今やウォーキング・テーマの定番となった「マンホール」。
近隣の街へ出かけて行くのも楽しみとなります。
調べれば調べる程にマンホールの観察ポイントは増えて行きますよ。
調べれば調べる程にマンホールの観察ポイントは増えて行きますよ。
<マンホール写真集(78)>

突然でありますが、こちらは札幌市の徽章(きしょう)であります。
この市章の由来は次の通り。
外側の六角模様は、六つの花即ち雪に因み、雪をもつて本道を表徴し、内側円形模様は、札幌の「札」の字の図案化であり、更に○形全体をもつて片仮名の「ロ」の字の意味を兼ねしめ、中央の星形は、北斗星によって北方の意を表すと共に、片仮名ホの字を形どったものである。つまり、徽章全体を通じて、北海道札幌を表示しようとの意図に出たものである。
(札幌市公式HPより)
とのこと。
ところが私、☆を囲んでいる円形模様にちょっと引っかかりを感じております。
「札」の字の木へんは納得しているのですが、右側の部首「乙」(おつ)の形がピンと来ず、なんとかムリクリ納得しようとしております。
それはさておき、このようにとある文字を円形模様にしてマークを形作る手法は、マンホールにもよく用いられており、マニアの間ではこのようなマークを「下水がまえ」と呼んでおります。

星を囲んでいる円形模様をよく見ると、「下水」となっているのがお分かりいただけるのではないかと思います。
この「下水がまえ」のマークは全国津々浦々、あるところにはあるマークでして、私の好きなマークの一つであります。
(なんカッコいい…)
札幌にはないと思っていたものですから、発見した時は大変驚きました。

時間をかけて観察し続けないと、できない発見。
これもまたマンホール観察の醍醐味であります。
(実はご当地マンホールを見つける方が簡単だったりします。)
良い発見をしました。
<追記>
本文中に、あえて「ムリクリ」という表現を入れました。
埼玉出身である私、子供の頃から普通に使っている表現であります。
本文中に記載してから、「もしかして昭和の流行語だろうか。そうなら『無理矢理』にしなくては。」と思って、念のため調べてみたら、北海道や東北の一部で用いられる方言であることが分かりました。
なんと!なんと!
北海道に住んでいると、時々妙に懐かしい表現や、子供の頃に使用していたことがあるような表現に出くわすことがあります。
考えてみれば、私が子供の頃の埼玉は、先祖代々から埼玉に住んでいた人は、人口の10%ほどと言われ、全国各地からやってきた人が県民の大多数を占めておりましたので、教室でも色々な言葉が飛び交っておりました。
アクセントの位置もマチマチ。
あのような環境はどこを探しても、もうそんなにないかもしれませんね。
ある意味、貴重な環境でありました。

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