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木の上で昼寝ができる人は

2023-03-11 19:48:37 | 窓の扉を開けて
木の上で昼寝ができる人は
決して落ちることはない
おそらく慣れるまでは大変だったろう

こういう生活がしてみたい
そういう生活に憧れる
と思っている段階に留まっているだけでは
ずっと変わらないでしょう

そこではたと考える

いろいろ想像し
そこの空気感
枝の固さ
肌触り
そこで夢見る夢を日頃から
夜の夢にしてみようかな

https://youtu.be/_MZxevhw1ro

yatcha john s. 「夢をみる夢をみるまで」

プロセス・フロー・ランニングハイ・ゾーン

2023-03-11 19:21:20 | 窓の扉を開けて
飽くなき循環
それは生命の表現
水は谷間を下り大海に流れ
水蒸気となって雲をつくり
風に飛ばされまた雨となる

フロー
循環の感激

船は航跡をつくり
列車は走り
ジェット機は気流にのる

ランニング・ハイ
人は走る

回游魚は飽くなき餌をもとめて
止まることはない

ゾーン
芸術家や学習者やスポーツ選手が
極度に集中している状況

滞りは命の反意語
かくして人は生きる

https://youtu.be/ys0QQNUQcBA

yatcha john s. No. 7「プロセス・フロー・ランニングハイ・ゾーン」

モンテーニュの言葉 14

2023-03-11 18:35:36 | モンテーニュの言葉
モンテーニュの言葉 14

自分の性格にとらわれるな

わたしの周りには自分の生き方や性格を頑固として執着している人がいる。

中にはそれを誇らしげにしているのだ。

だが人たる存在の意味は自分に備わった根本の力というのは、柔軟に環境に自分を適応させられるところにある。

人生は不規則に変化する。
きみの人生をうまく乗り切るには順応性が必要なのだ。

ミッシェル・ド・モンテーニュ

ファウンデーションの夢 第四部 嵐の気配 第1話 涙の黒い太陽

2023-03-11 18:24:29 | 嵐の気配
21第1話涙の黒い太陽
ファウンデーションの夢 
第四部
嵐の気配
第1話

涙の黒い太陽

前史

銀河暦 12028年 
 ダニール・オリヴォー、宰相を辞任。ハリ・  セルダン、宰相になる。
銀河暦 12038年 
 ハリ・セルダン、宰相を辞任。
銀河暦 12040年 
 ウオンダ・セルダン生まれる。
銀河暦 12048年 
 ドース・ヴェナビリ、死去。ベリス・セルダン生まれる。
 ハリ・セルダンの盟友ユーゴ・アマリル没。
銀河暦 12067年 
 ハリ・セルダンに対する裁判の結果、公安委  員会は百科辞典財団をターミナスに放逐。

物語の大枠

第一部 ダニールの地球探索
第二部 ガイア
第三部 ウォンダとガールの地球探索
第四部 嵐の気配
第五部 Tee Tree
第六部 ベイタ・ダレル
第七部 アルカディア・ダレル
第八部 アルカディアの遺言

第四部の大枠

21 第1話 涙の黒い太陽
22 第2話 帝国辞書編纂図書館
23 第3話 ドースと孤児レイチ
24 第4話 時間霊廟
25 第5話 嵐の気配

あらすじ

 ガールは、久しぶりのヒューミンとの再会に歓喜するやいなや、突如として眠気を催して、睡眠に陥ってしまう。

 ガールは、催眠術に懸けられていたのだろう、気がつけば見知らぬ航宙船のなかにいる自分に気がついた。見上げれば、容姿端麗な女性が立っていた。
 そして親しげにガールに話しかけてくる。
 
 無事に任務が完了した。放射能防御シールドのカーテンに護られ、二人は荒涼とした地球の大地を踏みしめた。ガールは朧気ながらに地球の光景を眺め、また遊んで走り回るウォンダを目を円くして眺めていただけであった。もう一つの使命など忘れていたように。

 ただウォンダが地面の割れ目から湧きだしている水に狂喜して、なにやら汲んでいるのは覚えていた。しかもその泉の回りにはクローバーが密集していたことも。

 再生の命というものなのであろうか!
 ウォンダが汲んだ水は三つに分けられ、それぞれ透明、紫、黄色のシリンダー・ペンダントに入れられ、そのうち紫のシリンダーはターミナスに避難した彼女の妹ベリスに渡してくれるようにウォンダがガールに頼んだ。

 ターミナスのパークサイドで彼女を見失った。地球の大地から脇だした泉に狂喜していたウォンダの姿にオーバーラップし、「星界の涯」の意味を沈思するガールであった。

 方や、ウォンダの妹のベリスは、その場所を訪れていた経緯をその日のうちに母マネルラに手紙をしたためていた。
 
 なぜか祖母ドースが夢に現れて、不思議な一連の作法で新たに新設された公園のある場所を訪れるように指示されていた。

 これは不思議な事件で、後に、ジョン・ナックの『歴史思想書』たる書籍はその図書館には存在せず、ベリスが訪れた涙の黒い太陽の像は次の日には消えていた。誰一人ターミナス人は、知らなかったということになる。

 これが、後の後のベイタ・マロウによって発見されるまでは。

21

「もう十分、読者は理解できたであろう結論を再確認してもらおう。要するに科学の進歩は人類の想像力の範囲内を一歩でも出てしまえば、危険極まりなく、自らに破滅をもたらすのである。ニフが選民と呼ばれることをある民族は、嫉妬し、原子力のなんたるかを既に獲得していた理論を盗み、その事実を闇に葬ろうとした。それが二度の原子爆弾投下という、戦争を終結させるという美名のもとに極めて少数の意見である時暴走した。
 ニフとは現地語で『二不』であり、皮肉にも人類の歴史上、どこの場所にもあり得なかった一回のみ原爆投下されたという意味であり、その痛みを知っている唯一の民という意味なのである。その悪魔は、嫉妬という人間の醜い奇形を生むのである。諸君、そのことを最後の警句としてこの書を閉じることとする。」『ジョン・ナックの歴史思想書(22世紀の思想家)の結論部』

 お母様マネルラへ。サリプでの暮しはいかがですか?
 こちらは一人でも大丈夫です。

 実は大変なことがありましたのでお手紙書きました。
 でも全然心配はいりません。

 昨夜、お祖母さんドースが夢に現れて、「図書館でジョン・ナックの本を読んでから例の公園へ行くように、家に咲いているジンジャーの花を髪にさしてね。」と言われました。

 その通りに言われた場所には、昨日までなかった丸い黒い顔の像が土に埋まっていたのです。 私が手をかざすと黒い部分が黄金に輝いて初めて見る文字が浮かび上がりました。
 そうしたらなぜだかその文章の意味が分かったのです。その分は次のようです。

 『我らはニフ人、シンナックスを経由してここ銀河のはずれまでやってきた。
 ここに「涙の黒い太陽」の像を埋める。
 放射能の悲惨さを忘れないためだ。
 我らが〇〇のニフから宇宙に飛び出したのはいうまでもない。
 空が放射能で黒く覆い光を遮り四十日の間、太陽を見ることがなかったからだ。
 その教訓のため、ここにこの像を埋める。ここに記念として別紫蘇(ラベンダー)の種を撒いていく。
 宇宙が蘇る、その礎を開く時が来る。
 そして一人のシンナックスの青年がその意味を理解するであろう。』

 その青年とは誰でしょう。萌葱色の霧雨が降っていました。大地が霞んでいました。
 公園は泉のせせらぎと小鳥が囀ずる声だけでした。
 空には虹がかかっていました。
 今日の不思議な出来事に物思いを寄せていました。
 お姉さんウォンダは今頃どうしているんでしょう。
 その時、誰かが私を見ているような気配を感じたのですが! 
            
ベリスより。

yatcha john s. 「涙の黒い太陽」


ファウンデーションの夢 第三部 ウォンダとガールの地球探訪

2023-03-11 06:52:04 | ウォンダとガールの地球探訪
20第10話星界の涯
ファウンデーションの夢 
第三部
ウォンダとガールの地球探索
第10話

星界の涯

前史

銀河暦 12028年 
 ダニール・オリヴォー、宰相を辞任。ハリ・  セルダン、宰相になる。
銀河暦 12038年 
 ハリ・セルダン、宰相を辞任。
銀河暦 12040年 
 ウオンダ・セルダン生まれる。
銀河暦 12048年 
 ドース・ヴェナビリ、死去。ベリス・セルダン生まれる。
 ハリ・セルダンの盟友ユーゴ・アマリル没。
銀河暦 12067年 
 ハリ・セルダンに対する裁判の結果、公安委  員会は百科辞典財団をターミナスに放逐。ガール・ドーニックファウンデーションの51番目の委員になり、第1ファウンデーション全般を仕切る。ボー・アルーリン、ガールを補佐し、第2ファウンデーションとの繋がりを助ける。

前話までの大枠

第一部 ダニールの地球探索
1 第1話 探索のはじまり
2 第2話 Synnax
3 第3話 精神感応力者
4 第4話 What a genius!
5 第5話 Gaia

第二部 ガイア
6 第1話 来たかった、来たくはなかった
7 第2話 Peter Ferdinand Drucker
8 第3話 Albert Einstein
9 第4話 yamabuki
10 第5話 時間も感応できる!

第三部 ウォンダとガールの地球探索

11 第1話 狂乱
12 第2話 聴かずんばこれを去らん
13 第3話 もう一つの任務
14 第4話 Y市の謎、おそらく蝶番の謎
15 第5話 ウォンダ・セルダン
16 第6話 What on earth !
17 第7話 地球は一つの生命体
18 第8話 クローバー
19 第9話 パークサイド

あらすじ

 ガールは、久しぶりのヒューミンとの再会に歓喜するやいなや、突如として眠気を催して、睡眠に陥ってしまう。

 ガールは、催眠術に懸けられていたのだろう、気がつけば見知らぬ航宙船のなかにいる自分に気がついた。見上げれば、容姿端麗な女性が立っていた。
 そして親しげにガールに話しかけてくる。
 
 無事に任務が完了した。放射能防御シールドのカーテンに護られ、二人は荒涼とした地球の大地を踏みしめた。ガールは朧気ながらに地球の光景を眺め、また遊んで走り回るウォンダを目を円くして眺めていただけであった。もう一つの使命など忘れていたように。

 ただウォンダが地面の割れ目から湧きだしている水に狂喜して、なにやら汲んでいるのは覚えていた。しかもその泉の回りにはクローバーが密集していたことも。

 再生の命というものなのであろうか!
 ウォンダが汲んだ水は三つに分けられ、それぞれ透明、紫、黄色のシリンダー・ペンダントに入れられ、そのうち紫のシリンダーはターミナスに避難した彼女の妹ベリスに渡してくれるようにウォンダがガールに頼んだ。

 ターミナスのパークサイドで彼女を見失った。地球の大地から脇だした泉に狂喜していたウォンダの姿にオーバーラップし、「星界の涯」の意味を沈思するガールであった。

20

「確かにあのとき、あの小さい島全体輝いて、ウォンダがその光に包まれるのを見た。目撃した。そのとき以来、それまでになかった感覚、もしかしてずっと以前にはあったような感覚に気がついた。戻ったというのが正しいのかも。ヒューミンさんと再会したあと、スペースワゴンで目覚める間、怪力の女性に担がれていた。そして今、あの少女を見た瞬間、ウォンダが包まれたとき以上の強い光を見た。きっと、ウォンダが言っていた彼女の妹に違いない。少しずつわかって来たぞ。きっと、ウォンダとステッティンはハリの面倒を看るためだけにトランターに残ったのではないのだな!ハリとヒューミンのなにかしらの計らいなのだろう。そうだ。ウォンダがつい口から漏らした言葉を思い出した。『星界の涯』だ。ターミナスではないということなのか。それはなんのためなのか?これ以上は、もう問うてはならないかもしれないというのか。
 そんなことより、もう一度あの少女、ベリス・セルダンに会いたい。そして、ウォンダから託された三色に輝くシリンダー、ウォンダが名付けた『ベニ・サラの水』を渡すことだ。」(『ガール・ドーニックのターミナス到着当時の日記』からドース・ドーニックによる)

yatcha john s. 「星界の涯」