Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

最近見た映画。

2017-05-21 16:23:55 | 映画


みなさんこんにちは。
GWが終わったら、急に暑くなりましたね。もう、ほぼ夏ですね。

ここ最近、旅行記以外のブログの更新が滞っておりまして、どうもすいません。
原因は、テレビドラマを見るのに忙しくて、平日の夜に時間がないから…ではなくて、ただ単に夜遅くまでパソコンをカチャカチャできる体力がないからです。日付が変わる前に布団に入らないと翌日持たなくなりました。歳には勝てませんね。ていうか、これまでが夜更かし過ぎたのか。

そういうわけで、ブログには書いてませんが本も読んでるし映画も見ています。今回は溜りに溜まっていた映画の感想を、ざざっとまとめて書きたいと思います。中にははや内容がうろ覚えのものもありますが。。。

「キング・コング/髑髏島の巨神」
GWよりずっと前に見たものの、感想を書きそびれていました。見に行った時は既に吹替しか見られなくて、背に腹は代えられずに見たのですが、人間より怪獣のほうが出番が多くて存在感ばっちりだったので、それほどダメージは少なかったです。でもトム・ヒドルストンにGacktの声は合わないな~。それを言ってたらブリー・ラーソンの声をやってた佐々木希は(以下自粛)
怪獣映画って「怪獣怖い!人間かわいそう!」になりがちだけど、この映画は徹頭徹尾人間が憎らしく描かれていたので、見ていてスカッとしました。コングさんかっけー。僕も大きくなったらコングさんみたいになりたい!って目をキラキラ輝かせて言いたくなるような。いや、もうすでに見た目はコングさんなんだけどな、私。。。
公開前、テレビで怪獣のビジュアルが宮崎駿アニメに影響を受けてると紹介されてて、番組は「日本スゴイ!」に持って行きたがってたけど、宮崎駿とスタジオジブリがすごいんであって、そこは分けて考えた方がいいんじゃないかな~と思いました。

「帝一の國」
右を向いても左を向いてもイケメンしかいない学園で起きる、権力抗争を描いた映画。でもコメディ。主演の菅田将暉をはじめ、旬の人気若手俳優がたくらん見られるお得な映画でした。しかし、残念ながら私が見た回はふたつ隣の席に座った若い女性二人組が、自宅のテレビで見てるかのように上映中ずっとしゃべるかお菓子を食べているかで辟易しました。会話の中に出演している俳優の名前が何度も出てきたので、おそらくその俳優のファンなんでしょうね。ファンならなおのこと、俳優のために静かにしてほしいところなのですが。
それはそれとして、映画はものすごく面白かったです。特に、それまで守備範囲外だった竹内涼真があまりに眩しすぎて、見に行く気のなかった劇場版「ラストコップ」を見に行こうかと考えてしまうほどでした。結果、上映スケジュールが合わなくて見に行ってませんが、地上波で放送されたら(絶対する)録画して永久保存しようと思います。あと、この映画では間宮祥太朗が死ななかったのが地味にうれしかったです。
続編をにおわす終わり方だったので、近いうちに作ってほしいけど、どうだろう?

「哭声/コクソン」
國村隼が謎の日本人役で出演した、韓国のサスペンス・スリラー映画。見る前はただひたすらに國村隼が怖い映画なんだろうなと思っていたけど、見終わったらもう頭の中が何が何だかわからんちん状態になって、混乱の渦に陥れられました。うーん、私は1回しか見られなかったけど、これはリピーターが続出したでしょうね。
平和な田舎の村で、次々起きる殺人事件。同時に、村の山奥に謎の日本人男性が潜んでいるという噂も広まる。殺人事件の原因はその日本人なのか、村の警官ジョングは真相を探ろうとするが、ジョングの一人娘にも魔の手は忍び寄り…みたいな内容なんですが、その「真相」とやらが映画のラストシーンまで、あるいはラストシーンが終わってもはっきりしないのがどっひゃーでした。もう1回見たら、全然違う解釈ができるんだろうなぁ。また見たいけど、DVDを買ったら夢に國村隼が出てきそうなので、怖くてできません。余談ですがファン・ジョンミンが渡部篤郎に見えて仕方なかったです。
大人の役者の演技もよかったですが、ジョングの娘役の子役さんの演技がすさまじくて、韓国には子役を育てる虎の穴みたいな場所があるんじゃないかと疑ってしまいました(あるわけない)。子役にここまでの演技をさせるには、周りの大人のケアとバックアップも必要でしょうから、スタッフも優秀だったんだろうなと思います。この子は成長したら、どんな役者になるんだろう…恐ろしい子!(白目)

「はじまりへの旅」
「コクソン」と同じ日に見た、ヴィゴ・モーテンセン主演の家族モノ映画。森の中で自給自足の生活をしている、父親ベンと六人の子供たち。ある日、ベンは心の病で入院していた妻のレスリーがなくなったと知り、子供たちと共に彼女の葬儀に向かう。仏教徒だった彼女を教会の墓地に葬ろうとする義父母から、彼女の亡骸を奪還するために…というのが大体のストーリー。映画の冒頭、ベンの息子のボゥが森で仕留めた鹿の内臓(たぶん肝臓)を生で食べる場面があったのですが、「コクソン」でも國村隼が鹿の死体をむさぼる場面があったので、「流行ってるのかな?」と疑問に思いました。偶然ですね、きっと。
子供たちを学校に行かせず、文明から離れた山奥でサバイバルな生活をさせるベンの教育方針は過激ですが、「コクソン」を見た後だったので相当マイルドに感じました。私の住む島にもオーガニック大好きナチュラリストな人は結構います(大抵は移住者)が、ベンはスーパーから失敬してきた、見るからに添加物ばりばりのチョコレートケーキにスプレー式ホイップクリームをどばどばかける人なので、思考は柔軟な人なのだと思います。
レスリーの葬儀の場面は、別離の場面なのでやはり涙を誘う悲しい場面なのですが、歌とダンスで母親を送り出す子供たちの姿に心が温まりました。レスリーが一番好きだった曲、まさかこんな使い方をされるとはアクセルも思わなかったでしょうね。
ヴィゴ・モーテンセン出演作はなるべく見るようにしているのですが、全国ロードショー系にあまり出演しないので、見のがしているものもいくつかあります。それなのに、私が見る映画でことごとくヴィゴが全裸もしくは下半身フリーになっているのはなぜなんでしょう。選んで見ているわけじゃないんですよ。ええ、ほんとに。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」
待ちに待った続編。前作は予備知識全くなしで見に行ったのに、これまで見たどのアメコミ映画よりも満足できました。なので今回も映画の内容についての予備知識を入れずに見に行ったのですが、いやこれがまた最高でした。笑うわ泣くわまた笑うわで、上映中とっても顔が忙しかったです。少なくともあともう1回は見に行きたいな。エンドロール後にいくつか出てきたおまけ映像は、続編への引きくらいだと思っていたら、涙が引っ込むほどの衝撃のシーンがあったので、これから見ようと思う人は心の準備が必要です。うう、あんなにかわいかったのに…。
1回目を2D字幕で見たので、次は3D吹替えかな~と考え中ですが、吹替の評判が聞こえてこないのでちと不安。主人公のスターロードは山寺宏一だから安心だけど、ベビー・グルートがエンケンさんってどういうことなの。。。それならイケボ兼続こと村上新吾も一緒に出して~。
2回目見に行ったら、単独で感想書こうと思います。できるかな?頑張れ私!

「お嬢さん」
サラ・ウォーターズの小説「茨の城」を大胆にアレンジした映画。1939年の朝鮮半島が舞台で、日本人華族のお嬢様・秀子を篭絡するために、「伯爵」を名乗る詐欺師にやとわれた少女スッキは、お嬢様つきの次女として屋敷に忍び込む。伯爵の計画通り、秀子はスッキを連れて伯爵と日本に駆け落ちするが…日本人のふりをしている割に伯爵の日本語がカタコトなのは、ツッコミポイントかと思いきやそうではなく、それが通用する理由がちゃんとあることが中盤(第二部)に明らかになった時は、痛快でした。それ以外にもトンデモ日本描写はちょこちょこ出てくるのですが、それは日本に憧れている朝鮮の男が自分の妄執で作ったものだから歪なのは当たり前で、日本に対する侮辱でもなんでもないと思います。
予告にもあった秀子お嬢様とソッキのベッドシーンは、最初官能的だったのがしまいにはなんかスポーツというかファイト一発的なノリに見えてきて、途中からどんな顔して見てればいいのかわからなくなりました。
三部構成になっているこの映画は、それぞれのパートで見えるものの意味が変わってくるので、これも本国ではリピーターが続出したでしょうね。私ももう1回最初から見直したいけど、家で見るのは家族の目を盗んで見ないといけないからハードそうです。PCで見るなら、イヤホンは必須ですしね。
原作は未読ですが、映画と結末が違うそうなので読むのを躊躇しています。ベストセラー小説なので、読んで損することはないと思うのですが…。
字幕で見たのですが、字幕は韓国語のセリフのみで日本語のセリフにはありませんでした。日本語といってもカタコトなのが多かったので、少々つらかったです。特に伯爵は半分くらい何言ってるのかわからなかった…わからなくてもいいのかな、という気もしてますけどね。
映画の最後の鈴、あれは女性同士の性交渉で必要か?と疑問に思いましたが、あれは彼女たちが悦ぶため、というより彼女たちがあれを使うところを見たがるであろう男たちの目の届かぬ場所で使う、というところが重要なのでしょう。彼らにとって、なにものにも代えがたいほど見たい・知りたいことだったようですし。

アカデミー賞作品賞に輝いた「ムーンライト」は、高松のシネコンでも上映があったのですが、1日1回のみで見に行ける時間帯での上映ではなかったのであきらめました。年末あたりに、高松市内の単館系映画館であればいいのにな~。

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