コツコツ歩き隊!

お花で一休み(178) 歌舞伎が由来となっている花

美しい花の観賞はウォーキングの楽しみ。
花の名前を覚えるというのも立派なウォーキング・テーマであります。
街ならではの花もあり、面白い発見があったりします。


最初、「ミヤギノハギ」と勘違いして、頭の中がごちゃごちゃになりました。

宮城県仙台市に住んでいたことがあり、市の花が「ハギ」、宮城県花が「ミヤギノハギ」であったため、一応、「ミヤギノハギ」はチェックしておりまして、花を見たことはあったのですが、名前をど忘れしてしまっていたので、この花の名前を知った時は、頭の中が「?」でいっぱいになりました。



「センダイハギ」であります。
マメ科センダイハギ属。
本州中部(茨城・富山)以北から朝鮮半島、中国、シベリア、北アメリカ北部まで広い地域に自生する植物だそうですが、拝見するの、は今回が初めてであります。



園芸種かと思ったほど綺麗な花であります。
名前は「仙台萩、千代萩、先代萩」と書き、これは仙台藩の伊達騒動を題材にした歌舞伎「伽羅(めいぼく)先代萩」に由来するとのこと。
「ムラサキセンダイハギ」と区別するために、「キバナセンダイハギ」と呼ばれることもあるそうです。
岩見沢市を散策している時に見つけました。



ところで、伊達騒動をテーマにした作品と言えば、山本周五郎・作『樅の木は残った』があります。
こちらは、原田甲斐が藩を救うため、無実でありながら逆臣の汚名を着て死んでいくという話。
しかし、「伽羅先代萩」は、原田甲斐をモデルにした人物が悪役という設定。
安永6年(1777年)に初上演された作品ということですから、その設定の方が自然なのかもしれません。
どちらが正しいかということではなく、『樅ノ木は残った』の方が徳川幕府の治世術の巧妙さが感じられ、震撼してしまうものですから、好きな作品であります。

いずれにせよ、この花のお陰で、古典の勉強がちょこっとできました。
(あとミヤギノハギのおさらいもできました。)
良かったです。

<参考資料>
  • みんなの趣味の園芸「センダイハギ」
  • ウィキペディア「伽羅先代萩」

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