8月の山の日は、“天気があまり宜しくない”、というのが山の日制定後の
北海道の夏山観測ですが、今年は何とか晴れの山域が広がりました
今日登ってきたのは東大雪の山「ウペペサンケ山」です
本峰まで残り1km地点(標高1,841m)にて、本峰(及びバックの十勝連峰)を背に[13:15]
この日の朝、6時30分、日高の道の駅を越えてチロロ林道入口のゲートの前に立ち
そのゲートに告知されている内容を見て、数年前、Motoさんと一緒に日高の山「剣山(1,205m)」に
登ったときのことを思い出しました
『本年8月8日の大雨の影響で林道の一部が崩れ..入林できません』
8時30分、登山口の手前凡そ2.7km地点からの林道歩き
まさかや
晴れた空に“ちむどんどん”していた気分が一気に消沈してしまいました。
目指す北戸蔦別岳への入山口に(今回も)進めません
ウペペ山塊まで凡そ5kmの行程
入林前に管理する役所に予め電話で状況確認をしておくべきことは大事ですが、
8月1日にネットで公開されている情報ではね・・と言い訳をしたくなりましたが、、
これで2回目の失敗なので、Motoさん、本当にゴメンナサイ
糠平湖が確認できるところまで標高を上げてきても・・まだ先は長い・・
気を取り直して日勝峠を走りながら考えました
九山岳→前回と同じ剣山の隣では景色が変わらない
白雲山(然別湖)→遠い割に山行時間が短いので“かんの温泉”とセットにする?
ウペペサンケ山→鹿追で然別湖の外輪山の景色を眺めていて勢いで糠平を目指すか?
標高差300mの急登で息を上げるMotoさん(登り返しが待っています!)
最初の急登は1,100m~1,400m
結局、“天気”という勢いに背中を押されて、Motoさんには、
日勝峠を越え、清水~鹿追~上士幌~糠平の行程を走っていただきました。
2つめの急登(登り返し)は、1,360m→1,610m=250mです
でも、そこを越えると待っていました
1,607mの肩から眺めるウペペ山塊全容
途中の笹刈、ハイ松の枝刈、あざーーす
夏山らしい緑濃い景色に爽快な風が吹き抜けています
糠平湖の遥か先に阿寒岳山塊がクッキリと
儚く残るコマクサは、我々が来るのを待っていてくれたよう
ニペソツ山に劣らないウペペサンケ山の連なる稜線の景色
パノラマ画像の左奥は十勝連峰の南西領域
ウペペサンケ山の東峰(糠平冨士)にとぉ~ちゃこ
Motoさん、ここから眺める未踏のニペソツ山(2,013m)に感動
登山開始が8時半を回っていたので、本峰への稜線歩きは行けるところまで・・
ニペソツ山の先には、ここもMotoさん未踏の大雪百名山「トムラウシ山(2,114m)」が
稜線途中の1,841mも立派なピークなので、ここで記念撮影
左の円錐峰「下ホロ」(十勝連峰)からニペソツ山の後ろの表大雪山までのパノラマ
来し方の東南方向を背に
高曇りが幸いして、北見冨士~クマネシリの稜線も明確で
Toshiさんの画像もいただきました
名残惜しいけど、最後に糠平湖を見下ろして・・下山
然別湖の外輪山にはで候補に挙げた「白雲山」があるけど、どこだかわからん
はい、
はからずも訪れたウペペサンケ山でしたが、遠出をして日帰りで車を走らせて
いただいた元が十分に取れたと思います
(往復8時間の運転有り難うございました)
何しろ、そんなことでもないと、なかなかやってこれない山域で、
一泊で目指すならやはりニペソツ山でお終い..のはずだからです
そして、長い一日のオマケは
初めての日帰り入浴⇒糠平(某)温泉貸し切りの図
で、
うまく撮れていないけど..岐路、士幌あたりで夕陽に写し出された突然の虹
右に入れば、東ヌプカウシヌプリの夕映え
また来週
夏の北海道、申し訳ないぐらい涼しいです。
糠平温泉をあがるとやはり汗が噴き出ますが、休憩室にクーラーは効かせていません。
なくても十分涼しいからです。
9月の声をきくともう寒くなるので、8月はランも含めて精力的に、
もう若くはないのに若いつもりで頑張ります!