“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

17/07/09『トムラウシ山』

2017-07-09 | 2表大雪の山

予報が「曇り⇒雨」から晴れに変わった7月の日曜日に、

縁あって訪れた清水町から早朝、新得まで走り

大雪山の秀峰「トムラウシ山(2,141m)」を登って来ました

 

 

トムラウシ山から望む十勝連峰にはまだ雪渓の筋が美しい

 

 

この日は、話せば長くなる方と初めて清水町でお会いしました

Toshiの実家の猫「チビ」を引き取ってもらうため、

早朝から日勝はペケレベツ山の麓の駐車場で待ち合わせ、

猫ケージごとその方にお預けし、“達者で暮らすんだぞ”と言って、

長く実家で生きた老猫と別れてきました

ホルスタイン子(ブログ友)さん、ふつつかで世間知らずのネコですが、

どうぞ宜しくお願い致します

 

チビ牧場でいっぱい牛乳飲ませてもらって長生きするんだぞぉ


 

ということで

引き渡しの時間は午前5時なので、さて

せっかく清水町まで走ってきたのだから、出来れば日高山脈の何処か

を登りたい・っと思いながら、、

同山脈の登山口に至る林道情報をなにも持ち合わせていないので、

(昨年の大雨の爪痕が甚大で、同山域にはいまだ登れない山が沢山

あります)

はて?

この時間、この晴れ天気ならば、トムラウシ山も行けるのでは?と

思い至って、1時ちょっとかけてトムラウシ温泉までに至る道道718号線

を北上することにしました 

 

 7:05 短縮登山口

 

晴れれば登山は100倍楽しいので、およそ70kmを走っても、

Toshiは驚くほど元気です

 

日本百名山を目指す登山客で、短縮登山口は車両でいっぱい・だけど、

この程度なら、この懐深きトムラウシ山では混雑は無しでしょう

 

 

7月もまだ上旬であれば、例年は雪渓の融水でぐちゃぐちゃの

登山道が、この日はご覧のように乾いていて、歩きやすい

 

下界は猛暑日の予報、暑さは覚悟で登っているので、

コマドリ沢あたりまでは給水もそれほどせず、元気に登ります

 

途中、十勝連峰に雲のない景色に励まされて・・・

 

ですが、

下山時には、はんぱなく給水が進み、

結局、ホルスタイン子さんに差し入れしていただいた麦茶分の給水

が快適な登山をもたらしました

 

コマドリ沢には万年に近い雪渓がまだ一杯

 

ずぅ~っと雪渓歩きが続けば涼しいぃんだけどねぇ~

この雪渓、下りは登山靴で滑って下れます

 

 

8:30 前トム平から望むトムラウシ山は曇る気配なし

 

ここからがも、トムラウシ山の見どころ

トムラウシ公園を見下ろし、そしてそこを抜けていく登山道

歩きは格別です

 

 

 

9:40 トムラウシ公園のコザクラ鑑賞

 

どこを切り取っても美しい

掲載する写真を選ぶのにひと苦労・・・

 

 

それがトムラウシ公園の公園たる所以でしょう

 

 

この時期...、

花は週替わりでその彩(色)を変えていきます

 

少しだけ咲いていたコマクサが可憐です

 

 

公園を過ぎて、

先行する(宿泊組)登山客が多くなってきましたが、

 

皆、この景色に見とれ、写真を丁寧に撮るなどして...、

 

Toshiのようにあくせくと休憩も取らずに登る人はいません

・・・

そうこうして、

おかげさまで、

頂上にとぉ~ちゃこです

 

10:45 頂上

 

頂上は入れ替わりで人はそう多くないので、

もう少しゆっくり滞在しても良いのでは?と自分でも思います。

 

が、

ここまで望めればもう十分満足

涼しい季節にまた登って来ます 

 

11:05 下山

 

大雪山の白雲岳からトムラウシ、

そして、十勝連峰のトムラウシから美瑛岳までの縦走は

いつになることか

 

まだできていないことが多いから元気で先を目指せる!っと

いうこともあるので、それを励みにまた仕事します

 

それでは下りの画像を少しだけ挿入してお別れしましょうね↗

 

 

東大雪の峰々には雪渓が消え、濃淡が分かりづらいですが...

果たしてあの山域にも足を運ぶことが今年はできるものか・・・

 

 

大雨の影響なくば、秋は石狩岳、ニペソツ山にだって行きたい

ですね

 

■13:30 登山口

 

数年前に建て替えられて立派なトムラウシ温泉東大雪荘

 

いたれり・つくせり...、

快適な東大雪荘に泊まって、一週間ぐらい登山合宿などできたら

贅沢だなぁ~と思います。

 

登山靴が洗えて、日帰り入浴500円と言うだけで良心的

 

あ~

新たな出会いの末のトムラウシ登山、僥倖と言わずにはおれません

 

また来週

 

 


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4 コメント

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達者でにゃ〜♪ (★たぐぴ〜♪)
2017-07-11 21:43:09
 
ニャンコはきっと幸せになるばい。
そげな気のするけん・・

さて、トムラウシっちゃあ「牛を弔う」て意味ね?
手向けの花がたくさん咲いとるばい。

んなわけはなかね・・

それにしても気持ちよさそうやね〜
見上げても美しかぁ、見下ろしても美しかぁ・・
羨ましいかぎりばい(毎回こればっかし)

今週もありがとさん♪
次回もよろしゅうに。



返信する
>達者でにゃ〜♪ (Toshi)
2017-07-12 20:40:30
★たぐぴー♪さん

トムラウシ=富村牛

なので、村がで豊かになるっちゅーことですばい

も一日も早くの友達を作って穏やかな余生を過ごして
もらいたかです。
因みに、牧場にはだけでなく同じ顔をしたと大先輩の
がいます。
仲良くやってほしいですね
返信する
暑中見舞い申し上げます (4本しめじ)
2017-07-17 10:31:14
Toshi様

お久しぶりです。
いろんなところに行かれてるようで、とても楽しい記事と綺麗な写真を拝見させてもらってます。
休憩なしの行程、相変わらずタフですね。

余計なお節介かもしれませんが、少し情報など。

15日(土)ニペソツ十六の沢コース:
国道273号横のポスト前(ゲート)に駐車。
杉沢登山口まで、壊滅状橋と無傷の林道の中を進む。(徒渉あり)
出会から上のトレイルはふかふか状態。(この日完全貸切)
天狗平から上は小さな虫の大群。(時期的当然)
風が爽やかで涼しい。(ピチーッ鳴き声少ない)
イワヒゲなど目に付く。(花には疎いが)
山頂で、トムラウシに管理人氏登ってたりしてなんて思いながら眺めてたら、一週間前だったのですね。
下山後、車の少し上でやっと一人とすれ違い。(多摩車)
朝5時半に出発、山頂9時前、下山正午。
ハイドレ水1.3ℓ、多少余るが結構飲んだ方。
夏は暑い方が良い。

以上ですが、投稿させてもらいました。
いずれどこかでお会いできるような気が致します。
返信する
ありがとうございます。 (Toshi)
2017-07-17 18:16:36
4本しめじさん

しばらくでしたね!
情報ありがとうございます。
体力があると人が分け入ることができない状況下でも登ることができ
て良いですね。
何年か前に幌加温泉ルートで登ったことがありましたが、笹の海を
漕いで歩いて自身が熊になった気分になりました。
そのときは廃道寸前でしたが、今は果たしてどのような状態か?
いずれにしてもニペソツも日高山脈も、そろそろ登りたくてうずうず
としているところであります。
どこかでお会いできるでしょう
返信する

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