映画なんて大嫌い!

 ~映画に憑依された狂人による、只々、空虚な拙文です…。 ストーリーなんて糞っ喰らえ!

曖昧な映画体験 (その13)

2009年01月24日 | 僕の映画史
     ■『戦場のメリークリスマス』 (1983年/日=英) 大島渚 監督

 そろそろ二学期も終わろうかという、だらだらとした高校生活の2年目。まだ、ビデオレンタルが1本1,500円だった時代の、とある土曜日の放課後に、校内の視聴覚室を占拠して、急遽、ビデオ上映会を行った事がありました。親戚がレンタルビデオ店を営んでいるというスズキ君を口説き落とし、何とか1,000円にまで負けさせて、登校ついでに借りて来て貰ったものでした。当時は、レンタル会員になるのも有料でしたから、こういう同級生が一人いると大変に都合が良かったものです。とは言え、学校へは事前に許可を取っていなかったもので、当日になって先生を頷かせるのは、いささか難儀しました。先生の男心からは、エッチな疑念が最後まで拭い切れなかったようで…。それでも、朝から粘り強く休み時間の度に説得を重ね、どうにか1回限りの例外的許可を頂き、並行して募った参加者からも100円ずつ徴収したものですから、僕もみんなも、めでたくWin-Winでした。その時、選んだ作品が『戦場のメリークリスマス』だった事は、どうやら幸いしたようです。仮に、『カリフォルニア・ドールス』だったら、どうなっていた事やら…。上映会は大盛況でしたが、それ以降、許可が下りる事はありませんでした。

     ■『カリフォルニア・ドールス』 (1981年/米) ロバート・アルドリッチ監督

 思い掛けず懐が暖まったあの日の帰り道、行き付けのタバコ屋さんでハイライトを1カートン買って帰った事は、無論、ここだけの話です…。


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