“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

12/05/27『羊蹄山(比羅夫ルート)』

2012-05-27 | 1道央の山

 

日本百名山の一つ『羊蹄山(1,898m)』に登ってきました。

正式な名称は「後方羊蹄山(しりべしやま)」だそうです。

「蝦夷富士」とも言いますね。

 

この時期の羊蹄山はまだ登山道にも雪渓が凍った状態であるためピッケルとアイゼンを携行しています。

未明の出発、なにもそんなに早く出発してどうするの?と言われそうですが、

寝ようと思うと、いくら早くても眠ることができる

朝早いのは苦にならない・・という特殊能力を生かして、朝早い時間にのみ眺められる景色を目指すのです。

雲海です。

熊が怖くないですか?というご質問をよくいただきますが、

そのご質問には改めて「羆の考察」をさせていただきたいと思っています。

 

5月26日(土)

 羊蹄山比羅夫コース登山口野営場にテント設営

  19:30就寝

5月27日(日) 

 1:50比羅夫コース登山開始

早い出発ですが、最近機能が充実したヘッドランプ装着なのでまったく問題はありません。

体調?、多少眠いけれどそれも万全です!

登りだして3時になったとき、突然暗い中で「ツィート」した鳥が居ました。ピーチクパーチク

”その言やヨシ!眠気がさめるとともに“やる気”も出てきました(^^)

 

9合目を過ぎて砂れき帯を超えると間もなく外輪山に到着です。

比羅夫コースは、西からのアプローチなので見上げる東の空から朝の光が射し込み始めました。

外輪山に取りつくと、御鉢(釜)の中にはご覧の雪渓が美しい光を放っています

一昨年は、この中をボードで滑る・・・予定でしたが、眺めるだけでやめました(真狩コース)

御鉢を抜けて頂上を目指すコースには花が多いといいますが、この時期はまだ氷点下になります。

早朝ということもあって霜柱が立っていますね。

さて、ここからが僥倖です。

進むにつれ過去の山行では見ることのできなかった大雲海が眼前に広がってきましたよ。

~この海原~スケールが違う

  6:10登頂

ここで、この時期の登山の良さと、

羊蹄山の良さをまとめておきましょう。

この時期(残雪期)の登山

:虫が居ない

:涼しい(僕は暑いのが苦手です)

:青葉が若々しい緑である

で、

羊蹄山の良いところ、

:高度感

:独立峰としての「どや顔」(意味不明)

:距離は短いが適度な疲労感

この高度感、高揚感が

さて、雲海を名残惜しく眺めながら下りに入ると、一瞬のうちにガスが湧き一気に上昇気流に乗っていきます。

今日これからの天気は刻々と変化して、午後からは8合目から下の景色も雲散霧消し、、

晴れに向かう予報ですね。

それが同じ日の山行でも印象の異なる山の良いところ、一期一会です。

一期一絵かな?

桜も一枚載せておきましょう(^^)

 8:10下山

 この時期の羊蹄山は、日曜日でも登山客は少なく、帰りにすれ違ったのは2組で、

その後下山後野営場で1組です。

どうにも気になったのは、

僕が下山直前の登山道ですれ違ったペア(男女)です。

一人は、お爺さん(70歳は過ぎている)で、髭が仙人のように伸びていて

昔の百円札、板垣退助に似てらっしゃる。

そして女性の方はというと、

僕より身長が高そうな25歳ぐらいと想像する山ガールです。

下山時に登山ノートをめくると、なんと女性は自分の名前だけ書いて、一緒のお爺さんの

名前を書いていない。山行者一人にしているのです。

はて?

今年、カミホロカメットク山であった遭難事故の際の組み合わせもそうですが、

この頃の山ガールに異変ありですか?何故あって年配者と連れ立つのでしょうか?

知っている人がいらっしやったら教えてください。

けっこう可愛い娘だったので、何とも気になりますね。

(*^日^*)゛

最後に、下山後入浴した京極温泉からの「今日の羊蹄山」画像です。

120527『羊蹄山(比羅夫コース)』

 

【備忘録】

  • 前日入りして入浴した湯元ニセコプリンスホテル「ひらふ亭」は、さすがに日帰800円(ゴージャス!)
  • 本日の京極温泉は日帰600円(シャンプー・石鹸付) 
 
2012年5月に登った山
 
 
 

 


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