ものすごく苦しそうだったのを思い出すと
今でも 涙ぐんでしまいます。
最近 ときどき考えます。
ランちゃんに 死なれたくないと 1年以上医者通いしたのは
“やれるだけのことはやったんだ” という私たちの自己満足で
ランちゃんには 迷惑だったんじゃなかったのか・・・って。
肺に注射針を刺して たまった水を抜いたり
点滴したり 水分を制限させたり
きっと つらかっただろうな。
あまり 苦しめないで 見送ってあげればよかったのに・・・。
だけど その当時は そんなこと考えられなかった。
医学が発達して 人間も動物も 無理やり生かされてしまう今の世。
どこでどんな決断をするのか。
難しいところです。