街歩きをするようになって知った「庚申講」。
本州に住んでいた頃は、「庚申塔」がないか、よくチェックしながら歩いておりました。
ウォーキングがきっかけで学習することになったので、思い入れが深く、見つければブログで紹介するようにしておりました。
💡庚申講とは
江戸時代の民間信仰の一つ。
六十日ごとに講中が集まって念仏を唱え、長寿を祈る行事で、その信仰の対象として庚申塔が建てられ、表面には青面金剛(しょうめんこんごう)、天邪鬼(あまのじゃく)、日月、三猿などが彫られた。
講はのちにレクリエーションの場に変わっていった。
六十日ごとに講中が集まって念仏を唱え、長寿を祈る行事で、その信仰の対象として庚申塔が建てられ、表面には青面金剛(しょうめんこんごう)、天邪鬼(あまのじゃく)、日月、三猿などが彫られた。
講はのちにレクリエーションの場に変わっていった。
(参考:東京都渋谷区設置の説明板)
これについては当ブログでも取り上げ、レポートしております。
庚申塔は全国的な分布が確認されてはいるのですが、江戸時代の民間信仰でありますし、明治以降、政府が庚申信仰を迷信と位置付けて街道筋に置かれたものを中心に撤去しているため、北海道で見ることはそうそうないだろうと、諦めておりました。
(とは言え、癖でチェックはしていた…)
ところが!
私、先日発見したのであります!!

札幌市円山エリア(中央区)。
一休みできるカフェを探している時のことでした。
(この日は暑かった…)
馬頭大神の石塔や狛犬、祠などがある中に庚申塔がありました。

こちらは土地所有者の佐藤家が創建した私設の神社「美山神社(跡)」。
最初は南2条西4丁目にあったそうなのですが、後に現在地に移設されたそうです。

明治23年に建てられたという資料もあるのですが、石碑には大正3年と刻まれております。果たしてこれは何を意味を意味するのでしょう。
札幌でも「庚申講」が行われておりました。
「全国的な分布が確認されている」とは本当のことでありました。
久しぶりに街歩きの楽しさを味わったのでありました。
<参考資料>
- 札朱~サッシュ~札幌の神社と御朱印巡り「美山神社跡(馬頭大神・庚申塚)

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