1月25日(土) 上峰町民センターにて、「ネット時代に生きる子どもの親として、『知らな かった・・・』ではすまされないこと」をテーマに各単Pにも呼びかけられ開催されました。
簡単に内容を紹介します。
演劇、対談、シンポジウムという進行で、
NPO法人ITサポートさが等による
(1)学校裏サイト・・・書き込みによって友達が不登校になった事例
(2)チェーンメール・・・親切心が迷惑メールだった事例
(3)ファンサイト・・・タレントのサイトに無料とあったからクリックしたら高額の請求がきた事例
(4)著作権・・・夏休みの読書感想文で参考にしようと検索したがそのまま自分が書いたように提出したら入選し、取材まできた事例
の寸劇があり、
どれも一瞬の過ちが人生を狂わすことを考えさせられる(被害者にも加害者にも)演劇でした。
対談として、「ソーシャルメディアの光と影」というテーマで、(株)ローカルメディアラボの方と佐賀県警察本部サイバー犯罪対策室の方との対談でした。 ソーシャルメディアとは、誰もが情報発信できる双方向型コミュニケーションで、ユーザー同士がつながりやすい仕掛けであり、「個人」が基本になるもので、自己責任が大原則のものです。その中で、GREE、モバゲー、アメーバーピグなどのソーシャルゲームの中には、ユーザーが本人のキャラクターを作り、他のユーザーは見た目のキャラクターとコミュニケーションします。しかし、見た目でイメージが出来上がってしまうのが危ういところです。本当は相手が誰なのかわからない(女子高生の格好をした本当は中年の男性など)ので、悪用され、事件に巻き込まれるケースが多々あるということでした。また、ゲームの中には、アイテムがないとクリアできないもの、アイテムを取るために課金されるもの、ストーリーがエンドレスのもの、ゲームの中に非公式の掲示板があるものなど様々です。
情報発信・つぶやきといわれるソーシャルネットワーク(SNS)は、Twitter、facebook、mixiなど共通の趣味や話題で人々が集うことができるウェブサービスで、いつも会えない人と交流したり、趣味の話題、悩みをシェア、アドバイスしたり、人の絆、コミュニケーションで社会をよくしていこうとする便利なものです。しかし、中傷やネットいじめが起こり、遺書を書いて自殺する事件が起こっているとのことでした。安易な情報発信やつぶやきが自分や他人を傷つけるケースがあるので情報発信においては十分注意しなければならないものです。実名や顔写真を登録するので安心感があり、友達だけに公開するからプライベートを公開している人もいます。しかし、友達の友達は大丈夫なのでしょうか!?ネットでの出会いの危険性やLINE、comm、カカオトークなど無料通話アプリが急速に広がり、特にLINEはTwitter、facebookを凌ぐスピードでユーザーが急増している。コミュニケーションを超えた可能性を持ち、緊急性(安心安全情報)を通知(例えば北朝鮮のミサイル発射時の官邸からの通知)など広がりを見せている。しかし、「つながり依存」の危険性(いつまでたっても終わらない)にも注意が必要ということでした。
情報発信(メール・書き込み)で注意することとして、
(1)自分勝手な思いや感情で発信・転送しない(ネット上は公共の場所:テレビと同じ)
(2)発信した情報に責任をもつ(自己責任、保護者の責任、発信ボタンを押す前にもう一度考える)
ネットの特性として、
(1)ネットは匿名ではないし、公共の場では自己責任が原則である。
(2)便利なものほど危険はいっぱいで、子どもも大人も被害者だけでなく加害者になるという認識を持つこと。
(3)道具としての特性(ネットの特性)を踏まえた情報モラルが必要である。
(4)道具を正しく使うためには「人間づくり」が基本になる。
ということでした。
最後に、「新しいメディアの問題と情報モラル教育のあり方」というテーマでPTA連合会、中学校生徒指導連盟会長(校長)、県警察本部サイバー犯罪対策室の三者(保護者、学校、警察)によるシンポジウムのまとめが次の表です。
今日、携帯電話、パソコン、ゲーム機、テレビ、スマホなどネットワークに繋がる機器はどの家庭にもあるといって過言でないと思います。子どもたちがこれらを利用するのは避けられない時代になってきました。使うようになってからでは遅い、本当に知らなかったでは済まされないなということを改めて感じさせられました。
学校でも「情報モラル」についての研修会をぜひ持ちたいと思います。
(平成24年度佐賀県情報モラルシンポジウムより)
簡単に内容を紹介します。
演劇、対談、シンポジウムという進行で、
NPO法人ITサポートさが等による
(1)学校裏サイト・・・書き込みによって友達が不登校になった事例
(2)チェーンメール・・・親切心が迷惑メールだった事例
(3)ファンサイト・・・タレントのサイトに無料とあったからクリックしたら高額の請求がきた事例
(4)著作権・・・夏休みの読書感想文で参考にしようと検索したがそのまま自分が書いたように提出したら入選し、取材まできた事例
の寸劇があり、
どれも一瞬の過ちが人生を狂わすことを考えさせられる(被害者にも加害者にも)演劇でした。
対談として、「ソーシャルメディアの光と影」というテーマで、(株)ローカルメディアラボの方と佐賀県警察本部サイバー犯罪対策室の方との対談でした。 ソーシャルメディアとは、誰もが情報発信できる双方向型コミュニケーションで、ユーザー同士がつながりやすい仕掛けであり、「個人」が基本になるもので、自己責任が大原則のものです。その中で、GREE、モバゲー、アメーバーピグなどのソーシャルゲームの中には、ユーザーが本人のキャラクターを作り、他のユーザーは見た目のキャラクターとコミュニケーションします。しかし、見た目でイメージが出来上がってしまうのが危ういところです。本当は相手が誰なのかわからない(女子高生の格好をした本当は中年の男性など)ので、悪用され、事件に巻き込まれるケースが多々あるということでした。また、ゲームの中には、アイテムがないとクリアできないもの、アイテムを取るために課金されるもの、ストーリーがエンドレスのもの、ゲームの中に非公式の掲示板があるものなど様々です。
情報発信・つぶやきといわれるソーシャルネットワーク(SNS)は、Twitter、facebook、mixiなど共通の趣味や話題で人々が集うことができるウェブサービスで、いつも会えない人と交流したり、趣味の話題、悩みをシェア、アドバイスしたり、人の絆、コミュニケーションで社会をよくしていこうとする便利なものです。しかし、中傷やネットいじめが起こり、遺書を書いて自殺する事件が起こっているとのことでした。安易な情報発信やつぶやきが自分や他人を傷つけるケースがあるので情報発信においては十分注意しなければならないものです。実名や顔写真を登録するので安心感があり、友達だけに公開するからプライベートを公開している人もいます。しかし、友達の友達は大丈夫なのでしょうか!?ネットでの出会いの危険性やLINE、comm、カカオトークなど無料通話アプリが急速に広がり、特にLINEはTwitter、facebookを凌ぐスピードでユーザーが急増している。コミュニケーションを超えた可能性を持ち、緊急性(安心安全情報)を通知(例えば北朝鮮のミサイル発射時の官邸からの通知)など広がりを見せている。しかし、「つながり依存」の危険性(いつまでたっても終わらない)にも注意が必要ということでした。
情報発信(メール・書き込み)で注意することとして、
(1)自分勝手な思いや感情で発信・転送しない(ネット上は公共の場所:テレビと同じ)
(2)発信した情報に責任をもつ(自己責任、保護者の責任、発信ボタンを押す前にもう一度考える)
ネットの特性として、
(1)ネットは匿名ではないし、公共の場では自己責任が原則である。
(2)便利なものほど危険はいっぱいで、子どもも大人も被害者だけでなく加害者になるという認識を持つこと。
(3)道具としての特性(ネットの特性)を踏まえた情報モラルが必要である。
(4)道具を正しく使うためには「人間づくり」が基本になる。
ということでした。
最後に、「新しいメディアの問題と情報モラル教育のあり方」というテーマでPTA連合会、中学校生徒指導連盟会長(校長)、県警察本部サイバー犯罪対策室の三者(保護者、学校、警察)によるシンポジウムのまとめが次の表です。
繰り返し勉強するのみ 学校と家庭の同調 |
発達段階に応じた情報教育 メディアリテラシーと情報モラル |
子どもは加害者にもなるという認識 | |
いいことも悪いことも使って覚える | 保護者の情報モラルハンドブック作成 (近日発行) |
インターネット安全教室 ~ネットの安全な使い方~ |
最大の敵は「無知」 危険を遠ざけるより、危険に対応する力 最新の情報収集 |
インターネットの特性理解 規範・人権・道徳・生活習慣の育成 先生と保護者の連携協力 |
フィルタリングは保護者の義務 インターネットは両刃の剣 |
今日、携帯電話、パソコン、ゲーム機、テレビ、スマホなどネットワークに繋がる機器はどの家庭にもあるといって過言でないと思います。子どもたちがこれらを利用するのは避けられない時代になってきました。使うようになってからでは遅い、本当に知らなかったでは済まされないなということを改めて感じさせられました。
学校でも「情報モラル」についての研修会をぜひ持ちたいと思います。
(平成24年度佐賀県情報モラルシンポジウムより)
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