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コツコツ歩き隊!

仙台でランチ(9)

中国料理 芳珍

夏の定番メニュー「冷やし中華」は仙台(宮城県)が発祥の地であることをご存知でしたでしょうか。
私は仙台駅の構内にある「宮城の食80」で知りました。
(「仙台駅を探検する  牛たん通り・すし通り・ずんだ小径」を参照のこと。)

冷やし中華と言えば、もっぱらゴマだればかり食してきまして、
実を言うと、醤油ベースのあの強烈な酸味と甘さが苦手なんであります。
アラフィフとなった現在、ようやく酸っぱいものも進んで食べるようになりましたが、
子供の頃は夏休みの昼食に、市販の「冷やし中華」(醤油ベース)が出てくると、
内心ガッカリして、嫌々食べておりました。
(ちなみに文句を言うと、作ってもらっておきながら文句を言うとは何事ぞと言われて
母からげんこつをもらうことになるので、黙々と食しておりました。)

あの時の思いが醤油ベースの冷やし中華を見ると甦るものですから、
なかなか本場の「冷やし中華」を食せずにおりました。

ところがある日のこと。
冷蔵庫の中がスッカラカンの事態が起こりました。
(言い訳をしますと、青森旅行の前に冷蔵庫をちょっと整理したのです。)
本当に何もないので、急いで街へ繰り出しました。

この日は暑く、日差しも強かったため、1kmも歩くと額にはたくさんの汗。
前日までの旅行の疲れが残っていたのか、さっぱりしたものが食べたい気分でした。
ああ、何を食べようかと国分町(仙台市青葉区)界隈をウロウロしていると、
一枚の写真に目を奪われました。

虎屋横町にある「中国料理 芳珍」さんの看板写真でした。


メニュー表によれば創業67年とのこと。
しかしそのメニュー表自体がかなり古くなっているので、もっと長くやっておられるのではないかと思います。

お店に入ると、写真のメニューを注文しました。
そして供されたのがこちら。

「五目冷やし中華めん」(1,370円也)です。

この具材の種類の多さに心惹かれたのです。
エビ、しいたけ、キュウリ、もやし、トマト、クラゲ、玉子、チャーシュー、イカ、カニ、
そしてアワビがのっかっています。
(すごーい!)
麺は細麺で、のど越しも良く、つるっとしています。
スープは、あの強烈な酸味と甘みでは全くなくて、とてもマイルド
冷やした鶏がらスープと合わしているのか、ちょうど良い酸味と甘みと塩分。
おいしくて、いつの間にか何度もれんげですくって飲んでおりました。

原液をぶっかけるのではなく、ちょうど良い濃さのスープを作って冷やすといったひと手間を
東北地方のお料理はきちんと行うのですね。
(青森の冷やしそばもそうだった。)

こちらの冷やし中華を子供の時に食べていたら、きっと大好物となっていたに違いない、
注文して良かったなぁ、と思いながら食べておりました。
(これからは鶏がらスープを冷やして市販の醤油スープと合わせますよ。)

夏と秋のはざまの9月。
また好きな食べ物が1つ増えました。
良いランチでした。

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