田圃を管理するようになって10年経過しました。
昔は、稲作をしていたし、畑として使用したこともあります。
10年前は荒れ放題で、大量にゴミを不法投棄されました。
それを食い止めるため、耕作しなくても、草刈りだけは続けようと決め、今日に至っています。
我が家の休耕田のある場所は、谷津田の一角で最上部です。
この谷津田は、自然保護団体の推薦で、柏市の環境保全地区に指定されています。
現状の保全を条件に、柏市環境課から少額ではありますが、謝金を頂いています。
しかし、農業委員会は、「農地は国の宝」を旗印に、耕作放棄は許してくれません。
今年も農地法第32条第1項の規定に基づく「農地利用意向調査」の書類が送られてきました。
調査の回答は、「自ら耕作」が最良かもしれませんが、難しい状況です。
農地中間管理機構という組織があるので、「貸付申込書」を提出してみようと思っています。
農地中間管理機構は、農地の中間的受け皿としての役割を担う組織です。
農地を借受け、 必要に応じて保全管理や基盤整備を行い、まとまった形で担い手に貸付けます。
千葉県では、公益社団法人千葉県園芸協会が農地中間管理機構として、県の指定を受けてい ます。
農地中間管理機構が借受けてくれれば、谷津田として保全されますし、年50回も行っている草刈りもしなくて済みます。
どうなるか分かりませんが、手続きをしてみることにします。