八ヶ岳オーレン小屋日誌

八ヶ岳オーレン小屋の小屋番日誌です。
山での感動をお届けします。

日差し

2009年04月29日 12時39分16秒 | Weblog
久々に硫黄が雲間から現れたと思ったら、真っ白。雪化粧と言うものはこう言う事かと、しみじみ感じました。
アーベンロートとか言うのかな?たぶん、確か、だったような…。 淡く夕日を反射してやや朱に染まっています。
昨日の最低気温は-12℃ほど、風が無いのでそれほど寒く感じませんでした。結局、日中も気温はプラスに転じる事はなかったけれど、日向にいると暖かく、この時期の日差しを感じる事ができます。
今朝の最低気温は-10℃ぐらいで今現在は ようやく4℃。小屋の周りの雪もさすがに腐ってきています。

新雪

2009年04月28日 10時34分03秒 | Weblog
雪が降ったあとの楽しみと言えばコレ。警戒心が強く気配を消している獣達もコレばかりは消せません。
どこから来て、どこに行ったのか?ここで何をしてたのか?イロイロ考えると楽しい。 ただ、この時期の新雪なんて日が出てしまえば、はかないものですぐ消えてしまう、足跡もそう。あのケモノはどこに行ったのか…。

逆戻り

2009年04月27日 09時46分21秒 | Weblog
と、言うわけで25日に小屋の営業を開始したのだけれど、お天気だけはめでたくなかったようで…。
風は強いし雪は積もるし。積もった雪は夕方にはあらかた解けてしまったのだけれども、日が開けても風は依然として強く、寒い二日間でした。温度計を見てみると最低気温-5℃と、思ったより高いのですが、いかんせん強い風がかなり体感気温を下げていたようです。
そんな、こんなんで今年もよろしくお願いします。
今朝の天気は曇り風は穏やか。冷えているので雪もだいぶしまっています。登山道の雪が変な残り方(やせ尾根みたいに)をしているのでストックがあると歩きやすいと思います。

小屋番

2009年04月25日 06時53分42秒 | Weblog
外仕事から戻ると、可愛らしい雪だるまが四つ。なんか癒されました。
「今年もシーズンがはじまるねぇ~」
「どんなお客さんが来るか楽しみだねぇ」
「うちらも頑張らなくちゃ」
「そうだねぇ」
「皆さん事故の無い楽しい登山をしてくださいね」
そんな会話を彼らがしている気がしてほのぼのとしてしまいました。
ちなみにあとで、製作者の新人スタッフのF嬢に聞いたら、大きいのが親爺さんらしいです。妄想と現実はちょっと違うようで……かしこ。
今朝は雪です

テスト

2009年04月23日 14時50分27秒 | Weblog
皆様、ご無沙汰しております。いよいよ、小屋開けのシーズンとなりました。本年度もよろしくお願いします。営業は今月25日からとなっておりますが、テストを兼ねながら小屋からの便りをひとつ。
雪の状況は少なめ、日が出ると早い時間から雪が腐り始めます。 この花が小屋の周りで咲き始めているので、なんとなく雪の解け具合が想像できる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

赤岩ルート開け

2009年04月21日 22時43分57秒 | Weblog
本日、天気 曇りのち雨 稜線:強風

小屋開け初日。
雪は、想像以上に融けていました。
登山口の桜平はほとんどありません。
また雪融け後の道路の荒れも無いのでタクシーも入山できます。

桜平~夏沢鉱泉間は、雪が融けて、緩やかな登りは凍っているので注意してください。アイゼンがあると便利かも。

夏沢鉱泉~オーレン小屋までは、暖かい気温が続いたせいか、早い段階で雪が腐っているのでもぐります。スパッツも装着して来てください。

午後に赤岩の頭まで行った感じだと、登りルートではオススメできません。
まあ、下りもそうですが・・・。
赤岩直下の直登で雪がやっとしまってる感じでした。
ただ、今日の往復と雨でどれだけ雪が沈んでいるかはわかりません。
緩やかな勾配で50cm位積雪があるところはスノーシューが欲しいかな。
アイゼンは微妙。
例年でいうと、人が歩かないゴールデンウィーク後半って感じです。
なので、オーレン小屋~硫黄岳は夏沢峠からの往復ルートが良いです。

硫黄岳山頂は、日陰部分以外は地面が出ています。
日陰の吹きだまりにまだあります。
夏沢峠~硫黄岳は、一部雪が残って凍っている箇所があるので、
アイゼンは必要です。6本爪アイゼン、ピッケルまたはストック。

天気が良ければ日差しが強いと思いますので日焼け止めやサングラスが
あると便利です。

明日は、早朝、ヘリ荷揚げがあります。
午後、夏沢峠、箕冠山にルート開けと冬期注意の看板外しに出かけます。

オーレンスタッフより