“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

21/08/14『ピッシリ山』

2021-08-14 | 6道東・道北・増毛山地の山

8月、今年の盆休中の登山は道北の山「ピッシリ山(1,031m)」です

 

熊岳(1,025m)から望むピッシリ山

 

今週もまた、目指す山域を決めきれないまま

週末まで考えあぐねてしまいました。

 

天気予報では道北が晴れ

何故か5年前、利尻山の帰りに寄った道北の山「ピッシリ山」の

長い稜線が頭に浮かんできました。

16/09/19『ピッシリ山』

 

決めたのはいいけど、実際に札幌から車で走ると遠い

国道275号線から左に入る道道528号線は途中まで進んで引き返しました

 

地図上の朱鞠内湖を275号線→道道688号線に大きく回り込んで

登山道にまでたどり着くのはゆるぐない・・

朱鞠内湖だけで東京の何区分に相当するのか?

 

ま、いっか。

下山後は愛山渓温泉です。

 

■9:10 ピッシリ山 蕗の台登山口

 

熊出没注意の看板は果たして必要なのか疑問です。

街にも出没するんだから、注意は当たり前だし

 

ピッシリ山は、Toshiが所有している1993年発行の夏山ガイド⑥では、

初級となっていますが、距離はどうしてけっこう長い(片道8.7km)

 

出発が9時を過ぎているので陽射しが強くなっているけど、鬱蒼とした

樹林帯歩きはまだ涼しい

標高500m、

古い夏山ガイドには「ミズナラの大木」と写真入り(その写真には巨木としてまだ姿があります)

 

樹林帯を抜けると陽が射して暑い・・と思いき、今はもう風が冷たい。

 

まだ夏空の様相でもやっているけど朱鞠内湖が綺麗だ

 

通過点の釜ヶ渕岳

 

釜ヶ渕岳を越えてからは、目指すピッシリ山の姿が一貫して

よく見える

この眺望は樺戸山地の浦臼山から樺戸山を行く景色に似ていて、

雨の付く人が好きなはず

 

気持ちの良い稜線歩きが続く

 

右にピッシリ山

 

途中、太さ最大のタケノコ(ネマガリ)畑発見

 

適度に陽が陰って涼しい登山道から..

 

稜線上の起伏がまた楽しい

 

長いアプローチもあと一登り・・

 

一貫して歩きやすい稜線でした

 

■11:55 頂上

 

残念ながら、頂上が景色をあまり楽しめない場所なのは5年前と一緒、

僅かな隙間から羽幌の海が見て取れるけど..もやっています。

 

羽幌コースを歩いてみたいけど、今はもう廃道です。

 

ここは一等三角点

 

■12:15 下山

 

帰り道、朱鞠内湖はだんだんと望めてきます。

 

標高はそれほどないけど、アップダウンがあるので累積標高は立派に1,400mです。

 

見納めの朱鞠内湖

 

登山道は掘れて溝になっているところが一ヶ所も無し

 

■14:10 登山口

 

再び古い夏山ガイド⑥の話になりますが、

その時の写真と景色が大きく違っています。

木の高さも増していて、登山道は当時はまだ明確ではなく、

現在の方が立派に手入れされている観があります。

 

この山が札幌近郊にあったなら、さぞかし多くの登山者で賑わう

山になっているのでしょうが、何せ遠い。

昔は林道の入口にJR深名線が通っていて、蕗の台駅がすぐ近くに

あったらしいです。

 

数少ない道北の山「ピッシリ山」のアイヌ語の由来はまた今度・・

 

 

 


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