映画なんて大嫌い!

 ~映画に憑依された狂人による、只々、空虚な拙文です…。 ストーリーなんて糞っ喰らえ!

ロバート・アルトマン 語録

2014年02月28日 | 映画の覚書
●キャスティング
― おそらくキャスティングが完了した時点で、創造的な作業の殆ど全ては、俳優たちの手に渡ってしまう。例えば、『ギャンブラー』(1971)のマッケーブ役に、ウォーレン・ビーティを使わず、無名の俳優を使っていたら、もっと情報を前面に出さなければならない。だけど、ウォーレン・ビーティが馬に跨って現れたら、その瞬間に、既に抱いている彼のイメージが浮かんで来る。それを使う。それもストーリーテリングの一部だ。


●虚構のドキュメント
― フレデリック・ワイズマンの遣っている事と、何ら違いは無い。私は、虚構の人物についてのドキュメンタリーを作ろうとしている。出来事を作り出して、それをドキュメントする。この方が、遥かにリアルだ。暴動だろうと、教会の火事だろうと、一杯のコーヒーだろうと、同じだ。出来事を作り出し、それから出来るだけ操作しないようにする。全部に意味を持たせたりはしない。 (『INNER VIEWS 映画作家は語る』デヴィッド・ブレスキン=著、柳下毅一郎=訳/大栄出版より)


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