石原慎太郎・日本維新の会共同代表は、世の同年代の人に比べれば、頗る元気に見える。それ故、彼の精神年齢が20歳代に見えて仕方ない時があるんじゃが、彼にはそれに関するトラウマがあるとおらは想っている。作家の三島由紀夫が1970年(昭和45年)11月25日、自衛隊市ヶ谷駐屯地で、学生のMらと、自衛隊の決起を訴え時代錯誤な割腹をやってのけた事である。石原氏の脳裏には、右翼的表現者としてものの見事に後塵を拝したその光景が鮮烈に残っていて、死ぬまで消えないのであろう、とおらは想像している。それは拭い難いコンプレックスであり、80歳になるのに、分別の無い物言いが多いのは、その証左であろう。凄惨極まりない悲惨な戦争に明け暮れた人類が、原爆を経てようやく到達した崇高で眩い見識こそ日本国憲法である。押し付け憲法との議論は稚拙であり、良いものは良い。人類が理性で戦争を克服し、おらたちの世代のように一生を戦争を知らずに終えられる無上の倖せこそを、次世代・次々世代に、と連綿として続けていき、知恵に溢れた賢者の集団こそが、おら達の末裔であると信じたい。日本人こそ平和の伝道師だという夢を、おらの生きた証として子孫に伝えたい。橋本徹・日本維新の会共同代表は子供さんが多いと聞く。彼が、同じ夢を観るのに異論はない。 . . . 本文を読む