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おずんつぁんの徒然草

日常生活のよしなしごとをなんとなく。。水彩画やパステル画も。。。

高槻から届いたレモン、谷川俊太郎が大谷海岸の老舗旅館に書き残した詩の話

2024-12-25 15:28:42 | 身辺雑記、文学

今日の仙台は昨日より気温が上昇。最高気温9℃。快適な散歩をしました。

昨日大阪府高槻市在住の知人から野菜等が届きました。紫大根、赤紫カブ、レモン等。知人は広い畑で本格的に野菜をつくっています。生産物を市場に出す専業農家ではないのですが多種の農産物を栽培しています。春から夏はイチゴや西瓜。季節季節に収穫物を送ってくれますのでありがたいです。

大きなレモンが2ケ入っていました。レモンは年間平均気温が15℃以上の土地でないと育たないそうです。高槻市の年間平均気温は15.9℃ですからレモンが育ちます。ちなみに仙台市の年間平均気温は11.6℃です。高槻市が4.3℃気温が高い。仙台でレモンの露地栽培は無理ですな。温室だとなんとかなりそうですが。

紫大根2本、赤紫カブ、レモン2ケ。右端は柚子。

今朝の朝日新聞県内版に、11月に他界した詩人の谷川俊太郎が宿泊した気仙沼市本吉町の老舗旅館の記事が載っていました。「宿泊から20年語り継ぐ宝物」という見出し。大谷海岸がすぐ目の前にあるこの旅館「海洋館」に20年前に谷川が宿泊した。本吉町が主催する音楽会や詩の朗読に招かれて谷川は何度かこの地を訪問した。宿のおかみの求めに応じて詩人は色紙に短い詩を書き残す。2011年大津波がこの旅館を襲い、色紙も流されてしまった。しかし、旅館のパンフレットに印刷された谷川の詩は残った。再建された海洋館のおかみは宿の宝物として谷川の詩を語り継いでいきたい、と記事は伝える。

この記事に興味をもったのは、私も30数年前にこの宿に泊まったことがあるから。詩人も私が泊まった震災前の宿に泊まり私と同じ景色を見たんだなあ、と思うと感慨深い。新鮮な魚介類の食事がおいしかったこと、白砂青松の砂浜に打ち寄せる波の音が絶えず聞こえてきたことをおぼえている。震災から14年になろうとしている。美しい松林は津波にさらわれて消えてしまった。昔JR気仙沼線が走っていた鉄道はなく、今はBRTバスが運行している。一方宿の近くにはすばらしい「道の駅大谷海岸」がつくられ、連日人々でにぎわっている。諸行無常。

海洋館詩人も同じ景色見ゆ     みちのく梵論師     

 


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