歌川広重『江戸名所百景』綾瀬川の合歓木
「広報 かつしか」より
先日、「広報 かつしか」6月15日号が手元に届き、真面目に目を通していると、
「かつしかの暮らしと文化(129)」というコラムがあり、
「綾瀬川の合歓木(ねむのき)」について書かれていました。
これによれば、江戸時代までは東京都葛飾区を代表する6・7月の花は、
「ハナショウブ」以外にもいくつかあり、その一つが「合歓木」でした。
東京拘置所付近(小菅御殿地の跡辺り)の綾瀬川辺りが合歓木の名所であったようで、
江戸時代に刊行された『江戸名所花暦』や歌川広重の『江戸名所百景』で紹介されています。
また、岡本かの子(芸術家・岡本太郎氏の母)著『老妓抄(ろうぎしょう』にも、
綾瀬川の合歓木が出てくるそうです。
残念ながら、東京拘置所付近の綾瀬川に合歓木を見ることはできませんが、
そのかわり、先日下の写真のような親水広場ができました。
水質調査(2010年)で、ワースト1になった綾瀬川ですが、
以前のように、人々から親しまれるような風情のある川になり、
この親水広場が、その実現に一役買うことになったらいいなぁと、
心から思うのでした。
ちなみに、スカイツリーもちょっと見えます。
合歓木とは
下記のサイトでチェック。
合歓木 ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%A0%E3%83%8E%E3%82%AD
「広報 かつしか」について
こちらから6月15日号が見れます。(PDFファイル 2.7MB)