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化け猫のひとりごと

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(ナイショにゃ)の旅①

2020-12-05 06:46:12 | 日記
世の中、コロナで皆さんかなり慎重に暮らしている。
特にお年寄りたちには身に迫る死の恐怖。
だから普段はおうちからほとんど出かけないばーちゃんが、今回ばかりは
(もう、これが最後かも)なんて悲壮な思いで、仲良しのお友達とのお出かけを決めたのにゃね。

夕べお泊りしたお友達を乗せて、朝、ゆっくりおうちを出たおかーさんのお車。
モチのロン^^にゃんもばーちゃんのお背なにピトって張り付いて、皆のお話を聴き耳立てていたにゃ。
ニュースでは『お年寄りは特におうちを出ないで静かにしていましょう。不急不要なお出かけは控えましょう』

ばーちゃんとお友達は、
「そう言われても、一年以上会えなかったんだもん、もうこの先いつ会えるかわからないし、命の保証もないからから、私たちにとっては『急・要』で~~~す^^」
「それに、ひと月も前に予約していたから、今更こんなこと言われても困っちゃう。せめてもの用心で、電車をやめておかーさんに送ってもらうんだから勘弁してよ」

そんなこと言いながら、もう一人のお友達をお迎えにおかーさんはナビの指示に従って慎重に運転。

水曜日のお昼前、普段ならお車は渋滞で走りにくいであろう一般道を、ゆっくりとことこ進んでいったのに、ナビくんはどんどん細道に案内。
そのうえ、その細道は、渋滞こそしてないけど、すれ違うのも大変な商店街を、バスが走っている。
「なんで~~?こんな細道バスがとおるの~~?。」

おかーさんの悲鳴に近い嘆きをよそに、ナビメのくねくねわけわからんの案内をよそに
「目的地に到着。ここで終了します」だって><
お約束の時間にピッタリなのに、ほんとうにここでいいの?。

さて、お友達のお家はどこ?。
ナビの最後の指示は曲がった道の先。
なのに角には、大きなごみやさんの車がいて曲がれない。
路駐して、おかーさんが降りて探しに行こうとしたとき、やっと収集車の陰にお友達の姿発見@@。

ばーちゃんも降りてお友達のお荷物運びを手伝って、ほぼ予定通りに、さあ、最終目的地に向かってGO!

平日のお昼少し前の道にしては、ともかく空いていて、今度はくねくね道を通らずに素直に広い一般道へ出られた。
後部座席のお二人さんは、エチケットを守り、マスクをしたまま口角泡を飛ばす勢いで懐かしい話の連発!。
!たまたまそこが懐かしの卒業校のすぐそばの道だったので、おかーさんにお願いして
「止まらなくってもいいから、そばの道をゆっくり走ってみて!」

(にゃん、得意の瞬間移動で学校のお庭に入ると、ゆっくり飛びながら偵察^^。うちの近くの小学校の30倍くらい広い校庭に、でっかい三階建の立派な校舎。
授業中なのか静まり返った学校は並木や木立に囲まれて、ゆったり静かでうらやましい環境の学校にゃね^^)

通学に使った道は様変わりしていて、見覚えのあるものがほとんどないんだって。
夕べお泊りした人の実家がすぐそばだったので詳しく解説してくれて、徐々に昔の記憶がよみがえってくる。
それでも、めちゃくちゃ馬鹿でかかった学校は、半分国の施設に召し上げられ、残された半分も都の公園になっていて、校門の位置も変わりなかなか想い出に結び付かないんだって。

懐かしい銀杏並木は、都の公園のわきに残されていて、今を盛りの黄色い葉っぱは、『学生歌』に歌われた♪『金のいちょ~~は、叡智の光♪』の歌詞の通りピカピカの黄金色^^
「止まらなくっていいの?」「まあ、見られただけで大満足。つぎ、いこ~~」
ばーちゃん三人は意気軒昂^^
多くの人が歩いたであろう通学路を徐行しながら大きな国道に出ると、あとはナビさんもすんなりまっすぐ誘導。

高速道路に乗れば、あとは降りる指示があるまであんまり気にすることもない。
後ろ二人と前一人の三ババは、またもや口角泡を飛ばしての大激論^^
ぎゃははワハハの連続で時のたつのも忘れて、ばーちゃんたちの話に気を取られていたにゃんも、気が付いたらもう一般道路に降りて走っていたにゃ。

続く





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