ねあらゐ日記

印象深い出来事や職員の話、感動話、歌や踊りもある、そんなブログです。

・・・4。

2009-11-14 00:54:36 | 倶楽部
獲物を狙う獣か。

鋭い視線を感じる。

どこからかは分からない。

何かが起こる。



事件が起こる前に

情報収集をしなければならない。

まずは30分6万円の舞妓。
しかし見ているだけで声をかけられない。

次は18歳の仲居さん。
九州からホテルの仕事をしたくて京都に来たようである。
もう少し色々聞いたが、個人情報のため伏せておく。


宴会場にいる人物を観察する。

ビデオカメラで必死に舞妓を撮影している。
彼は犯人ではない。

突然、焼酎を頼む。
彼女も犯人ではない。

ビールに氷を入れる。
彼女も犯人ではない。

写真に写るのを極端に嫌う。
彼も犯人ではない。

怪しくないのは
このくらい。

他の人物たちは
かなり怪しくなっている。

しかし、

被疑者は被害者でもあった。














ほぼ忘れたな。

忘れるといえば
忘年会。
今年も色々と
忘れたいことが
出来てしまいました。
忘れたいと思います。
そして一次会で
さっと帰宅することを誓います。

・・・3。

2009-11-07 18:55:38 | 倶楽部
そのホテルは山の中にある。

京都市府にあるものの、京都市内ではない。

ロビーに顔の白い人間がいる。

顔の白い人間といえばデーモン小暮か、舞妓。
いやデーモン小暮は悪魔か…。

舞妓と一緒に写真を撮る。
何かの手がかりになるかもしれない。
手がかりになるものならばよいが、
何かの証拠になるものはけっして残してはいけない。
写真は一生の宝物にしよう

部屋に入る。窓から庭が見えるものの、外には出られない。
これなら事故も起こらないだろう。
安全が配慮されており、安心した。

次は風呂場を見る。
問題ない。

次は宴会場に移動する。
どうやら7時30分に舞妓が来るようだ。
一番前に陣取り、舞妓の到着を待つ。
何か良い情報が得られるかもしれない。

乾杯をした後、ちびちびとビールを飲む。
飲んだ量はごく少量。
ほんのわずか。

酒は飲んでも飲まれるな。

はい。

舞妓が到着する。
黒い着物に菊の髪飾り。

なんだか。
もっとピンクとかグリーンの着物なら良かったのに、
個人の感想だ。

一番前に座っているため、
頭の先からつま先まで
すべてをじっくりと見ることが出来た。

色々と聞きたいことはあったが、
聞けずに終わった。

もっとも聞いていたとしても、
さらりとかわされてしまうような、
どうでもよい質問ばかりであるが。
今になって思うと、
聞かなくてよかったとほっとしている。



事件は宴会場で起こっていた。

・・・2。

2009-11-06 00:19:38 | 倶楽部
列車には夢がある。
線路は同じであったとしても
まったく同じ景色を見ることはない。

寸又峡のアプトシティ鉄道にも何回か乗っている。
SLにも何回か乗った。
忘れたいこともたくさんある。

青春18切符で津軽海峡まで行った事もある。
一人旅は大好きである。
誰に気を使うこともなく、降りたいところで降りて
泊まりたいところに泊まる。
しばらくはできないが、
時間が取れたら2泊3日くらいで行きたいと思っている。


今回はトロッコ列車に乗った。
嵯峨嵐山駅から亀岡市まで約20分の旅。
二つ目の駅に停車するかと思いきや、
通過する。
「なに。」と思ったが、
しばらくして停車。
そこはトンネル。
漆黒。暗黒。事件のにおいがする。
電灯が怪しくひかり、
乗客の不安をあおる。
突然一人の乗客が席を立ち、
トイレに行こうとする。
とっさに手を差し出し、
「今は静かに座っていたほうが良い」と話をする。
その乗客は納得してくれたようで
同行者の手を握りしめ不安を吹き飛ばそうとしていた。

後方では中年の男性と女性が笑っている。
「あの狸、○○さんみたいですよ。」と
本気なのか、冗談なのか分からないことを言っている。

ある乗客はどうしても進行方向左側に座りたいようで、
「これからお客様が乗ってきませんので、ご自由にお座りください。」
という車内アナウンスが流れた途端、
左側に座っていた。

無事に駅に到着すると
バスが遅れているという連絡。
途中、大事故にあいそうになったということで
予定より30分ほど遅れるようである。

暇な時間、駅の近くにある売店に立ち寄った。
こんな店がなぜ経営できているのかと
不思議に思った。
ひとりの乗客が店の中で
両手を広げてはしゃいでいる。
何かを感じているようであるが、何かは分からない。
人にはわからない。自分しか分からないことって
たくさんある。

ある乗客は猫のおもちゃを弄くりまわしていた。
動物が好きなようである。




これまでのところには
手がかりはない。
事件解決の糸口すら見つからないまま、
ホテルに向かった。


・・・1。

2009-11-03 15:03:04 | 倶楽部
今回も大鉄観光課の協力があった。

まずは
ベテランバスガイド刑事。
何年、いや何十年にもわたりバスガイドをやりながら
観光客の観察を続けている。
やや話に切れがなくなってきているものの、
随所にベテランぶりを発揮する。
私を動物にたとえると何?と観光客に問う。
観光客は「うさぎ」「かば」「わに」など知っている動物をいう。
「うさぎ」といった観光客には満面の笑みを、
「かば」だの「わに」と言った観光客には愛想笑いを振りまいていた。

次に
添乗員刑事。
まだまだ若いが、時計はメーカーものを利用し、
髪もギンギンである。
「今日と明日は京都に行きます。」など
冗談もさえわたっている。
日本全国、世界各地を案内しながら
FBI(何の省略でしょう)さながらの操作を展開している。

そして
運転手刑事。
安全運転を常に心がけてはいる。
犯人確保のためであっても
道路交通法は遵守している。

この三人とともに、
京都に向かう。

まず向かったのは「おばんざいバイキング」
京都の家庭料理を残さずに食べましょうというもの。
美味しかった。

バイキングについて一言。
好きなバイキングと嫌いなバイキングの基準。
皿を好きなだけ使えるかどうか。
何故か。
色々のせると見た目が悪くなり、
おいしく食べようとする気がなくなる。
この気持ちを分かってもらえるのは
おそらく数人だけであると思う。
ひとつのお皿にひとつの料理。
これが基本である。
だから本当は・・・
宴会の席などで
サラダを食べた小皿に
次の料理を乗せなければいけないのは
やや苦痛である。
結婚披露宴のときのように
ひとつ食べたらお皿を交換して欲しい。
だからビールばかり飲んでいる。

そうそう。
結婚披露宴といえば
めでたい話も聞くことが出来た。
まだ秘密かもしれない。
秘密だったら申し訳ないが、
まぁめでたいことだから
良いだろう。
いいのかな?

さて次は嵐山。
楽しかった。
コロッケおいちかった。
天竜寺の庭園も散策した。
人力車にも乗りたかったが、
片道3000円といわれ、断念した。
明日の船を思いっきりエンジョイしようと心に決めた。
きっと楽しいことがアル。

トロッコ列車に乗る前、熱帯地方に行った。
あまりにのどが渇いたので
「こおり」を食べた。
同行者に対して、英語では分からないだろうから
一生懸命日本語で「こおり」といっているのに
まったく分かってもらえず残念だった。
隅にすずめばちの巣が飾られていた。
そういえば、
最近根洗作業所の玄関に黄色スズメバチが飛んでいる。
お越しの際には十分お気をつけください。

では、また後で。


事件はどこにいったのか。

旅立ちの朝

2009-11-01 01:02:12 | 倶楽部
京都に行くのはこれで何回目だろう。

昔から京都は好きだった。

碁盤の目のような直角に交わっている道路が特に好きだ。

平安京の道をあんなふうにしたのはおそらく前世の私である。

バスに揺られながらそんなことを考えていた。









今日は飲みすぎているので書けません。